菜の花の美味しいシーズンになりましたね。
菜の花とベーコンのクリームパスタ、菜花のおひたし、からし和え、胡麻和え、味噌汁、天ぷら、漬物、炊き込みご飯・・・。
今年はどんな菜の花料理を作る予定でしょうか?
しかし、菜の花は季節限定の春の食材。
スーパーでの販売時期も気になるところです。
ここでは、スーパーで菜の花が売っている時期の情報と合わせ、保存方法、美味しい菜の花の見分け方、菜の花に含まれる栄養とその効果についてまとめています。
菜の花の販売時期 スーパーではいつからいつまで?
菜の花は、温かい地域では1月下旬頃から花を咲かせ、寒い地域では5月まで花を楽しめる植物ですが、食材として購入できる時期はいつ頃なのでしょうか。
菜の花がスーパーで販売される時期は、2月中旬ごろ~3月が一般的です。
今では、予冷技術(出荷前に行う低温処理)が進んだことで出荷時期が伸びてはいるのですが、全国的に2月、3月以外でも普通に手に入る、というわけではないようですね。
寒咲花菜のように冬の初めから出荷される菜の花もあるので、出荷量が多くなる時期は12月~4月となっていますが、平均的には2月中旬ごろ~3月がスーパーで購入しやすい時期となっています。
4月になると、スーパーでは手に入らなくなってしまう地域が多いようです。
2月中旬以降や3月でしたら、大抵のスーパーで菜の花を買うことができると思いますよ。
1月や4月など、その他の時期でしたら、スーパーで菜の花が販売しているかどうか微妙ですから、念のために、菜の花以外の献立も考えておいたほうがいいかもしれません。
菜の花の冷凍が業務用スーパーにも売っていましたが・・・
旬の時期以外でも、業務用スーパーに冷凍の菜の花が売っていたりしますけど、しなしなで美味しくはなかったですね。
菜の花は、一度にたくさん食べるものでもありませんから、旬に少し食べられれば、それでいいのではないでしょうか。
冷凍のものをどっさり買ってきてまで、食べる必要もないと思いますよ。
菜の花の旬 美味しく食べる事ができる時期は?
菜の花は、スーパーでも手に入れやすい2月~3月にかけてが旬なのですが、特に、3月中旬までのものが美味しくなっています。
その時期の菜の花は茎や穂先も柔らかいので、菜の花料理を作りたいのでしたら、早めにスーパーで買ったほうがいいでしょう。
3月下旬以降になると、茎や穂先が固くなってくるようです。
菜の花を買う時の2つのポイント 美味しい物の見分け方はここに注目!
美味しい菜の花の見分け方というものもありますので、2つのポイントを紹介しますね。
鮮度のいい菜の花は、つぼみが開いていません。 まずは、つぼみが開いていないものを選びましょう。 茎の切り口がみずみずしい菜の花は、鮮度がいいんですよ。 切り口の中心まで緑色の物を選ぶのがコツです。 鮮度の落ちているものは、切り口の真ん中が白っぽくなってしまっています。 スーパーに菜の花を買いに行ったら、これら2つの見分け方に注意して、美味しいものを選びましょう。 買ってきた菜の花をひとまず保存するなら、濡らした新聞紙などで包んでから、ビニール袋に入れた状態で冷蔵庫の野菜室に。 できれば、立てて入れておく保存方法のほうがより良いです。 菜の花は時間が経つと苦味が出ますので、美味しく味わうには、できるだけ早めに食べましょう。 冷蔵庫に入れておく保存方法でも、菜の花の水分は少しずつ減ってしまいます。 美味しい内にいただくなら、保存期間は2~3日です。 それ以上の期間保存しておきたいなら、茹でたものを塩漬けにしておくといいですよ。 菜の花も緑黄色野菜の一つですから、ビタミンやミネラルが豊富です。 それでは、菜の花に特に多く含まれる栄養と、その効果を紹介しますね。 ・ビタミンA ビタミンAにはβカロテン(βカロチン)が多く含まれています。 βカロテンには抗酸化作用がありますから、老化防止・アンチエイジングの効果が期待できますね。 ・ビタミンB1、B2 ビタミンB1、B2は、皮膚や粘膜の健康維持に効果があります。 また、ビタミンB1には、脳や神経の働きを正常にする働きもあります。 ビタミンB2には、タンパク質をエネルギーに変える働きがあるので、活発に活動する人でしたら、しっかり摂りたい栄養素です。 ・ビタミンC 菜の花には、100g中130mgと、比較的多いビタミンCが含まれているんですよ。 ビタミンCには、皮膚や粘膜を健康に保ち、ストレスや病気への抵抗力を高める効果があります。 でも、2018年12月29日に日本テレビ系で放送された「世界一受けたい授業」で、ビタミンCにそうした効果はないと言っていました。 ビタミンCをとりすぎると、下痢や胃腸障害を起こすこともあるので、過剰摂取を避け、日頃からバランスよく栄養を摂取する必要があるそうです。 とりすぎは良くないといっても、菜の花をちょっと食べる分には問題ありませんので、ご安心ください。 ・葉酸 葉酸というのは、ビタミンBの一種です。 ほうれん草の葉から発見されたため、この名がついています。 DNAの合成や細胞分裂が正常に行われるのに必要とされるため、妊婦さんにはとても大切な栄養素です。 それ以外にも、ビタミンB6やB12とともに働いて、動脈硬化の原因であるホモシステインを減らしたり、ビタミンB12とともに働いて、赤血球を作る効果もあります。 これらのビタミン以外にも、菜の花には次のミネラルも豊富です。 ・鉄分 血液に含まれる赤血球を作るのに必須の栄養素です。 鉄分が不足すると貧血になってしまうことは有名ですよね。 ・カルシウム カルシウムは、健康な歯や骨を作る効果がある栄養素です。 これも有名ですね。 骨粗しょう症の予防のためにもしっかり摂りたい栄養ですが、摂りすぎると結石になりやすくなったり、他のミネラルの吸収を阻害してしまいます。 特に、サプリメントを利用してカルシウムを摂取している場合は、摂取量に気をつけましょう。 ・カリウム カリウムには、体内の余計なナトリウムを排泄し、血圧を下げる効果があります。 塩分のとり過ぎによる高血圧の改善にも、効果が期待できますね。 ビタミンやミネラル以外にも、菜の花には食物繊維も多く含まれています。 野菜などに含まれる食物繊維は、「不溶性食物繊維」と呼ばれ、腸の働きを活発にし、便通を整える効果があります。 ビタミンCやビタミンBは水溶性で、水に溶けやすいです。 特にビタミンCは水洗いや加熱に弱いですから、茹でる場合はさっと調理しましょう。 菜の花に限らず、野菜のビタミンCもしっかり摂りたい場合は、茹でたり煮たりするよりも、蒸したり炒めたりするのがいいですね。 菜の花がスーパーで販売される時期は、2月中旬ごろ~3月が一般的ですね。 4月になると売り場からは消えてしまうスーパーが多いようです。 スーパーで買う際は、 ・茎の切り口が中心まで緑色の物 この2つのポイントに注目するのが、新鮮で美味しい菜の花の見分け方のコツです。
菜の花の保存方法は?
菜の花の保存期間はいつまで?
菜の花は意外と栄養豊富 その効果は?
まとめ