節分の日に年の数だけ豆を食べたけど、余ったからボリボリたくさん食べていたら、お腹がギュルギュル・・・。
下痢をしたのって、豆が原因なんでしょうか?
ここでは、そんなアナタのために次の情報をまとめています。
・豆って食べすぎると太るの?
・節分の豆がたくさん余ったなら、こんな利用法はいかが?
節分の豆を食べすぎたら下痢をした!原因は何?
節分の炒り豆を食べすぎると下痢をしてしまう原因には、いくつかあります。
一つずつ見てみましょう。
まずは、大豆の成分のほとんどを占める食物繊維です。
食物繊維というのは、便秘解消の効果があることが有名ですよね。
食物繊維には、腸の中のものを排出しようとする効果があるからです。
でも、食物繊維を食べすぎると、その作用が強く働きすぎて下痢をしてしまいます。
次に、大豆に含まれる毒素です。
毒素というとちょっと怖いですけど、基本的には体にいい成分なのでご安心を。
その成分というのは、「サポニン」と「レクチン」です。
サポニンには、抗ガン作用やコレステロールを下げる作用があります。
また、サポニンには界面活性作用というものがあって、これは去痰薬にも使われているのですが、これがクセモノ。
界面活性作用には、細胞膜を破壊したり、血液に入ったら赤血球を破壊してしまう効果もあるんです。
正しく使えば体にいいのですが、そういったマイナス効果もあるので、サポインが多く含まれる大豆を食べすぎると下痢の原因になってしまうというわけなんですね。
レクチンも、私達の体の免疫を強くしたり、活性化したりしてくれる成分なのですが、レクチンの一種である「フィトヘマグルチニン」という成分には下痢や嘔吐を引き起こす作用もあります。
節分の豆などをたくさん食べたからといって命に関わるわけではないですが、特に、胃腸の弱い人は注意しましょう。
節分の豆って食べすぎると太るの?
節分当日に豆を食べるのはもちろん、節分が終わった後も豆って食べちゃいますよね。
でも、あんまりバクバク食べていると、太るんじゃないかとちょっと心配・・・。
節分の豆にも使われる大豆は、基本的には体にいい栄養食品です。
タンパク質だけではなく、食物繊維、鉄分、カルシウム、ビタミン、カリウム、マグネシウムなどが豊富です。
脂肪も多いですが、動物性脂肪ではないのでコレステロールは高くありません。
でも、豆ってカロリーが高いんです。コレが問題!
節分の豆を食べすぎちゃうと太るんですよ!
大豆には、抗ガン作用や、コレステロールを下げたり、免疫を強くし活性化したりしてくれる成分があって体にいいですし、栄養も豊富。
でも、食べ過ぎると下痢をすることもあるし、太るし、過ぎたるは及ばざるがごとしですね。
節分の豆がたくさん余ったなら こんな利用法はいかが?
節分で余った豆をバクバク食べるのはよくないからと言って、何日もの間、炒り豆をそのままチビチビ食べ続けるのは飽きますよね。
だったら、こんな利用法で余った豆を楽しんでみてはいかがでしょうか?
・お湯につけて豆料理に
お湯につけて豆を柔らかくして、ポトフやトマトベースの豆スープに!
・豆茶に
フライパンに乗せて、弱火~中火で炒ります。まんべんなく火が通るように混ぜながらゆっくりとです。
焦げると苦くなりますので注意してくださいね。
火から下ろしたら、冷ましてから適量をきゅうすに入れて、普段のお茶のようにいれるだけ。
市販されている黒豆茶のように香ばしくて美味しいですよ。
炒った豆は、缶に入れておけばしばらく保ちます。
お茶に再利用するのなら、そのままの豆をお茶の葉と一緒にきゅうすにに入れて、お湯でふやけてから飲んでも美味しいです。
・炊き込みご飯に
豆は、水につけて柔らかくしてからでも、固いままでもいけますよ。
・きなこにする
すりつぶせばきなこになりますね。
お餅につけて、きなこ餅にしてもいいですし、牛乳に砂糖ときなこを入れて飲んでも美味しいです。
・煮物に入れる
ひじきの炒り煮になどに入れても美味しいですよ。豆は、完成の直前に入れるのがコツです。
まとめ
節分にも使われる豆には、食物繊維だけではなく、とりすぎると体に良くないサポニンやレクチンという成分も多く含まれています。
それが下痢の原因になってしまうのです。
適度に食べていれば豆は体にいいですけど、カロリーが高くて太るというマイナス面もありますから、食べ過ぎには注意しましょう。
節分の豆がたくさん余ったなら、料理やお茶にして、毎日少しずつ、いろんな味を楽しむといいですよ。