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夏に気になること

夏場のおにぎりは腐る?痛まない方法と食中毒防止の家庭での対策は?

投稿日:2017年4月19日 更新日:

お弁当の定番といったらおにぎりですけど、夏場はおにぎりに限らず、暑さで痛まないか、腐って食中毒になってしまうのではないかと心配ですよね。

そこでここでは、夏場のお弁当に入れるおにぎりを握る時の注意点と、おにぎりに入れても安心な痛みにくい具材、家庭で注意するべき食中毒対策を紹介します。

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夏場のおにぎりは腐る危険大!お弁当にも注意!

お弁当などで食中毒になった経験がないと、「夏だからって神経質にならなくても大丈夫なんじゃないの? そんな短時間で腐ることもないでしょう?」と油断してしまうかもしれません。

でも、おにぎりでも、ちょっとしたことで痛んで食中毒を招いてしまうので、家庭でもしっかり対策することが必要なんですよ。

 

実際に、おにぎりでこんなことがありました。

避難所の食中毒、おにぎりが原因 熊本、34人症状訴え

2016年5月9日13時57分

 

熊本市中央区の避難所で今月6日に避難者らが嘔吐(おうと)や下痢の症状を相次いで訴えていた問題で、市保健所は9日、避難所で配られたおかかおにぎりによる集団食中毒と断定したと発表した。有症者の便や残ったおにぎりから、食中毒を引き起こす黄色ブドウ球菌が検出されたという。

保健所によると、おにぎりは、区内の居酒屋の男性従業員が6日朝、店内で握り、ボランティアで避難所に持ってきた。発泡スチロールの容器内で温かいまま保存していたため、何らかの原因で混入した黄色ブドウ球菌が増殖したと保健所はみている。

避難者ら43人が食べ、うち6~84歳の男女計34人が症状を訴え、21人が一時入院した。全員快方に向かっているという。

引用元:朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/articles/ASJ593WBNJ59TIPE00V.html

 

おにぎりを避難所に差し入れた人は善意でやってくれたんですから、とやかく言いたくはないです。

でも、その日の朝に握ったおにぎりを食べても、黄色ブドウ球菌で食中毒になってしまうんですね。

 

ちなみに、食中毒の原因になる菌には、黄色ブドウ球菌の他にもいろいろとあります。

 

黄色ブドウ球菌

人の皮膚にも普通に生息している細菌です。

料理をする人の手や指に傷や湿疹があって、そこが化膿していると、食品に黄色ブドウ球菌を移してしまう場合があります。

症状は、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛です。

 

サルモネラ菌

牛、豚、鶏の肉や、卵が感染経路になることが多い菌です。

生食や、不十分な加熱が感染の主な原因になります。

症状は、吐き気、発熱、腹痛、下痢など。

 

カンピロバクター

家畜やペットの排泄物によって汚染された食材や水から感染します。

症状は、腹痛、下痢、発熱、血便などです。

 

腸管出血性大腸菌

O-157は知っている方も多いのではないでしょうか。

O-157も腸管出血性大腸菌の一種です。

この菌に汚染された食べ物や飲み物、あるいは、感染した人の排泄物の中の大腸菌が直接・間接的に口から入ることで感染します。

症状は、腸炎、溶血性尿毒症症候群です。

 

腸炎ビブリオ

魚介類などに付く菌です。

生食の刺し身や貝から感染します。

こうした食材を調理するのに使った包丁やまな板を介して、他の食品にこの菌が移ってしまう恐れもあります。

症状は、腹痛、下痢です。

 

 

先程の記事で注目して欲しいところは、次の2点です。

「発泡スチロールの容器内で温かいまま保存していた」

「何らかの原因で混入した黄色ブドウ球菌が増殖した」

 

お弁当のおにぎりを作る際には、握る際に食中毒の原因になる黄色ブドウ球菌などの菌が付いてしまうことを予防すること、そして、菌が繁殖しないように、おにぎりの保存方法に注意すること、この2つが重要な対策ポイントになります。

 

夏にお弁当のおにぎりが痛まないようにするには?

では、それぞれの対策について紹介していきます。

まず、黄色ブドウ球菌などの菌がつかないようにおむすびを握って痛まないようにする方法です。

 

何より重要なのは、素手でおにぎりを握らないこと! これがとっても重要です!

