高カカオタイプのチョコレートは、多く含まれている『カカオポリフェノール』は健康にいいとテレビで紹介されたこともあって、今とても売れているみたいですね。
高カカオチョコレートというと、明治の『チョコレート効果』という商品などが有名ですが、高カカオチョコレートって、具体的にどんな健康効果があるんでしょうか?
チョコレート効果にも72%、86%、95%と、カカオの含有量の違う物がいろいろありますが、どれがいいんでしょう? 1日の摂取量は?
ここでは、こんな疑問への答えをまとめています。
高カカオチョコレートにはどんな効果が期待できるの?
テレビでは、便秘とか、脳梗塞や脳出血に効果が期待できると紹介されていましたが、高カカオチョコレートには、他にも様々な効果が期待できるんですよ。
たくさんありますので、ザーッと一気に紹介しますね。
・動脈硬化の予防
動脈硬化は、活性酸素によってコレステロールが酸化してしまうことが大きな原因の一つです。
カカオチョコレートには抗酸化作用がありますので、活性酸素の発生を抑え、コレステロールの酸化を抑制してくれます。
それで、動脈硬化の予防に効果を期待できるんです。
・血圧を下げる
こちらも血管関係の効果、効能です。
カカオポリフェノールには、血管を拡張し、血圧を下げる効能もあるので、高血圧の改善にも効果を期待できるんですね。
・アレルギーの改善
花粉症やリウマチに悩んでいる方も多いと思います。
そのようなアレルギー症状も、活性酸素が一因となっています。
カカオポリフェノールには、前述の通り抗酸化作用がありますので、そういった症状にも効き目が期待できます。
・認知症の予防
脳にはDHAという成分が多く存在しますが、高カカオチョコレートに多く含まれる抗酸化物質がDHAの酸化を抑えてくれることで、認知症の予防にも効果を期待できるんです。
認知症の防止だけではなく、集中力や記憶力の向上にも効果が期待できるんですよ。
脳の衰えが気になる高齢者だけではなく、受験生などの学生さんにも嬉しい効果ですよね。
・疲労回復
カカオって苦いですよね。
この苦味成分は『テオブロミン』と呼ばれるもので、血行を改善し、自律神経を整える効果があるんです。
その成分が、疲労回復にも効果を発揮してくれることを期待できるというわけです。
・便秘解消
カカオには『リグニン』という成分が多く含まれますが、これは食物繊維です。
食物繊維が便秘の解消に効くというのは有名ですよね。
だから、カカオチョコレートは便秘にも効果を期待できるんですね。
・咳を鎮める
カカオチョコレートに含まれる『テオブロミン』という成分には、咳を鎮める効果もあるんです。
なかなか止まらない頑固な咳が出る時に、高カカオチョコレートを試してみて下さい。
・美肌効果
なんと、高カカオチョコレートは、健康だけではなく、美容にも効果が期待できるんです。
カカオに多く含まれるポリフェノールには抗酸化作用がありますから、体のサビ・酸化である老化の予防、改善にも効果を期待できます。
具体的には、シミやシワの予防・改善ですね。
以上、高カカオチョコレートの効果をザーッと見ていただきましたが、どうでしょうか。嬉しい効果が満載ですよね。
今すぐ高カカオチョコレートが食べたくて、ウズウズしてきたのではないでしょうか?
高カカオチョコレートというと、明治の『チョコレート効果』という商品が特に人気ですが、あれっていくつか種類があって、カカオの含有量が異なるんです。
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どれがいいのか、次の章で紹介しますね。
チョコレート効果はどれがいいの?
一般的に、高カカオチョコレートと呼ばれるのは、カカオの含有量が70%以上の物です。
明治の『チョコレート効果』には3種類あって、カカオの含有量が72%、86%、95%の物があります。
どれも、高カカオチョコレートと呼んでいいものですね。
で、これらのうちのどれがいいのかですが、高カカオタイプのチョコレートは、カカオの度数が高くなるほど苦味が増します。
95%のチョコレート効果は、味に関して、あんまり評判が良くないですね。
もはや炭、アレはもう食べ物じゃない、あんなのを食べるのはまるで罰ゲーム、胃薬みたいな味……と、散々な言われようです。
カカオの度数が高いと、味が苦いだけではなく、口溶けも感じられないので、口当たり的にもまずいですね。
カカオ86%のチョコレート効果でも、結構苦くて、口溶けもよくありません。
なので、美味しく食べられて、高カカオチョコレートの健康効果も期待したいのなら、72%のチョコレート効果がベストでしょう。
72%のチョコレート効果1個に含まれるポリフェノールは127mgですので、健康効果目当てでも、十分な含有量ですよ。
ちなみに、86%のチョコレート効果はポリフェノール147mg、95%の物はポリフェノール174mgです。
ポリフェノールの量だけを見ると95%の物が一番いいのですが、とても食べられなくて捨てたという口コミもありますから、苦味に自信のある人以外は、避けておいたほうが無難だと思います。
そんなに苦くないし、普通に食べられたと言っている人もチラホラいるんですけどね。
(どれだけ苦いのか、ちょっと食べてみたくなる人もいるでしょうか?)
カカオの度数が高くて苦いチョコレートも、普通のミルクチョコレートと混ぜるとちょうどいい甘さになりますので、そういった使い方をするなら選んでも平気ですよ。
チョコレート効果の1日の摂取量は?
前の章で紹介したとおり、72%のチョコレート効果には127mgのポリフェノールが含まれます。
86%だと147mg、95%だと174mgですね。
成人が1日に摂取したいポリフェノールの量は1500mgですから、それに合わせてチョコレート効果の1日の摂取量を決めましょう。
仮に、72%のチョコレート効果だけでポリフェノールの1日の摂取量を満たそうとすると、1日12枚食べればOKです。
でも、チョコレート以外の普段の食事などからもポリフェノールは結構摂っていますから、そんなに食べる必要はありません。
例えば、普段口にしている食品には、これくらいのポリフェノールが含まれます。(100ml中)
コーヒー・・・200mg
緑茶・・・115mg
赤ワイン・・・180mg
りんご・・・220mg
緑茶やコーヒーは、普段から結構飲んでいる人が多いと思います。
こういった普段の飲み物などからのポリフェノールの1日の摂取量を、大体でいいですから計算して、不足分を高カカオチョコレートで補いましょう。
高カカオチョコレートは、苦いですけど脂肪分が多くて、むしろ普通の甘いミルクチョコレートよりもカロリーが高めです。
健康に効果的だからとたくさん食べすぎると、かえって体によくありませんので気をつけましょう。
まとめ
高カカオチョコレートには、多くの健康効果が期待できます。
・美肌効果
・咳を鎮める
・便秘解消
・疲労回復
・認知症の予防
・アレルギーの改善
・血圧を下げる
明治のチョコレート効果ならどれがいいのかですが、カカオ72%の物が苦すぎることもなくて食べやすいと思いますよ。
72%のチョコレート効果には、1個あたり127mgのポリフェノールが含まれます。
ポリフェノールの1日の摂取量を72%のチョコレート効果だけで満たそうとすると、12個食べる必要がありますが、緑茶やコーヒーなど、普段口にしている物にも多くのポリフェノールが含まれています。
高カカオチョコレートはカロリーが高めですから、食べすぎないようにしましょう。