留守中の家に空き巣などが侵入したら怖いからと、セコムやアルソックなどのホームセキュリティ加入を考えても、鍵を預けるのが不安なんですよね。
そもそも、ホームセキュリティって初期費用も月額料金もかかるし、安心安全を買うとはいえ、簡単には決められなくないですか?
ここでは、そんな不安への答えと、もっとお手軽でリーズナブルな提案をまとめています。
ホームセキュリティって鍵を預けるのがちょっと不安
まず、ホームセキュリティ加入の際、警備会社に鍵を預けることについてですが、悪用されるんじゃないかと心配ですよね。
警備会社に鍵を渡す際には、担当員の分と警備会社に置いておく分の、2つの鍵をセットで預けます。
鍵を使ったことがわかるように、鍵を入れたケースには判を押して封をします。
信用に関わりますから、悪用するような事はないだろうとは思いますが、それでも家の鍵を他人に預けるというのは気持ちのいいものではありませんね。
でも実は、ホームセキュリティに加入する際には、絶対に家の鍵を預けないといけないというわけではないんです。
警備会社によっては、自宅の鍵を預けなくてもいいプランも存在します。
自宅の鍵をホームセキュリティの会社に預けて、空き巣などが侵入した際にガードマンが家に入って対応してくれるサービスを『現場駆けつけサービス』といいます。
家の鍵を警備会社に預けるのが不安なら、その、現場駆けつけサービスがついていないプランを選べるホームセキュリティを導入するといいですよ。
その場合、緊急自動通報があったときには、ガードマンは、家のまわりの状況を確認するだけになります。
そんなときに、もし明らかに家の中で異変が起こっているという場合には、窓ガラスなどを破って家の中に入ってもいいという契約をしてもいいでしょう。
う~ん・・・。
でも、家の周りを見回ってもらうだけのためにホームセキュリティを導入する意味ってあるのかなあ? 高いのに・・・。
ホームセキュリティのステッカーを貼っておけば、ガードマンが駆けつけてくるという威圧にはなりますから、万が一空き巣などに侵入されても、じっくり時間をかけて室内を物色されるということはなくなりそうですよね。
警備員が家まで来るのって、どれくらいの時間がかかるの?
10分~20分で到着すればよいとされています。平均して10分前後ですね。
ですから、それを見越して、警備員が来る前に盗れるだけ盗って逃走するという空き巣犯罪もあるようですね。
なので、ホームセキュリティを導入しただけで安心せず、ドアや窓など、侵入経路になりうる部分の戸締まり強化が大切です。
つまり、泥棒が侵入するのに時間をかけさせるわけです。
侵入に手こずるようだと、多くの泥棒は諦めて引き上げるそうですよ。
早くしないと警備会社のガードマンが来るっていうのも、泥棒にとってはプレッシャーになるでしょう。
もし警備員が泥棒を見つけたら逮捕してくれるの?
いえ、それはありません。
警備会社の警備員と警察の違いについては、次の章で詳しく解説しますね。
ホームセキュリティと警察の違いとは?
もし、ホームセキュリティの警備員が駆けつけたときに空き巣犯が屋内にいそうな場合、警備員が室内に乗り込んでいって犯人を制圧、捕縛するということはありません。
家には入らず、警察に通報します。
万が一、泥棒と鉢合わせしてしまった場合に備えて、警備員は護身術を身につけていますが、警察のように、泥棒と積極的に戦うことまではしてくれないんですね。
え~、てっきり、空き巣と警棒みたいなもので戦って、捕まえてくれるのかと思ってたのに。
警備会社の警備員は、そのような武器は所持していないんですよ。スタンガンや催涙スプレーのような物も、地域の規定で規制されてます。
ホームセキュリティと警察の違いというと、現場に駆けつけるときの到着時間にもあります。
警察でしたら緊急時には信号無視も可能ですが、警備会社の場合、それはできません。
警備会社から家までの距離によっても違ってきますが、ホームセキュリティだと、到着までの時間も長くかかる場合が多いです。
家に空き巣などが侵入した場合、
ホームセキュリティが作動→警備員が家に来て確認→警察を呼ぶ
という手順を踏むため、緊急時に警察が来るまでには時間がかかりますね。
う~ん・・・。
それでも、仕事とか買い物ででかけているときに、自分で警察に通報するなんてできないし、やっぱりホームセキュリティがあったほうがいいのかなあ・・・。
実は、お出かけ中も家の様子を監視して、空き巣などの侵入があった場合、自分で警察に通報できる方法もあるんですよ!
次の章で紹介しますね。
ホームセキュリティは高いけど これなら安い!
留守中の家に空き巣などの侵入があったことが分かりさえすればいいのですから、侵入経路になりそうなドアや窓にセンサーを取り付けて、室内にもカメラを設置すればいいんです。
そして、もし侵入者があったら、その情報が自分のスマホに届くようにしておけば、万が一の場合にも自分で警察に通報できますよ。
そんな事ができるの?
そういう防犯カメラシステムも市販されています。
例えばこちらですが、一番充実しているセットでも4万円ほどで、月額料金もかかりません。工事も必要ないんですよ。
ホームセキュリティに比べると、費用の面でもかなりリーズナブルです。
え? もし留守中に空き巣とかが入ってもスマホですぐに分かって、自分で警察に通報できるってかなりよさそうなのに、それだけの費用で導入できるの?
ちなみに、ホームセキュリティのアルソックの場合、かかる費用は・・・
・工事料:58,000円(税別)
・保証金:20,000円(契約満了時返却)
・月額料金:6,800円(税別・戸建てプランのレンタルパックの場合)
セコムだと・・・
・工事料:53,000円(税別)
・月額料金:6,870円(税別・戸建向けのレンタルプランの場合)
ホームセキュリティだと、こんなに高いんです。
これと比べると、スマホを使って自分で自宅を監視する防犯カメラシステムは、かなり安いですよね。
警察のほうが現場に駆けつける時間がおおむね早いですし、自分で警察に即通報できるシステムというのは、安心感が大きいと思います。
ホームセキュリティを契約しても、鍵を渡すのには抵抗があって、ガードマンが家に上がってくるのも嫌だから、こういうシステムで自己防衛したほうがいいかも。
ホームセキュリティよりも、かなり安いし。
セキュリティ会社の警備員がすぐに駆けつけてくれるっていう安心感も大きいと思いますけど、そういう対人のサポートが不要なら、こうしたシステムの導入もいいと思いますよ。
何より、カメラを通して、家の様子をいつでもスマホで確認できるというのは、安心できますよね。