 

特に、手に傷がある場合は危険なので気をつけてくださいね。

傷があると、そこに黄色ブドウ球菌が入り込んでしまうんです。

 

おにぎりを作る際には、ラップで握るか、ビニールの手袋を使うか、おにぎりを作るための便利グッズを利用しましょう。

ビニール手袋や便利グッズは、ダイソーやセリアのような、100円ショップでも売っていますよ。

100均では、ビニールの手袋は、ポリエチレン(PE)手袋として売っています。

でも、ラップを使うのが一番簡単でお手軽なのではないでしょうか。

 

ラップなどを使い、素手でおむすびを握らないようにするにしても、手洗いはもちろん重要です。

食中毒の原因になる黄色ブドウ球菌などは、経口感染のほか、接触感染も感染経路になります。

ですから、汚い手でお弁当を作ったりすると、その手から黄色ブドウ球菌が料理や容器に付着し、毒素が広がって食中毒を引き起こしてしまう恐れがあるのです。

 

手を洗う際には、できればアルコールやハンドソープを利用して、手を消毒しましょう。

指の間、手の甲、手のひら、手首、指の一本一本をしっかり洗います。

親指も忘れないように気をつけてくださいね。

 

アルコールでかぶれてしまう体質の人は、無理してアルコールで手を消毒する必要はありません。

アルコールでかぶれができてしまうと、黄色ブドウ球菌が入り込む傷が皮膚にできてしまうので、かえって逆効果です。

そのような方は、弱酸性の洗浄剤を使うか、お湯でしっかり洗うようにしてください。

 

おにぎりに使うお米にも注意が必要です。

使うお米は前の日に炊いたものではなく、当日炊いたものを使うようにしましょう。

 

炊くときにも、お酢や、すりつぶした梅干しを入れると菌が繁殖しにくくできますよ。

入れる量は、お酢だったら、お米2合に対して大さじ1杯ほど、梅干しなら、1~2個です。

 

混ぜご飯や炊き込みご飯は傷みやすいので、特に夏場のお弁当に使うのは避けたほうがいいですね。

 

ラップでおにぎりを握った後、あたたかいおにぎりをそのままくるんでおくと、中に水滴がついてしまい、痛みの原因になります。

むらさないようにして冷ましましょう。

握った時のラップに包んだまま、お弁当として持っていくというのもダメですからね。

 

水気が雑菌を繁殖させるので、おにぎりのラップ内の水滴だけではなく、お弁当に入れる汁気のあるオカズにも気をつけてください。

入れる場合は、しっかりと水気を切ってくださいね。

 

おにぎりを温かいままお弁当箱に入れるのはNGです。

最初に引用したニュースにもありましたよね。

「発泡スチロールの容器内で温かいまま保存していた」

 

食品というのは、人の体温ほどの温度までは、10℃上がるごとに腐敗速度が2倍になります。

(体温を越える高温になると、菌などの微生物は逆に増殖できなくなります)

ですから、温かいご飯で作ったおにぎりをそのままお弁当箱に入れるのは食中毒の危険を増してしまうのです。

夏場はただでさえお弁当箱の中が温かくなりやすく、中身が腐ることにもなりやすいですから、おにぎりは冷ましてからお弁当箱に入れましょう。

 

おにぎりに巻くのりや、中に入れる具材にも気をつける必要があります。

 

まず、海苔についてです。

海苔を巻いた状態でおにぎりを弁当箱に入れるのは、食中毒予防のためには、あまりいいとはいえません。

できれば、海苔は巻かないほうがいいですね。

海苔は、黄色ブドウ球菌などの菌を繁殖させてしまうのです。

どうしても海苔を使いたいなら、食べる直前に巻くようにしましょう。

 

次に、おにぎりの中に入れる具材です。

夏場は傷みやすいので、使うのは避けた方がいい物もありますから、気をつけてくださいね。

 

<避けた方がいい&気をつけないといけない具材>

 

・卵

特に、半熟の卵は危険です。

夏場は、卵を使わないほうがいいですね。

 

・マヨネーズ

マヨネーズにも卵が使われていますよね。

特に、ツナマヨやエビマヨは痛みやすいです。

 

・魚介類

おにぎりの具材だと、鮭、たらこ、明太子、しらすなどがありますが、これらも当然傷みやすいです。

鮭だったら塩鮭にして、たらこや明太子もしっかり火を通したものを使いましょう。

おにぎりが痛まないように、生のまま使うなんて絶対に避けてくださいね。

 

 

<痛みにくいオススメの具材>

 

・梅干し

梅干しに含まれるクエン酸と塩分には、食材が傷みにくくする効果があります。

ただし、おにぎりの真ん中に1つ入れただけでは効果がありません。

梅干しに触れているまわりにしか効き目がないのです。

梅干しを食中毒予防のためにおにぎりに入れるのでしたら、細かくしてごはんに混ぜ込むといいですよ。

 

・昆布

含まれている塩分が、おにぎりが腐るのを防止するのに効果を発揮します。

 

・大葉

大葉には防腐作用があるので、海苔の代わりにおにぎりに巻いても食中毒予防に効果があります。

 

・ゆかりなど

ゆかりなどの塩分の多いふりかけも、おにぎりを傷みにくくしてくれます。

混ぜご飯や炊き込みご飯、チャーハンをおにぎりにするのは、夏場のお弁当には不向きですから、代わりにゆかりなどを混ぜ込むのもいいでしょう。

 

