洗濯洗剤のアリエールって、部屋干し用の物とそうでない普通の物があって、値段も同じくらいだったりするんですよね。
だったら、外干しする時にも部屋干しアリエールで洗濯するようにすれば、部屋干しにも外干しにも使えてお得な気がしますけど、どうなのでしょうか?
果たして、アリエールの部屋干し用とそうでない物の違いって何なのでしょう?
それと、液体の洗剤と粉末の洗剤の違いは?
部屋干しの臭いを防止する方法は?
ここでは、こんな疑問の答えをまとめています。
アリエールの部屋干し用とそうでない物の違いは何?
部屋干し用のアリエールとしては、「アリエール リビングドライ イオンパワージェル」や、「アリエール リビングドライジェルボール3D」がありますね。
アリエールの部屋干し用と、そうではない普通の物の違いですが、部屋干し用の方は、当然、部屋干しによる洗濯物の臭いを防止する効果に優れています。
部屋干しアリエールには、部屋干しの臭いを防ぐために、抗菌剤・除菌成分として漂白剤が配合されているんです。
洗濯物を部屋干ししていると、洗った衣類が湿った状態が長い時間続きますから、雑菌が繁殖して、部屋干し臭、生乾き臭の原因になります。
それを防止するために、部屋干し用アリエールには抗菌成分が配合されているんですね。
抗菌のための成分が含まれているからといって、部屋干し用のアリエールで洗った洗濯物を屋外干ししてはいけないということはありません。
ただ、外に干すのだったら、部屋干し臭防止のための抗菌成分は大して必要ないだろうというだけです。
でも、部屋干しアリエールに含まれる抗菌成分は漂白剤ですから、濃色系の洗濯物を洗うと、若干色落ちしやすくなる恐れがあります。
そういったことに注意して、部屋干しのアリエールと、そうでない洗剤を使い分けるといいでしょう。
アリエールの液体と粉末の違いは?
アリエールに限りませんが、洗濯用の洗剤って、液体と粉末がありますよね。
それらの違いも気になるところです。
果たして、どちらの洗剤のほうが洗浄力に優れているのでしょうか?
アリエールを含む液体洗剤と粉末洗剤には、いくつかの違いがあります。
・粉末洗剤は、弱アルカリ性です。
・液体洗剤は、弱アルカリ性の物と、中性の物があります。
(アリエールの液体は弱アルカリ性です)
弱アルカリ性の洗剤のほうが、中性の洗剤よりも洗浄力が優れています。
ただし、液体洗剤は、使用する量を正確に測りやすく、無駄に使いすぎることが少ないです。
洗剤が溶け残ってしまうと、当然、洗浄力は下がってしまいます。
また、溶け残った洗剤は、洗濯槽のカビ汚れの原因にもなってしまいます。
液体洗剤でしたら、そのようなデメリットはありません。
季節によっては溶けにくい粉末よりも、液体のほうが使いやすいですが、洗浄力では粉末の方に軍配が上がりますね。
冬に粉末洗剤が溶けにくいというデメリットを解消するには、洗濯物を入れる前に、一番低い水位で洗濯機に水を入れてから洗剤を投入し、2分くらい回してよく溶かすといいですよ。
そうすれば、洗剤が溶け残ることもなく、液体洗剤に負けないくらい汚れ落ちが良くなります。
忙しい朝にいちいちそこまでする余裕がないなら、液体洗剤を使ったほうがいいですね。
以上、粉末の洗剤と液体の洗剤の違いを紹介しました。
アリエールなどの洗剤は液体がいいのか粉末がいいのか悩んだら、それぞれのメリット、デメリットを考慮して選んでください。
部屋干しの臭いを防止するには洗い方にコツがあります!
部屋干し用のアリエールを使ってさえいれば、洗濯物の部屋干し臭、生乾き臭を予防できるというわけではありません。
部屋干し臭とか生乾き臭などと呼ばれる洗濯物の嫌な臭いは、汚れ落ちが不十分で残ってしまった皮脂などに雑菌が繁殖して生じます。
ですから、洗濯物の汚れがしっかり落ちていなかったら、たとえ天日に干したとしても、汗などで湿ったら、また臭くなってしまうんですよ。
天日に干したタオルで汗を拭いていたら、またあの臭いが・・・っていう経験がある人も多いのでは?
つまり、部屋干しの臭いを防止するコツは、洗濯のときに皮脂などの汚れをしっかり落とすことです。
しっかり汚れを落とさないまま、部屋干しでも早く乾かすことだけを考えても、臭い対策としては不十分なんですね。
そのための洗濯のポイントは次の4つです。
前の章でも紹介しましたように、粉末の洗剤が溶け残ってしまうと洗浄力が下がります。
しっかり溶かしてから洗濯しましょう。
粉末のほうが液体よりも洗浄力が高いです。
洗濯物に対して水の量が少なすぎても、汚れは落ちにくくなります。
特に最近は、各家電メーカーの節水機能競争もあって、洗濯機の自動計量に任せると、水の量が少なめになることも多いようですね。
汚れをしっかり落としたいなら、手動で水量を多めにしましょう。
ドラム洗濯機の場合は、洗濯物の量を減らすことで調節してください。
水温が高いほうが皮脂汚れは落ちやすくなります。
お風呂の残り湯を使うことで、冬でも温かめの水を洗濯に使えますよ。
残り湯を使えない、もしくは使いたくないなら、給湯のお湯か、ヤカンで沸かしたお湯を足すしかないですね。
面倒ですが、そのほうが汚れがよく落ちます。
衣類やタオルに残った柔軟剤は、洗剤の洗浄力を落としてしまいます。
その結果、皮脂汚れも落ちにくくなり、菌が繁殖して、部屋干し臭・雑菌臭の原因になります。
柔軟剤は、3~4回の洗濯に一度の使用でも十分効果は持続するそうですので、使いすぎないようにしましょう。
以上の4つのポイントに注意すれば、アリエールなどの部屋干し用洗剤ではなく普通の粉末洗剤でも、十分部屋干し臭予防の効果を期待できますよ。
まとめ
アリエールの部屋干し用とそうでない物の違いは、部屋干し用には抗菌剤として漂白剤が配合されている点にあります。
とは言え、部屋干し用のアリエールを使ってさえいれば部屋干し臭を完全に防止することができるというわけではありません。
皮脂などの汚れが残っていると、それをエサにして雑菌が繁殖し、あの嫌な臭いの原因になりますので、洗濯物の汚れはしっかり落とすことが何より重要です。
その際、洗濯のポイントは次の4つです。
・洗剤をしっかり溶かす
・水は多めに
・水は20℃以上で
・柔軟剤は使いすぎない
洗濯洗剤は液体よりも粉末のほうが洗浄力が高いですから、冬には溶けにくいというデメリットが面倒でなければ、粉末のほうがいいでしょう。