4月下旬から5月上旬の、ちょうどゴールデンウィーク辺りに開催される弘前さくらまつり。
連休を利用して、青森県弘前市の弘前公園に行ってみようかと計画している方も多いのではないでしょうか。
でも、お花見だと、桜の開花時期が問題ですよね。
弘前公園の桜の見頃はいつ頃なのでしょうか? ゴールデンウィークだと、桜の見頃を過ぎていて、もう葉桜になっていたりしないのでしょうか?
ここでは、弘前公園の桜の例年の開花日と満開期間のほか、弘前公園に植えられている桜の種類と見どころを紹介します。
弘前公園の桜はゴールデンウィークだと見頃を過ぎてる?
東北の方だと桜の開花日も遅めですけど、青森県の弘前公園の辺りはどうなのでしょうか?
ゴールデンウィーク辺りが、ちょうど見頃だといいんですけどね。
まずは、過去20年ほどの、弘前公園のソメイヨシノの開花日と満開時期を見てみましょう。
左の日付が開花日で、右の日付が満開期間です。
1997 4月22日 4月28日~30日
1998 4月14日 4月20日~21日
1999 4月22日 4月27日~29日
2000 4月26日 5月3日~6日
2001 4月19日 4月27日~29日
2002 4月14日 4月17日~20日
2003 4月18日 4月25日~28日
2004 4月16日 4月20日~23日
2005 4月28日 5月2日~3日
2006 4月30日 5月5日~7日
2007 4月24日 4月30日~5月3日
2008 4月16日 4月21日~24日
2009 4月17日 4月22日~27日
2010 4月27日 5月3日~5日
2011 4月26日 5月2日~6日
2012 4月27日 5月1日~2日
2013 4月28日 5月7日~10日
2014 4月23日 4月27日~30日
2015 4月15日 4月22日~26日
2016 4月16日 4月22日~26日
2017 4月18日 4月25日~27日
開花日は、4月中旬から下旬になっていますね。
ゴールデンウィークが始まる日よりも早い年も多いです。
満開時期は、4月の終わりごろにかけてという年が多いですけど、ゴールデンウィークの終わり頃までという年もあります。
ソメイヨシノは、散り始めてから4日~10日くらいで葉桜になりますので、開花が早い年だと、ゴールデンウィークの終わりごろには葉桜になっているかも。
今年2018年の弘前公園に桜の見頃がいつになるかは、気候によって違ってきます。
でも、必ずしも満開期間に行くのが一番いいというわけではないんですよ。
と言いますのは、弘前公園のお濠に浮かぶ花筏(はないかだ)を楽しみたいなら、少し遅めに行ったほうがいいんです。
ソメイヨシノの満開時期を過ぎて桜が散り始めた頃なら、花筏だけではなく、桜吹雪もキレイですよ。
それに、弘前公園には、ソメイヨシノの他にも多くの種類の桜が植えられています。
八重咲きの各品種などは5月中旬まで楽しめますから、ソメイヨシノの見頃を過ぎてしまっていても、見どころがなくなってしまっているわけではありません。
GWには、ぜひ弘前さくらまつりに行ってみて下さい。
弘前公園には、ソメイヨシノの他にどんな種類の桜があるのか、次の章で紹介しますね。
弘前公園の桜はこんなに種類があります!
