2月14日のバレンタインデーには、職場で義理チョコを配らないといけない女性も多いことと思います。
仕事の同僚や先輩、上司にあげる義理チョコの場合、値段の相場や渡し方はどうなのでしょうか。
ここでは、そうした疑問の答えをまとめています。
義理チョコの値段 職場で渡す場合いくらくらいが相場?
世間の女性陣は、どのくらいの値段のチョコレートを職場の上司や同僚にあげているのでしょうか。
いくつもプレゼントしないといけませんから、値段の高いものは厳しいですよね。
まずは、ぐるなびが行ったバレンタインに関する意識調査での、義理チョコの平均予算を見てみましょう。
20代:681円
30代:746円
40代:921円
50代:681円
60代:818円
(ぐるなび会員1905人を対象に調査)
参考元:『ぐるなび「2018年 バレンタインに関する調査レポート」』
https://corporate.gnavi.co.jp/release/2018/20180201-015592.html
義理チョコの予算は40代が最も高く、全体平均よりも140円ほど高くなっています。
それでも、1000円を上回ることはないんですね。
大体、義理チョコ一つの値段は、700~800円くらいが平均的相場といったところです。
他のアンケート調査も見てみましょう。
結婚式場のアニヴェルセルが行った、職場であげる義理チョコの値段に関するアンケートの結果は、次のようなものでした。
2位 101~500円:24.8%
3位 購入するつもりはない:20.5%
4位 1001円~1500円:10.8%
5位 100円未満:2.3%
6位 1501円~2000円:2.1%
7位 2001円~2500円:1.0%
8位 2501円~3000円:0.8%
9位 5001円以上:0.6%
10位 3001円~4000円:0.3%
11位 4001円~5000円:0.1%
(首都圏、関西圏に住んでいる20~36歳の女性906名を対象に実施)
参考元:『アニヴェルセル「【驚愕!】バレンタイン義理チョコの平均予算が判明!」』
http://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report14.html
こちらのアンケートの結果も、義理チョコの値段は501~1000円という人が最も多くなっています。
先程紹介した、ぐるなびの調査の、義理チョコの値段の平均は700~800円くらいという結果とも合致しますね。
「購入するつもりはない」というのは、会社で義理チョコが禁止・廃止されているのかもしれませんね。
楽天インサイトの調査を見ても、「会社、取引先や男性の友人など義理チョコを贈る相手」にかける予算については、同様の結果が出ています。
1円~500円未満:23.7%
1000円以上~2000円未満:21.1%
2000円以上~3000円未満:5.3%
3000円以上~4000円未満:1.3%
5000円以上~6000円未満:1.3%
6000円以上~7000円未満:1.3%
10000円以上:1.3%
(楽天インサイトに登録しているモニターの中から、20代~60代の男女1000人を対象に調査。このアンケート項目での女性回答人数は163人)
参考元:『楽天インサイト バレンタインデーに関する調査』
https://insight.rakuten.co.jp/report/20180125/
ということで、職場で贈る義理チョコの値段は、500円~1000円未満の範囲が相場だと見てよさそうです。
安くても500円以上、高くても800円前後くらいといったところですね。
あまり高価なものをもらっても、ホワイトデーのお返しが大変です。
もらう側の立場から考えても、義理チョコはそれくらいの値段でも十分だと思いますよ。
・・・といいますか、これでもちょっと高すぎるくらいだと思うんですよね。
高いというより、はっきり言って、お返しがめんどくさいので正直いらないと思っている男性も少なくなかったり・・・。
もらう義理チョコの値段や、くれる女性の人数によっては、ホワイトデーのお返しで何千円も飛んでいきますからね。
中には、あからさまにお返し目当ての女性もいたりしますし。
高いものだと、かえって迷惑になってしまうんですよね。
それでも、会社などの職場で虚礼廃止令が出ていなくて、バレンタインには義理チョコを同僚、上司に配るのが慣例になっているなら、渡すしかないんですかね。
義理チョコを渡す女性の側も、面倒くさいな~って思ってませんか?
お金かかりますし。
義理チョコ禁止になっている職場も多いようですけどね。
でも、いろいろ悩んでバレンタインチョコを用意してくれるのは、たとえ義理だとしても、その気持は嬉しいですよ。
なので、贈る側もお返しをする側も、お互い無理のない範囲に留めましょう。
義理チョコを職場で渡すならこれがおすすめ!
職場で同僚に配る義理チョコって、別におしゃれな物とかじゃなくてもいいんですよ。
仕事の合間に軽くつまめる、おやつみたいなものでも十分です。
世の社会人男性の皆さんも同じように思っているようで、Amebaニュースのサイトにこんなアンケート結果がありました。
『「義理」で配られて嬉しいチョコランキング』
1位 ブラックサンダー 296pt
2位 チロルチョコ 233pt
3位 ビックリマンチョコ 125pt
4位 小枝 99pt
5位 チョコボール 89pt
6位 スニッカーズ 86pt
7位 アポロ 76pt
8位 ジャイアントカプリコ 53pt
9位 チョコエッグ 28pt
9位 チョコバット 28pt
10位 ベビーチョコ 22pt
番外
11位 ペロティ 3pt
(26~34歳の社会人男性200人を対象に調査)
引用元:https://news.ameba.jp/entry/20170214-391
(※10位のベビーチョコは、おそらくチョコベビーの間違い)
どれも、子供の頃に食べたことがある人が多いであろう安いチョコレートです。
特に人気の高いブラックサンダーとかチロルチョコも、安い駄菓子ですよね。
ブラックサンダーは、バレンタインデーの時期に「一目で義理とわかるチョコ」として売り出して話題にもなっていました。
今年は職場に義理をバラ撒いてきた #一目で義理とわかるチョコ pic.twitter.com/ZW7QKaaj5k
— maimai (@kiammaik) 2018年2月14日
ブラックサンダーの価格は30円。ネットで20袋入りの物をまとめ買いしても500円もしなかったりしますけど、そんなのでも十分なんですよ、義理チョコをもらう男の側は。
社会人だからって、義理チョコまでゴディバとかでないといけないなんてことはありません。
男性社員が多くて、全員に500円以上の義理チョコを買っていたら出費が大変! という場合も、こういう安いチョコを選んでみてはどうでしょうか。
でも、女性だと、ブラックサンダーはレジに持って行きにくいんですかね?
