ポリグリップ、ポリデント、クッションコレクト、タフグリップとかの入れ歯安定剤を使っていると、安定剤が入れ歯にくっついてなかなか取れなかったり、口の中に残ってしまってネバネバしたりするんですよね。
そのような場合、どのようにすれば簡単に取れるんでしょうか?
ここでは、入れ歯安定剤を入れ歯から取り除く方法と、口の中に残る入れ歯安定剤の取り方を紹介します。
入れ歯安定剤の取り方 入れ歯から上手に外すには?
まずは、入れ歯に残ってしまった入れ歯安定剤の取り方についてです。
強力にくっついてしまうと、なかなか取れないんですよね。
それほどしつこくない粘着でしたら、市販の入れ歯安定剤なら水で流しながらブラシでこすれば取れるでしょうし、シート状の入れ歯安定剤ならそのままはがせるでしょう。
それでもダメなくらい取れないなら、入れ歯安定剤は熱に弱いですから、熱めのお湯で流しながらブラシでこする等するか、ドライヤーの熱風を当てるかしてみてください。
熱を加えることで、入れ歯安定剤が柔らかくなって取れやすくなりますよ。
入れ歯安定剤は、入れ歯全体に塗らなくても、ふちに近い部分に数箇所塗るだけでも安定することが多いです。
全体に塗ってしまうと、あとで落とすときにも大変ですから、塗る箇所と量をできるだけ少なくすることも試してみてください。
入れ歯安定剤が口の中に残る場合の取り除き方は?
次に、口の中に残る入れ歯安定剤の取り方についてです。
ウェットティッシュなどで口の中を拭いてベタベタを落とそうとすると、ヒリヒリしてしまったりしますよね。
そんな場合は、柔らかめの舌クリーナーを使ってみるといいですよ。
最初に口の中をすすいで湿らせてから、舌クリーナーで入れ歯安定剤が残った所をこすってみてください。
水溶性と書かれているポリグリップなどの入れ歯安定剤でしたら、濡らしてから舌クリーナーを使うことでよく取れます。
それ以外の方法でしたら、消毒用エタノールとガーゼを使う取り方もあります。
消毒用エタノールをガーゼに含ませてから、口の中を拭くだけです。
この方法でも、口の中に残る入れ歯安定剤を楽に取れますよ。
どちらの取り方を試す場合も、力を入れてこすり過ぎるとヒリヒリしてしまうので気をつけてくださいね。
入れ歯が合っていないから入れ歯安定剤が必要なのかも
入れ歯安定剤を使っているということは、入れ歯がいまいちしっくりいっていないのではないでしょうか?
そもそも、入れ歯というのは、入れ歯安定剤を使用することを前提に作られているものではありません。
ですから、入れ歯と入れ歯安定剤の相性というのも考慮されてはいないんですね。
歯医者さんも、入れ歯安定剤は使わないほうがいいと言っています。
入れ歯が合わなくて入れ歯安定剤が欠かせないのでしたら、歯医者さんに行って入れ歯を調整してもらったほうがいいですよ。
入れ歯の調整は、1回で済むとは限りません。
5回6回と、数回通わないといけない場合もあります。
入れ歯の調整って、再診料しか取れなくて嫌がる歯医者さんもいるようですけど、それでも気持ちよく直してくれる歯医者さんでしたら、入れ歯安定剤がなくても安定する入れ歯になります。
歯科医院に行くときには、入れ歯に残った入れ歯安定剤はしっかり取り除いてから行きましょう。
まとめ
入れ歯に残った入れ歯安定剤は、熱めのお湯で流しながらブラシでこする等するか、ドライヤーの熱風を当てるかして熱を加えることで取れやすくなりますよ。
口の中に残る入れ歯安定剤の取り方でしたら、口をすすいで湿らせてから柔らかめの舌クリーナーでこするか、消毒用エタノールを含ませたガーゼで拭き取るかすることでよく落ちます。
入れ歯安定剤が欠かせないということは、入れ歯が合っていないのかもしれません。
歯医者さんで適切に調整してもらえば、入れ歯安定剤がなくても安定するようになりますよ。