節分に恵方巻きを食べる関西発祥の風習も、全国に広まりつつありますね。
今までは豆まきしかしていなかったけど、恵方の方角を向きながら太巻きを無言で食べきるというのは楽しそうだからやってみたいなと思っても、恵方巻きは結構なお値段。
半額になったら買うのにな~と考えている人も多いのではないでしょうか。
果たして、コンビニで販売されている恵方巻きは半額になるのでしょうか?
恵方巻きはコンビニでも半額になるの?
セブンイレブン、ファミリーマート(ファミマ)、ローソンなどのコンビニエンスストアで恵方巻きは半額になるのかですが、残念ながら、ならない店舗が大半です。
コンビニでは、一度半額など安売りをすると「ギリギリになって安くなってから買えばいいか」と客に思われるようになって、定価ではあまり売れなくなってしまうことを嫌います。
お弁当なんかも、割引などはせずに、売れ残りはすぐに処分していますよね。
コンビニは、そういう割引はほとんどしないんです。
ただ、コンビニオーナーによっては、2月3日の節分終了間際に恵方巻きを半額にする所もあるようです。
しかし、そういうコンビニ店舗は多くはないでしょうから、恵方巻きを半額で買うこと目当てにコンビニに行くのは、無駄足になる可能性が高いですね。
でも、恵方巻きを半額で買えるところなら、他にありますよ!
(詳しくは次の章で!)
しかし今は、本部から厳しく指示されていて、従業員でさえ売れ残りを持ち帰ることはできなくなっています。
オーナーによっては、従業員が売れ残りをもらえる所もまだあるようですし、また、お客さん相手でも、長年の親しいお得意様だったらくれるというお店もあるそうです。
でも、そういうコンビニ店舗は多くはなさそうですね。
恵方巻きはスーパーなら半額になる!
コンビニでは売れ残っても半額にならない恵方巻きですが、スーパーだったら半額で買えますよ!
2月3日の節分当日夜だったら、たいていどこのスーパーに行っても、半額シールが貼られた恵方巻きがお惣菜売り場を占有しています。
ただし、お店によっては、30%オフのシールが貼られていることもあるみたいですね。
逆に、元の値段の四分の一にまで割引しているスーパーもあるらしいです。
そのあたりは、時間帯によっても違ってくるでしょう。
毎年節分の時期になると、スーパーで恵方巻きが大量に売れ残って半額で投げ売りされていたと、ツイッターなどでの報告が数多く寄せられますよ。
どのくらいの時間に行けば半額で恵方巻きを買えるのかは、地域やお店によっても違ってくるでしょうから一概には言えませんけど、2月3日の夕方~夜、閉店間際などを狙ってみてください。
夜に行ったら売り切れていたという口コミもある一方、閉店時間近くに行ってもたくさん売れ残っていたと、廃棄を心配する声も多いです。
(世間の注目を集める営業方針で、売れ残りがほどんど出なさそうな例外的スーパーもあります! 詳しくは次の章で)
スーパーの営業時間、閉店時間は、お店によって異なります。
24時間営業の所もあれば、夜9時まで、夜9時50分まで、夜10時までなど様々です。
お近くのスーパーは何時までやっているのかは、ネットで調べるか、直接電話で問い合わせるかしてください。
イオンのような大型店はもちろん、その他のチェーン型大型スーパーも売れ残りは持ち帰り禁止です。
大型スーパーですと、従業員通用口のガードマンが、売れ残りをこっそり持ち出そうとしていないか、チェックする所まであるそうです。
売れ残りをもらえる所で働きたいなら、個人店などの小さなスーパーを狙うしかないですね。
ヤマダストアーが一石を投じた恵方巻き廃棄問題
スーパーだったら売れ残りの恵方巻きを半額で買えるとお伝えしましたが、もしかするとすぐに売り切れてしまうかもしれないお店もあります。
それが、兵庫県を中心に展開するスーパー、ヤマダストアー。
ヤマダストアーは、2018年2月1日のチラシに、「もうやめにしよう」と銘打ったメッセージを掲載し、恵方巻きの大量販売、大量廃棄問題に一石を投じ、多くの共感を集めました。
もうやめにしよう
売上至上主義、成長しなきゃ企業じゃない。
そうかもしれないけど、何か最近違和感を感じます。
昨年もあちこちで大量に廃棄された恵方巻がSNSで話題になりましたが、そりゃそうです。
のばせのばせ、ふやせふやせの店舗数と恵方巻の大量生産で数は膨れ上がり続けています。
食材を原価だけで考えてるからそんなことになるんやと思う。水も土も海産資源も地球が無料で私たちに与えてくれます。
スーパーの現場で働くと、どんなに偉い学者さんじゃなくても分かります。
ヤマダの鮮魚従業員も「海産資源は絶対減ってる」って言ってます。だから大事にしたいんです。
今年も1本1本心を込めて巻きました。ヤマダの巻き寿司は殆どお店で巻いてます。
魚屋さんで魚を切って、お肉屋さんでお肉を焼いて巻いてます。
今年はもしかしたら早くに無くなるかもしれないけれど、ヤマダはこれ以上成長することよりも今を続けられることを大事にしたいです。
最後の1本の恵方巻までお客様に愛されますように。
ちょっと変なスーパー ヤマダストアー株式会社
※今年は全店、昨年実績で作ります
売れ行きに応じて数を増やすことを今年は致しませんので、欠品の場合はご容赦くださいませ
多くのスーパー、コンビニでは、前年よりも更に売上アップを! 売り切れが出ないように! と、需要を上回る恵方巻きを販売し、そして売れ残って大量に廃棄するということを繰り返しています。
ヤマダストアーは、そんな世間の流れに疑問を呈し、持続可能性を重視して、昨年実績での恵方巻き販売を決めたのです。
その結果、2018年には、全8店舗の内、6店で恵方巻きを完売。
2店舗では廃棄が出たものの、例年よりはその量を減らせたそうです。
この試みに対してSNS上では、「頑張れ」「感心した」「こんな企業がもっと増えればいいのに」など多くの反響を呼び、電話でも応援の言葉が寄せられたといいます。
恵方巻きには、売れ残りや大量廃棄だけではなく、コンビニ店員がノルマを課されたり、自腹で買い取りさせられたという問題も存在します。
売れ残りの恵方巻きを半額で買えるのは嬉しいですが、その裏には、こんな「もうやめにしよう」問題があるんですね。
ヤマダストアーで恵方巻きを買う予定の方は、売り切れにご注意ください。
まとめ
恵方巻きは、コンビニだと半額にはならない店舗がほとんどです。
オーナーによっては、売れ残りを割り引きする所もあるようですが、そうした店舗は多くはないでしょうから、半額目当てでコンビニに行くのは無駄足になる可能性が高いでしょう。
でも、大抵のスーパーだったら売れ残りの恵方巻きを半額等で販売しますよ。
節分の日の遅めの時間に、半額シールの貼られた恵方巻きを狙ってみてください。