 

次に、お弁当のおにぎりが痛まないようにする保存方法です。

おにぎりに限らないのですが、特に夏場は食べ物が痛みやすいので気をつけないといけませんね。

 

おにぎりを冷ましてからお弁当箱に入れたら、そのお弁当箱もできるだけ冷やしておきましょう。

保冷剤を一緒に入れたり、保冷バッグに入れるようにして、お弁当箱の中の温度が上がりすぎないようにします。

 

保冷剤がなくても、凍らせたペッドボトルで代用できますよ。

飲むためのドリンクを凍らせておいて、お昼ごろにちょうど溶けるようにすれば一石二鳥ですね。

 

お弁当の置き場所にも注意が必要です。

炎天下や車の中においておくと、お弁当が高温になり、短時間で腐敗が進んだり、食中毒菌が繁殖したりする恐れがあります。

なるべく涼しい場所に置いておきましょう。

会社などで、冷蔵庫があるのでしたら、可能ならそこに入れておくといいですね。


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食中毒予防のために家庭でできる対策は?

お弁当のおにぎりなどを作るときだけではなく、いつもの食事を作る際にも、食中毒には気をつけないといけません。

食べ物が傷みやすい夏場の暑い時期や梅雨時はもちろん、そうでない時期も、家庭ではしっかり対策することが必要ですね。

ここでは、お料理をするキッチンで注意するべきポイントについて紹介します。

 

ご家庭のキッチンで食中毒の原因になる場所には、次の物があります。

対策はできているでしょうか?

 

・スポンジ

常に水分を含んでいる食器用のスポンジは、食中毒の原因にもなる菌の温床です。

食器を洗う際に食べ物が付着することによっても、そうした菌に栄養が供給されてしまうのです。

 

半月間使用した食器用スポンジに生息する菌の数は、なんとトイレの便座にいる菌の20万倍!

ですから、食器用のスポンジは、月に2回以上は交換するようにしましょう。

 

使った後のスポンジは、食べかすなどが残らないようによくすすぎ、しっかり乾かすことも重要です。

 

・まな板と包丁

まな板に関しては、菌が付きやすいことを知っていて、気をつけている人も多いと思います。

菌の付いたまな板の上で調理をすると、まな板にいる菌が食材に付着し、それが食中毒の原因にもなるのです。

 

また、生食用の食材と加熱用の食材を同じまな板の面で調理したり、同じ包丁で切ったりすることも、菌の移動の原因になります。

肉や魚と野菜は、まな板や包丁を使い分けるようにしましょう。

 

いくつもまな板や包丁を用意するのが難しいのでしたら、最初に野菜などの加熱しない食材を切って、その後で肉や魚といった、加熱する食材を切るようにすることでも対策になりますよ。

 

使った後のまな板は、洗剤で洗うだけでは不十分です。

熱湯をかけたり、漂白剤で殺菌してから、しっかり乾燥させることが食中毒予防のためには大切です。

まな板の天日干しも効果的です。

 

・肉や魚、卵を触ったら手を洗いましょう

まな板や包丁を介して、菌が他の食材に移ってしまうのも気をつけないといけませんが、手を介して移ってしまう危険も見落としてはいけません。

肉や魚、卵を触ったら、石けんでしっかり手を洗って食中毒対策ましょう。

 

・ふきん

水洗いしているだけの台ふきんを、ずっと使っているお宅も多いのではないでしょうか?

使った後のふきんは、雑巾よりも細菌の数が多くて不潔なんですよ。

 

湿ったまま置いておいて、衣服のように毎日洗濯したり干したりなんてしませんから、ふきんは菌が繁殖しまくっています。

そんなふきんでテーブルや食器を拭いたりなんかしたら、食中毒の危険が一気に高まってしまいます。

 

食中毒対策のためには、ふきんは使わないで、キッチンペーパーとアルコールスプレーを使うのが望ましいです。

アルコールスプレーなら、除菌はもちろん、テーブルなどのベタつきもキレイに落とせますよ。

 

・冷凍食品は電子レンジや冷蔵庫で解凍し、自然解凍はしないように

冷凍食品を室温で解凍していると、食中毒の原因になる菌が繁殖してしまうんです。

冷蔵庫や電子レンジで解凍しましょう。

 

 

まとめ

夏場の暑い時期ですと、お弁当のおにぎりも腐ることで食中毒の原因になる可能性があります。

おにぎりを作る時は素手で握らない、ご飯は前日に炊いたものを使わない、入れる具材などにも気をつける。家庭でも、キッチンの食中毒対策をしっかりする。

以上のことに気をつけ、おにぎりが痛まないようにして、元気に夏を乗り切りましょう!

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