私達日本人にとってのクリスマスといえば、ケーキとチキンが定番ですが、海外では鶏肉(チキン)ではなくて七面鳥(ターキー)なんですよね。
なぜ日本では七面鳥じゃなくてチキンになったんでしょうか?
チキンも美味しいですけど、なんだか七面鳥も美味しそう……な気がします。
(食べたことはないですけど、テレビなどで見ると美味しそうなので)
今回は、日本のクリスマスでチキンが食べられるようになったのはなぜなのか、そして、七面鳥(ターキー)ってどんな味なのか、日本にも七面鳥を売ってる店があるのかどうかについて紹介します。
日本ではクリスマスにチキンを食べるのってなぜ?七面鳥じゃないって邪道じゃないですか?
クリスマスの習慣は、アメリカから日本にもたらされました。
そのアメリカではクリスマスのみならず、感謝祭でも七面鳥が食べられています。
(感謝祭というのは、収穫祭のことです)
どちらもアメリカ人にとっては大事な行事です。そのような大事な行事で食べられているのが七面鳥・ターキーなんですね。
七面鳥というのは、アメリカだけではなく、カナダからメキシコにかけても広く生息している北米ではメジャーな鳥で、アメリカ大陸にヨーロッパから入植者がやってきた時には、既にネイティブアメリカンによって家畜化されていたそうです。
アメリカ人にとって七面鳥というのは、昔から馴染みのある食材だったわけです。
そういったことから、アメリカではクリスマスというキリスト教にとっての重要な行事にも七面鳥を食べるようになりました。
ですが、私達日本人にとっては七面鳥って馴染みがないですよね。
日本に野生の七面鳥なんていませんし、生産者もほとんどいないですから、スーパーなどにも売ってないですし。
日本人にとって馴染みのある鳥肉といえば鶏。ということで、日本では七面鳥の代用として、クリスマスにチキンを食べるようになりました。
この習慣が日本で広まったのは、1970年代にケンタッキーが『クリスマスにチキンを食べよう』というCMを流したことがきっかけです。
それまでにも、クリスマスにはチキンが食べられていたようですが、そこから一気に、日本のクリスマスにはチキンを食べるという習慣が一般的になったようです。
またその他の理由として、日本人にとっては七面鳥だと大きすぎるというのもあるでしょう。
海外のキッチンにあるような大きなオーブンでしたら、七面鳥の丸焼きも調理できますけど、そのような大型オーブンは日本では一般的ではありませんから、食べる以前に、調理が難しいですよね。
こんなオーブンですよ。
七面鳥の丸焼きが作れたとしても、核家族やカップルで食べるには量が多すぎます。
アメリカだと、クリスマスには家族や親戚が集まって、大勢で切り分けながら七面鳥の丸焼きを食べるそうです。
やっぱり、日本のクリスマスには、七面鳥(ターキー)よりも、鶏肉(チキン)のほうが合っているようですね。
本場のクリスマスで食されている七面鳥の味が気になる!
日本のクリスマスにはチキンのほうが合っているようだとは分かっても、七面鳥の味というのも気になります。
やはり本場のクリスマスの定番料理ですし、七面鳥なんて全く食べたことがないからこそ、その味が気になって仕方がありません。
どんなにジューシーで濃厚な味なんだろうかと、頭のなかで勝手に想像を膨らませて、もう私の中での七面鳥の味は、海原雄山をも唸らせる究極のクリスマス料理となってしまっていますw
でも残念ながら、七面鳥・ターキーの味についての噂を辿ってみると、どうも評判がよくないんですね。
七面鳥の味についての主な噂を挙げると、以下の様なものがあります。
・チキンよりもずっと淡白
・あっさりしている
・まずい
・おいしくはない
・クセがなくて、脂分が少ない
・ノンオイルのシーチキンのような味(シーチキンって……笑)
・パサパサしている
・チキンよりも食感が柔らかい
・スモークにすると美味しい
・美味しくなるかどうかは下ごしらえ次第
どうやら、七面鳥そのものはあっさりした薄味で、しっかり下ごしらえしないと美味しくはないようですね。
そのため、調理の時には、七面鳥の表面に塩こしょうするだけではなく、ニンニクやハーブなどを擦り込んで、グレービーソースやベリーソースのような味の濃いソースをかけて食べているそうです。
そういう一手間をかけずに、塩を振っただけでローストしたのでは、美味しくはないようですね。
料理の仕方がざっくりしているお母さんが作ると、食べた時に『ん?』ってなるそうですw
しっかり下ごしらえして調理した七面鳥というのは美味しそうです。
やっぱり七面鳥の味が気になりますw
七面鳥って日本にも売ってる店はあるんでしょうか?
一度は食べてみたい七面鳥ですが、そもそも日本に売ってる店なんて存在するんでしょうか?
やはり、普通のスーパーだと、何軒ハシゴしても七面鳥の肉は見つからないようですね。
ですが、イオンに売っていたという情報がありましたし、他にも、KINOKUNIYAのような高級スーパー、ナショナル麻布や日進ワールドデリカテッセンにような外国人向けの高級スーパーにはあったという情報もありました。
七面鳥があるかないかは、時期によっても違ってくるかもしれませんし、ここは確実に売ってる店だとは断言できないのですが、高級スーパーですか……。近所にないなあ^^;
デパートに入っている肉屋さんや、近所の精肉店に頼めば仕入れてもらえるかもしれないという手もありますね。
ちょっと手間がかかりますけど、どうしても七面鳥を入手したいという方は、お肉屋さんに聞いてみてはいかがでしょうか。
でも実を言うと、七面鳥だって、ネット通販を使えば楽に手に入るんですね。
便利な時代になったものです。
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まとめ
アメリカではポピュラーな食材である七面鳥は、日本では全く馴染みがありません。
そのため、日本のクリスマスには七面鳥の代用としてチキンが食されるようになりました。
でも、七面鳥の丸焼きを調理するには大きなオーブンが必要ですし、七面鳥そのものは、ノンオイルのシーチキンみたいなパサパサした味らしいので、チキンにしておいて正解だったのかもしれませんw
とは言え、七面鳥も下ごしらえ次第で美味しくなるそうなので、今年のクリスマスには本格的に七面鳥料理を食してみたいという方は、手軽にネット通販で七面鳥を入手してはいかがでしょうか。
七面鳥を売ってる店なんて、日本にはなかなかないみたいですし。