普段は大安とか仏滅とかの六曜なんて特に気にしていなくても、車の納車の人なると、気になってしまうんですよね。
そのせいで車の事故にでも遭ったら嫌ですし。
仏滅の納車ってやっぱり縁起が悪いのでしょうか?
でも、どうしてもその日じゃないと都合が悪いってこともありますよね。
ここでは、次の情報について紹介しています。
・仏滅の納車は縁起が悪いの?
・仏滅でも午後なら吉なの?
・自分でできる車のお祓い方法がある?
車の納車が仏滅になるのはやっぱり縁起が悪い?
仏滅とか大安とかって、車の納車の日だけではなく、結婚式、入籍する日、宝くじを買う日など、特別に日になると気になってしまいますよね。
六曜って、他にも赤口とか先勝とかありますけど、それらが何なのかさえもよく知らないのに。(私の場合は、ですけど)
でも、仏滅の日は特別に縁起が悪いというのはよく聞きますから、事故に遭う可能性のある車に関係する日だと心配になってしまうものです。
仏が滅すると書いて「仏滅」ですからね。この字面からして不吉な考えが頭をよぎってしまいます。
そもそも仏滅って何?
仏滅というのは、昔は「虚亡」とか「空亡」と呼ばれていたそうです。
それが、全てが虚しくなる日、全てが無になる日ということで、「物滅」と呼ばれるようになります。
その「物」の字にいつしか「仏」の字が当てられるようになり、「仏滅」と言われるようになったのです。
そもそも、仏滅とか大安とかの六曜って、室町時代に中国から伝わった考え方で、仏教とは関係ないそうですよ。
ですから、仏様が亡くなった日から仏滅が来ているというわけではないんです。
古来より人々に信じられてきたわけではなかった?
だいだい、この六曜って、暦が旧暦から新暦に切り替わった明治になってから全国的に広まった考え方なんです。
明治政府は、大安とか仏滅とかの吉凶が書かれた暦は迷信であるとして禁止したのですが、それがかえって宣伝になってしまい、多くの人の注目を集めるようになったのだとか。
仏様(お釈迦様)が亡くなった日に由来するからでもなく、古くから多くの人に信じられてきた占い的なものでもなく、近代になってからカレンダー屋が書き込んで多くの人に知られるようになっただけの考え方だったんですね・・・。
どうでしょうか? それでも、仏滅の日の納車は縁起が悪いと信じますか?
明治のカレンダー屋に、いまだに踊らされてるだけですけど。
仏滅納車なら絶対に事故に遭うってわけじゃないけど
でも、車の納車の日が仏滅だと話すと、母親にやめなさいと言われたりするんですよね。
仏滅の納車なら絶対に事故に遭って、大安の日に納車してもらったら事故に遭わないなんてことは、もちろんないんですけどね。
実際、大安の日に納車して、その後お祓いまでしたのに、1週間後に後続車に突っ込まれたっていう人もいますし。
納車以外でも、大安に結婚したら絶対に離婚しないかというと、そんなことないですものね。
大安に宝くじを買っても、1等なんて全然当たらないですし。
そもそも、大安に納車したら、前日の仏滅に登録ってことになりますよね。
全世界には仏滅の日に納車した車があふれてるでしょうけど、それらの車が立て続けに事故に遭って、持ち主たちは不幸に見舞われているなんてことも絶対にないでしょう。
それに、仏滅は縁起が悪いと気にしだしたら、車の運転をすること自体、仏滅の日は避けたほうがいいんじゃないかって話になりませんか?
どうです? それでも仏滅の納車、気になりますか?
でも、やっぱり気になるっていう人も多いのではないでしょうか?
そういうのをないがしろにするのって、お守りを開けて中身を見ちゃうくらい、なんかおっかないことのように感じますね。
(この例え通じるでしょうか?)
では、仏滅の日の車の納車を避けられない場合、どうすれば安心できるのでしょうか?
次の章から、具体的な対策を見てみましょう。
仏滅の午後なら縁起は吉?
仏滅の日は、何をやってもよくないとされる、大凶日とされていますけど、実は縁起が悪いと言われているだけではないんです。
仏滅=物滅ということで、物が滅びて、そして新たに始まる日でもあるとされ、何か新たなことを始めるのにはいい日であるという説もあるんです。
この考え方だと、今までの自分を捨てて心機一転頑張ろうとするときには、むしろ仏滅がいいような気もしますね。
また、仏滅は、一般的には一日中が凶とされていますけど、午後なら吉という説もあるんです。
ですから、車の納車がどうしても仏滅の日になってしまうとしても、午後だったら大丈夫という考え方もできるんですね。
仏滅の納車でも午後なら大丈夫だと信じられるかどうかも、気持ち次第でしょう。
仏滅とか大安とかの六曜って、言ってしまえばただの迷信ですからね。
私としては、「物が滅びて、そして新たに始まる日」というのも、とてもいい解釈だと思います。
新しい車を午後に迎えて、新たな人生を歩んでいけそうな気がします。
それでもちょっと縁起が気になるようだったら、お祓いを受ければ万全でしょう。
神社やお寺で車のお祓いを受ける場合、かかる費用は、普通車1台なら大体5,000円くらいが相場です。
でも、お祓いって自分でもできるんですよ。
その方法を次の章で紹介しますね。
仏滅の納車がどうしても気になるなら自分でお祓いをしてみては?
神社に行って、5,000円くらいをのし袋に包んで、神社なら「初穂料」、お寺なら「祈祷料」と書いてお祓いしてもらうのもいいですけど、忙しかったりしてなかなか行けない場合もあるでしょう。
あるいは、お祓いにお金をかけたくないとか。
車のお祓いは自分でやる方法もありますから、それで「縁起が悪いんじゃないか・・・」という不安が晴れるのでしたら、ぜひやってみてください。
仏滅に納車された車のお祓い方法
用意するもの
・米
・清酒
・塩
いずれも、日本のお祓いに出てきそうなものですよね。
特に、塩とか清酒というのは、お清めとか、お正月とか、神棚へのお供え物でお馴染みです。
お祓いの方法
米、清酒、塩を無事故を祈りながらタイヤにかけていきましょう。
塩や清酒はホイールなどにかけると傷みそうですから、それらをかけるのはゴム部分だけにしたほうが良いでしょう。
お米でしたら、車内にもかけられますね。
少量ずつ、ハンドルやブレーキ、アクセル部分にかけてもいいでしょう。
どうでしょうか? 簡単ですけど、効果がありそうじゃないですか?
仏滅の納車でも、このお祓い方法で気持ちを切り替えて気分良く運転できそうです。
仏滅の納車だけではなく、軽い事故などを起こしたときの厄払いにやってもいいかなと、私は思いました。
まとめ
仏滅というのは、一日中が凶という考え方がある一方、午後からは縁起は吉という説もあります。
仏滅は、「物が滅びて、そして新たに始まる日」とも言われますから、どうしても仏滅の納車になってしまうなら、午後に車を迎えるようにしてはどうでしょうか。
米、清酒、塩を使った、自分でできるお祓い方法もありますので、どうしても仏滅の納車が気になるのでしたら、そうした方法で気持ちを切り替えてもいいでしょう。
どちらにしても、六曜をあまり気にしすぎることはないと思いますよ。
仏滅といっても、元々は「物滅」と書いていたもので、仏様とは全然関係ないですし。