ちょっとしたメガネのレンズの汚れだったらメガネ拭きを使いますけど、汚れがひどかったり、メガネのフレームなどの汚れだったりする場合は水で洗いたいですよね。
でも、メガネを水で洗うときには、洗い方に注意が必要なんですよ。
ここでは、メガネを水洗いするときの洗い方のコツと、使うのは中性洗剤か、それともハンドソープでもいいのかについてまとめています。
メガネの洗い方 水を使ってレンズの汚れを落としたいなら注意が必要!
メガネのレンズについた皮脂汚れなどがひどい場合、メガネ拭きで拭いたら、メガネ拭きに脂がついて、次に拭いたときに余計にレンズが汚れてしまうんですよね。
フレームの耳や鼻に当たる部分を拭いてもそのようなことになりますから、フレームはメガネ拭きでは拭けませんし。
そんなときにはメガネを水で洗うということになりますね。
汚れがそんなにひどくなくても、水で流せばレンズに付いた砂などのチリが落ちます。
そういうチリが付いたままでレンズを拭くと傷が付きますから、レンズを水で洗うのって、汚れがひどくなくてもいいことなんですよ。
ただし、べっ甲のフレームは水洗いしてはいけませんから、その場合は専用のクリーナーを使うか、眼鏡屋さんでキレイにしてもらうかしてください。
メガネを水で洗う場合には、使う洗剤に注意が必要です。
使うのは中性洗剤? それともハンドソープとか石鹸?
レンズにはコーティングがしてある物もありますから、洗い方を間違えるとメガネが傷んでしまいます。
次の章から眼鏡の洗い方の注意点を紹介しますので、参考にしてください。
メガネの洗い方 使うのは中性洗剤!
眼鏡を水で洗うときには、台所で食器を洗うときに使う洗剤を使いましょう。
食器用洗剤は中性ですから、眼鏡のレンズを洗うのに向いているんですよ。
食器用の中性洗剤を使うときには、原液のままでは強すぎます。薄めたもので洗うようにしましょう。
私は、メガネのレンズに残った水に食器用洗剤を少し垂らして洗ってますけどね。
洗うときも拭くときも強くこすらないように!
洗うときには、強くこすらないようにしましょう。
メガネを洗った後は、中性洗剤が残らないようによくすすぎます。
そして、残った水気をよく拭き取ります。
拭くときも、強くこすらないように気をつけてくださいね。
できればセーム皮などのメガネ専用の布を使ったほうがいいんですけど、ティッシュやタオルを使う場合は、特にレンズ部分をこすらないようにします。
レンズはこすらずに軽く押さえるようにして水気を取り、その後でメガネ拭きで拭けばきれいになります。
フレームの、特にヒンジ(折りたたむ部分)は拭き残してしまうことが多い箇所です。
ネジなどの金属部分は、水が残ってしまうとサビの原因になりますから気をつけましょう。
中性洗剤で洗っても汚れが落ちないなら
中性洗剤で洗っても汚れが落ちないのなら、レンズのコーティングが寿命で傷んでいるのかもしれません。
メガネのレンズは2年ほどで寿命を迎えるんです。
レンズを光にかざしてみて、反射にムラがあったり、細かいクラック(ヒビ)が見える場合はメガネの買い替え時ですね。
紫外線カットのコーティングは、古くなると効果がなくなって紫外線を通してしまいますので、目のためにも新しい物に替えたほうがいいでしょう。
それでも使い続けたいなら、メガネ屋さんでクリーニングを頼むといいですよ。
お風呂でメガネを洗うのはNG!
メガネは熱に強くありませんから、お風呂に入ったときについでに洗うというのは好ましくありません。
そもそも、お風呂場には食器用洗剤は置いていないですよね。
お風呂ではボディソープや石鹸などを使うことになるでしょうけど、それはよくないんです。
詳しいことは、次の章で紹介しますね。
メガネの洗い方 ハンドソープはダメ!
メガネを水で洗うときには、食器用洗剤を使うべきというのは前の章で紹介したとおりです。
食器用洗剤は中性洗剤だからですね。
では、どうしてハンドソープや石鹸はダメかと言うと、それらはアルカリ性だからです。
アルカリ性のハンドソープなどでメガネを洗うと、レンズのコーティングが剥がれてしまいます。
レンズに付着する汚れというのは、ホコリや花粉の他、顔や手の皮脂、汗、女性でしたらお化粧だったりしますけど、それらの汚れは酸性です。
ですから、ハンドソープや石鹸といったアルカリ性の物を使うと、そうした酸性の汚れはよく落ちます。
でも、レンズのコーティングを保護するためには好ましくないんですね。
中性洗剤でしたら、コーティングは剥がれませんから、安心してメガネを洗えますよ。
まとめ
以上、メガネの洗い方を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今までハンドソープや石鹸を使ってメガネを洗ってしまっていた人、いませんか?
ハンドソープや石鹸はアルカリ性ですから、レンズのコーティングを守るために、これからは中性である食器用洗剤を使って水洗いするようにしてくださいね。
洗うときも拭くときも、強くこすらないようにすることにも注意しましょう。
ネジなどの金属部分の水気の拭き残しにも気をつけてください。