それでは、弘前公園にはどんな種類の桜があるのか紹介しますね。
・大枝垂れ(オオシダレ)
シダレザクラです。
長寿の桜とも言われていて、弘前公園で最大のシダレザクラなんですよ。
(樹高約16m、幹周3.65m)
・正徳5年のカスミザクラ
正徳5年(1715年)に藩士によって京都から運ばれて、弘前城内に植えられたカスミザクラです。
白い花が霞のように綺麗な桜ですよ。
・日本最古のソメイヨシノ
植えられたのが1882年(明治15年)と、現存するソメイヨシノとしては日本最古のものです。
ソメイヨシノは、寿命が60~80年とされていますから、樹齢100年を越えるものはそう多くはありません。
弘前公園には、そんな樹齢100年以上の桜が、なんと300本以上もあって、今も花を咲かせているんです。
高い管理技術がないと、なかなかできることではありません。
弘前公園には他にも、こんな種類の桜があります。
・日本最大幹周のソメイヨシノ
・御滝桜(オタキザクラ) 版画家の棟方志功が命名した、しだれ桜です。
・紅枝垂れ(ベニシダレ:エドヒガンの枝垂れ型)
・横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ:カンヒザクラとケンロクエンクマガイの交配種)
・弘前枝垂れ(ヒロサキシダレ)
・八重紅枝垂れ(ヤエベニシダレ:シダレザクラの変種)
・弘前雪明かり(ヒロサキユキアカリ:サトザクラ) 世界でここだけにしかない新品種です。
・大山桜(オオヤマザクラ)
・大島桜(オオシマザク)
・佐野桜(サノザクラ)
・東錦(アズマニシキ:エドヒガンの雑種)
・関山(カンザン)
・鬱金(ウコン)
・松月(ショウゲツ)
この写真の桜は、花を咲かせる時期の長い「関山」です。
どこにどの桜があるのかは、こちらの地図で確認して下さい。
ソメイヨシノとはまた違った趣のある桜ばかりですから、桜の時期ならいつ弘前公園に行っても楽しめると思いますよ。
弘前公園の桜はここが見どころ!
お花見の時期の弘前公園の見どころといえば、やっぱり外堀に咲き誇る桜でしょう。
約2キロの外堀の両岸を埋め尽くす桜は、まさに絶景ですよ。
外堀の歩道なら、桜のすぐ側を歩くことができます。
外堀の中でも特に西堀の辺りは、頭上まで桜が覆い、さながら桜のトンネルです。
お花見散策なら、ここが一番の見どころですね。
西堀にはため池があって、そこで貸しボートに乗ることもできます。
ボートから頭上に眺める桜もキレイですよ。
貸しボートは、60分1000円です。
弘前さくらまつりでしたら、夜桜も見どころです。
ライトアップされたお堀の桜も、昼間に見るのとはまた違った趣があります。
夜桜も見るのでしたら、特に西堀の春陽橋からの眺めがオススメ。
ライトアップされた桜が水面に映る光景は、圧巻の美しさですよ。
※夜桜を見に行くなら、こちらの記事も参考にどうぞ。
弘前さくらまつり夜桜見物の駐車場 ライトアップ時間 屋台の時間は?
夜桜を見に夜の弘前公園に車で行くとなると、駐車場の混雑が心配。
ここでは、夜の弘前公園周辺の駐車場事情や、ライトアップ時間、屋台をやっている時間についての情報をまとめています。
桜が散り始めた時期に行っても、花筏という見どころがあるので大丈夫!
堀の水面をびっしり埋め尽くすピンク色の桜の花びらが、それはもうキレイですよ。
弘前公園の花筏は、フェイスブックの「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の一つにも選ばれたのだとか。
桜が散る前に行っても、桜が散り始めた頃に行っても、ゴールデンウィーク時期の弘前公園は楽しめます。
※弘前さくらまつりに行くなら、こちらの記事も参考にどうぞ。
弘前さくらまつりに行く時の服装は?昼夜の気温をチェック!
青森以外の場所から行くとなると、花見の時期の弘前ってどんな服装がいいのか、よくわからないんですよね。
ここでは、服装の注意点や、当日の気温やおすすめの服装がチェックできるサイトを紹介しています。
弘前さくらまつりの駐車場 弘前公園近くの穴場とアクセスは?
ここでは、弘前さくらまつりが行われる弘前公園近くのオススメ駐車場を紹介します。
うっかり弘前公園の近くまで行ってしまうと、大渋滞で大変ですよ!
まとめ
弘前公園の桜の見頃は、4月下旬ごろという年が多いです。
でも、桜が散り始めた頃でもお堀の花筏を楽しめますから、ゴールデンウィーク期間中は、いつ行っても楽しめると思いますよ。
弘前公園には、ソメイヨシノの他にも多くの種類の桜があって、見どころも多いですから、ゴールデンウィークにはぜひ弘前に足を運んでみて下さい。