クリスマスといったら、私たち北半球に住んでいる者にとっては冬のイベント。
でも、季節がこちらとは逆の南半球では、クリスマスは夏なんですよね。
そちらでは、ホワイトクリスマスのことを何と言っているのでしょうか?
夏のクリスマスって一体どんな祝い方をするの?
ここでは、そういった疑問の答えをまとめています。
南半球のクリスマスではホワイトクリスマスを何と言うの?
ホワイトクリスマスというのは、皆さん知っての通り、雪が降り積もっているクリスマスの事ですよね。
北半球とはいえ、日本の関東に住んでいると、12月に雪が降るってことは稀なので、ホワイトクリスマスになることは滅多にないのですが、皆さんがお住いの地域ではどうでしょうか?
北海道や東北、上越、中越あたりだと、ホワイトクリスマスが当たり前なんでしょうか?
さて、南半球のクリスマスでは、ホワイトクリスマスを何と言うのかですけど、オーストラリアやニュージーランドなどの南半球では12月の季節は夏。雪なんか降るわけがありません。
なので、南半球のクリスマスではホワイトクリスマスを何と呼ぶか以前に、ホワイトクリスマス自体がないですね。
でも、南半球のオーストラリアでも、2006年などに南極海から低気圧によって運ばれてきた寒波によって12月に雪が降ったことがあったそうですよ。
2006年の時は、夏にもかかわらず、所によっては3センチの積雪でホワイトクリスマスになったそうですが、そういうことは滅多にないことです。
日本でいうと、七夕の時期あたりに季節外れの雪が降るようなもの。そう考えると、なんだかすごいですね。
南半球でのクリスマスの呼び方は?
じゃあ、南半球ではホワイトクリスマスとは言わずに、クリスマスのことを何と言っているのでしょうか?
ただの「クリスマス」?
実は、ホワイトクリスマスとは別に、雪がないクリスマスの呼び方もあるんですよ。
ホワイトクリスマスというのは、雪が積もっているクリスマスです。
雪が降っているだけではホワイトクリスマスとは言いません。
ここ、勘違いしやすいですね。
クリスマスとかクリスマスイブに雪が降ってきただけで、「ホワイトクリスマスだ~(うっとり)」って言ってしまいそうですけど。
では、雪がないクリスマスの呼び方は何かというと、「グリーンクリスマス」と呼ぶそうです。
ですから、オーストラリアなどの南半球のクリスマスは、ホワイトならぬグリーンクリスマスということになりますね。
クリスマスって海外の南半球ではどんなことをやるの?
海外のクリスマスというと、日本のように恋人と過ごすのではなく家族と過ごすとか、チキンは食べずにターキーを食べるとか聞きますよね。
でも、クリスマスツリーを飾ったり、雪の中、ソリに乗ったサンタクロースがやってくるというイメージを持っていたりするのは、私たちと大体同じでしょう。
では、海外は海外でも、南半球の国のクリスマスってどんなことをしているのでしょうか?
例えば、オーストラリアのシドニーやメルボルンなどでは、教会に行ったり、プレゼントをしたり、クリスマスディナーを食べたりするのは、もちろん北半球と同じだそうです。
街中でも、お店ではクリスマスの曲が流れていて、クリスマスツリーやイルミネーション、雪をかたどったディスプレイもあるそうですよ。
しかし、全く北半球と同じということはなくて、サンタクロースがサーフィンでやって来るという、半分ジョークのような絵があったり、ソリを引いているのがトナカイではなくカンガルーになっている飾りもあるのだとか。
私たちから見ると、夏にクリスマスをやっているなんて、まるで冬に盆踊りをやっているようなものじゃないかと違和感を感じてしまいますが、生まれてからずっと夏のクリスマスが当たり前だった南半球の人たちにとっては、それが普通みたいです。
ただ、南半球のオーストラリアに自分の代で移住してきたばかりのイギリス人やアイルランド人の中には、「クリスマス イン ジュライ」と称して、南半球では冬になる7月にクリスマスパーティーをやる人達もいるのだとか。
いかにもクリスマスですって顔をしてトナカイの角をつけて仮装したり、メリークリスマスと挨拶したりして、季節が間逆なのを冗談めかして楽しんでいるそうですよ。
まとめ
南半球では12月は夏ですから雪は降りません。
ですから、南半球にはホワイトクリスマスはありませんね。
雪のないクリスマスのことを「グリーンクリスマス」と言います。
なので、南半球のクリスマスの呼び方は、グリーンクリスマスです。