昨今はごみの分別、資源ゴミの回収も複雑になって、これは燃えるゴミで出してもいいんだろうかと悩むケースも多くて困ってしまいますよね。
ペットボトルというのもその一つ。
ペットボトルは資源ゴミとしてリサイクルもされていますけど、燃えるゴミに入れて捨ててしまってもいいのでしょうか?
ここでは、そんな疑問とともに、ペットボトルの蓋や、ペットボトルに残っているキャップリングの分別についてまとめています。
ペットボトルは燃えるゴミで捨てていいの?
まず、ペットボトルは燃えるゴミに混ぜて捨ててもいいのかについてですが、これは自治体によって違うので一概には言えません。
ですが、汚れてしまっているペットボトルの場合はリサイクルできないので、燃えるゴミとして出してほしいというケースが多いようですね。
ゴミ出しのルールにそのように記載している自治体も結構ありますから、お住いの市町村ではどうなのか確認してみてください。
汚れと言っても、ペットボトル内に飲み物が付いている程度でしたら工場で洗浄されるので大丈夫です。
(家庭からペットボトルをリサイクルゴミとして出す場合は、水ですすいで平たく潰すなどルールがあるでしょうから、それを守りましょう)
でも、使用済みのペットボトルって、工作に使ったり、砂や土を入れてダンベルの代わりにしたり、お掃除アイテムとして使ったりなど、いろんな用途に使用したりもしますよね。
使い方によっては、すすいでも落ちない汚れが付いてしまっていることもあると思います。
そういう場合は、リサイクルゴミにはならないんですね。
汚れていないペットボトルを燃えるゴミと一緒に捨てるというのは、お住いの地域によっては回収してもらえないケースもありますから気をつけましょう。
その点についても、自治体のルールを確認してください。
ペットボトルを焼却炉に入れてしまっても大丈夫なんだろうかというのも気になりますけど、最近の焼却炉は高性能で、ダイオキシンを発生させることなく、ペットボトルも完全燃焼できるそうですよ。
むしろ、ペットボトルが燃料の代わりになって、水気を含んだ野菜くずなどが燃えやすくなるらしいです。
しかし、古い焼却炉ですと、ペットボトルを燃やすと不完全燃焼でダイオキシンが発生したり、炉を傷めたりするそうですから、自治体の決めたルールに従わないといけませんね。
ペットボトルの蓋は燃えるゴミ?
ペットボトルの分別というと、蓋の扱いも気になりますね。
ペットボトルのキャップは、付けたまま捨ててはいけません。
キャップはペットボトル本体とは別の素材でできているので、一緒にはリサイクルできないんです。
また、キャップが付いたままだとペットボトルのリサイクル作業に支障をきたすという理由もあります。
蓋は外してリサイクルに出しましょう。
ペットボトルに巻いてあるラベルも本体とは別の素材ですので、リサイクルに出す前にはがしてください。
ペットボトルの蓋の捨て方についても、自治体によって違いがあります。
燃えるゴミと一緒に出してくださいという所もあれば、ブラスチックのリサイクルゴミとして出してくださいという所もあります。
お住まいの市町村のルールを確認してください。
ペットボトルや蓋を燃えるゴミとして出せるのでしたら、蓋ごと一緒に燃えるゴミとして捨ててしまえますね。
ペットボトルの分別はキャップリングもしないといけないの?
ペットボトル本体には、蓋と同じ素材でできたキャップリング(口輪)が残っていますよね。
蓋は外してリサイクルに出さないといけないのなら、あのリングも外さないといけないのでしょうか?
あのキャプリングもキャップと同じ素材でできていますから、ペットボトル本体とは異なる素材です。
ですから、本来であれば外したほうがいいのですが、そこまでするのは大変ですよね。
リサイクルへの協力に支障をきたすことがないように、リングは外さなくてもいいということになっています。
あのリングは、リサイクル工場での作業で取り除いています。
ペットボトルを溶かすときに、リングは分離されるそうですよ。
(キャップは、ペットボトルを潰す作業に支障をきたすので、外して出さないといけません)
まとめ
ペットボトルを燃えるゴミに出してもいいのかは、自治体によって異なります。
でも、汚れてしまったペットボトルは燃えるゴミとして出してほしいという自治体が多いようですね。
お住まいの市町村のルールを確認してください。
蓋は、ペットボトル本体とは別の素材ですので、リサイクルに出す際は取り外しましょう。
外したキャップの処分方法も、燃えるゴミにという自治体もあれば、プラスチックのリサイクルゴミにという自治体もあります。
ペットボトルに残っているキャップリングは、取り外さずにそのままリサイクルに出しても大丈夫ですよ。