ダニの繁殖や梅雨時期などのカビを防ぐために、掃除機がけだけではない畳の手入れも必要ですよね。
天気のいい日に畳を上げて外で干すのが一番いいですけど、畳の上げ方って、素人だとわからないものです。
上げ方以外にも、畳の干し方で注意点はあるのでしょうか?
バルサンのような殺虫剤を使ってダニを退治するなら、畳を上げる前と後、どっちで使えばいいのでしょうか?
ここでは、こんな疑問の答えをまとめています。
畳の上げ方 何か特別な道具が必要なの?
畳の上げ方というと、畳屋さんが使うような専門の道具が必要なのかと思ってしまいますが、そんなことはありません。
大抵の家にたぶんある、身近な道具一つで大丈夫なんですよ。
その道具というのは、マイナスドライバーです。
マイナスドライバーを使った畳の上げ方は簡単。
畳と畳の間にマイナスドライバーを差し込んで、テコの原理で畳を持ち上げるだけです。
この時、マイナスドライバーを奥までしっかり差し込んでくださいね。
差し込み方が足りないと、畳の側面に傷がついてしまいます。
マイナスドライバーがないなら、キリとか、食器のナイフなんかでも代用できますよ。
マイナスドライバーなどで畳を持ち上げるときには、支点となる部分に当たる畳が傷まないように気をつけましょう。
何もせずに持ち上げると隣の畳に傷がついてしまいますから、ドライバーなどが当たる部分にタオルを敷いて作業するといいですよ。
畳の干し方で注意点はある?
畳の干し方の注意点ですが、上げた畳がどこに敷いてあったのかわからなくなるといけませんから、裏に番号を書いておくといいでしょう。
もしかしたら、既に書いてあるかもしれませんけどね。
干し方で他に気をつけることというと、掃除機がけですね。
畳をただ天日に当てて干しているだけでは、カビ予防にはなるでしょうが、畳のダニを死滅させることはできません。
畳でも布団でもそうですが、ダニは日が当たって高温になった表面から逃げて、奥の方に避難してしまうだけです。
なので、畳を天日干ししている間、畳の裏の掃除機がけを徹底しましょう。
畳本体だけではなく、畳を剥がした後の床板部分にも掃除機をかけておくといいですね。
その上で、バルサンのような注入式の殺虫剤を使えば、ダニに対してより効果的です。
バルサンを使うのは畳を上げる前?上げた後?
バルサンのような注入式の殺虫剤を使うタイミングですが、干してある畳に掃除機を書けた後がいいでしょう。
干してある畳に、そのまま外でバルサンを注入するといいですよ。
そうすれば、太陽の熱や掃除機を避けて奥に避難したダニにも逃げ場はありません。
太陽による熱と乾燥、掃除機、そしてバルサンの殺虫成分のトリプルパンチで、ダニを一網打尽にできますね。
まとめ
畳の上げ方は、マイナスドライバーを使えば簡単です。
畳と畳の間にマイナスドライバーを差し込んで、テコの原理で持ち上げるだけですよ。
その時は、支点に当たる部分の畳が傷つかないように、タオルなどを敷いて作業しましょう。
畳の干し方では、畳裏と、畳の下の床板部分の掃除機がけを徹底するといいですよ。
その上で、干したまま畳にバルサンを使えば、ダニ退治もより効果的です。