もしそうなら、ネットで購入するという方法もあります。
他の人より安いものだとガッカリされたり、逆に他の人よりいい物だと誤解されるかもしれません。
義理チョコの選び方はここに注意!
上記のランキングのチョコレート以外にするなら、選び方に関して注意点があります。
それは、義理チョコでハート型の物を選ぶのはやめましょう! ということ。
渡す相手が既婚者の男性だと、そういうチョコレートを旦那さんが持ち帰ってくると、ムカッとする奥さんも多いようですよ。
喧嘩売ってるとか、ハート型の義理チョコなんて売るなってメーカーにクレーム入れてやりたいとか、いろいろ言われております。
中には、これは家に持って帰れないと言って、会社で食べてしまう新婚の若手社員もいるそうで(笑)
バレンタインにはハート型のチョコレートや、ハート柄の包装紙も多いですので、ご注意下さい。
義理チョコは上司には他より高いものを選ぶべき?
上司への義理チョコは、同僚に渡すものよりもちょっといい物にしたほうが無難ですね。
義理チョコをもらって嬉しいかどうかは人それぞれでしょうけど、部下と同じランクの物をもらったら、カチンと来る人もいるでしょうから。
前の章で、職場での義理チョコの値段の相場は500円以上、高くても800円前後くらいと紹介しましたが、上司への義理チョコの値段の相場は、それより少し高めの1000円前後といったところですね。
義理チョコの職場での渡し方は?
職場での義理チョコの渡し方でまず気をつけたいのは、「相手に勘違いされないこと」ではないでしょうか。
渡す際のマナーも気になるところだと思いますけど、思わせぶりな渡し方をして「彼女、俺に気があるな」なんて思われても面倒でしょう。
義理チョコはみんなの前で渡す
そんな誤解を避けるには、一対一でチョコレートを渡すのを避けることですね。
二人きりで渡すのを避け、他の皆さんもいる所で一斉に配れば、そのような誤解も回避できます。
義理チョコを休憩スペース、食堂などに置いておく
義理チョコをまとめて箱に入れて、「よろしければお食べ下さい」という形で置いておくのも手です。
男性社員が多くて、一人ひとり個別には渡しにくい場合でも、この方法でしたら手間も省けます。
男性社員が多いから、ブラックサンダーなどの安いチョコをまとめ買いするのでしたら、この渡し方のほうがスムーズでしょう。
ただし、直接渡すのに比べてそっけなくなりますから、箱に一言メッセージを添えておくといいですね。
「いつもお世話になってます。バレンタインのチョコレートです。よろしければ召し上がって下さい」とか。
義理チョコに添えるメッセージ 職場で渡す義理チョコの場合は?
個別に義理チョコを渡すのでしたら、そこにメッセージを添えたほうがいいのだろうか、というのも悩みどころだと思います。
これについては、どうせ渡すなら、あったほうがいいですね。
ただし、相手に好意があると誤解されないように気をつけましょう。
上司に渡す義理チョコでしたら、
〇〇△△(あなたのフルネーム)」
のような、シンプルな一言で十分です。
直接指導を受けている相手ではなくても、上司であればこれでも妥当な言葉です。
凝ったカードやメッセージは、奥様に誤解されるかもしれませんので、カードを添えるのではなく、チョコの箱にボールペンやサインペンで太書きするといいですよ。
チョコを買いに行くときにペンを持参して、そこで箱にメッセージを書いてから包装してもらうといいです。
同僚や先輩に渡す義理チョコの場合も、メッセージはシンプルなもので大丈夫です。
「いつもありがとうございます。休憩の時にでも召し上がってください。
これからもよろしくお願いします。」
のような、簡単な一言を添えましょう。
メッセージの文章については、そんなに気負って考える必要はありません。
2~3行の、本当に簡単な一文で構いませんよ。
気をつけるのは、渡す相手によってメッセージに温度差が出ないようにするくらいですね。
同期の男性のような気さくに話せる相手でも、あまりくだけた内容にすると誤解されるかもしれませんので気をつけて下さい。
同僚や先輩への義理チョコの場合、メッセージは、カードの代わりにポストイットのような付箋に書いて添えてもOKです。
大層なカードでなくても、手書きのメッセージが添えられていたら嬉しいですよ。
メッセージがあることで、ばらまき感も薄れます。
ラッピングもシンプルで構いません。
ダイソーやセリアなどの100均に売っている物でラッピングしてくれれば十分です。
まとめ
職場で渡す義理チョコの値段は、安くても500円以上、高くても800円前後くらいが平均です。
同僚への義理チョコはそれくらいの金額で、上司への義理チョコは、それよりちょっと高い1000円前後といったところですね。
女性が選ぶ義理チョコの金額はそれくらいが相場なのですが、もらう男の側は、ブラックサンダーなどの安いチョコレートでも十分嬉しいですから、あまり無理をする必要はありませんよ。
特に、職場に男性の同僚が大勢いる方は大変ですよね。
職場での義理チョコはいらない! やめよう! という声も多いですが、やらないといけない空気の職場でしたら、あげるのもお返しするのも、お互い無理のないようにしましょう。