10月に入って、今年もインフルエンザの予防接種が受けられる時期がやってきましたが、いつ予防接種を受けるかというのもちょっとした問題ですよね。
果たして、10月にインフルエンザの予防接種を受けるのって早いんでしょうか?
【インフルエンザ予防接種の2回目を2週間後にうったのは早いのかどうか不安な方は、こちらの記事を参考にどうぞ】
>「インフルエンザ予防接種の2回目を2週間後にうったのは早い?」
インフルエンザの予防接種を10月に受けるのは早いのか?
予防接種を1回受けておけば、もうそのシーズンはインフルエンザに対してずっと安心だったらいいんですけど、そうじゃないのが問題なんですよね。
インフルエンザ予防接種の効果が持続する期間と、インフルエンザの流行する時期が重なっていないと十分な予防効果を期待できません。
ですから、10月だと早いだろうかと、ちょっと心配してしまいますよね。
インフルエンザの予防接種の効果は、一般的に5ヶ月持続すると言われています。
だとすると、早い時期の10月に予防接種を受けておけば、翌年の3月までその効果が持続することになりますが、実は、予防接種の効果はしっかり5ヶ月続くわけではないんですね。
インフルエンザの予防接種は、3ヶ月後くらいから徐々に効力が弱まっていってしまうのです。
予防接種によって作られたインフルエンザの抗体は、接種後3ヶ月目には、約80%に減っているそうです。
ですから、早い10月のうちにインフルエンザの予防接種を受けた場合、4ヶ月目以降の2月、3月にはインフルエンザ感染のリスクが高まってしまいますね。
インフルエンザ流行のピークは1月に来ることが多いですから、早めの10月に受けておいても安心である可能性は高いですけど、インフルエンザの流行期間は3月までですから、絶対安心であるとはいえません。
インフルエンザ流行前に抗体を作っておきたいなら、早い10月のうちに予防接種を受けておいたほうがいいですし、インフルエンザ流行のピーク時期に万全の体勢を整えておきたいなら11月に入ってから予防接種を受けたほうがいいでしょう。
インフルエンザの予防接種は11月になってから受けるという人が多いようです。
11月に受ければ、3ヶ月後は2月ですから、インフルエンザ流行のピーク時期にも十分な抗体を保っている確率が高いですよね。
ただ、11月に予防接種を受けようと考える人が多いですから、11月になると病院の予約が一杯で、予防接種をなかなか受けられない場合があります。
そういった混雑を避けるために、早めに10月のうちに予防接種を受けておこうというのも手ですよね。
インフルエンザの流行期間は長いですから、1回の予防接種で、流行期間が終わるまで十分な抗体を保つのは難しいんです。
私としては、予防接種を1回で済ませるなら、10月に受けるよりも、できれば11月にしておいたほうがいいと思います。
【インフルエンザ予防接種の2回目を2週間後にうったのは早いのかどうか不安な方は、こちらの記事を参考にどうぞ】
>「インフルエンザ予防接種の2回目を2週間後にうったのは早い?」
まとめ
インフルエンザの予防接種の効果が持続する期間は約5ヶ月ですが、3ヶ月後くらいから徐々に効力が落ちていきます。
もしインフルエンザ流行のピークが2月3月だった場合、10月に予防接種を受けるのは早いかもしれませんね。
ですから、インフルエンザの予防接種は、10月に受けるよりも、できれば11月に受けたほうがいいと思います。