空気の乾燥する季節、赤ちゃんを家族に迎えたお家では、部屋の湿度を保つために加湿器は必要だろうかと気になりますよね。
でも、いざ加湿器を買おうとしても、いくつもタイプがあって迷ってしまいます。
ここでは、
・赤ちゃんに加湿器は必要なの?
・赤ちゃんのために加湿器を選ぶなら、どのタイプがオススメ?
・空気清浄機も赤ちゃんには必要なの?
以上の3点についてまとめています。
加湿器は赤ちゃんに必要?
冬場はただでさえ空気が乾燥するのに加えて、エアコンを使うと余計に部屋の空気が乾燥します。
ですから、大人だけの家庭でも加湿器は欲しいところです。
お肌の乾燥のためだけではなく、インフルエンザなど風邪の予防のためにも、適度な湿度を保つことは重要ですからね。
特に、赤ちゃんのいる家庭では加湿器は必要と言えるでしょう。
室内の湿度は、50~60%に保ちたいところです。
部屋の湿度が30%以下になると、大人でもあかぎれや肌荒れになりやすくなってしまいます。
赤ちゃんの肌はデリケートですから、部屋を乾燥したままにはしておきたくないですよね。
まずは、湿度計で部屋の湿度を見てみましょう。
50~60%が適度な湿度ですが、あなたのお宅は大丈夫でしょうか?
30%くらいだと低すぎですが、逆に60%以上になるとカビが発生しやすくなるので、高ければいいというわけではありませんのでご注意を。
加湿器を赤ちゃんのために買うならオススメのタイプは?
赤ちゃんのために加湿器を買おうと思っても、加湿器って色々タイプがあって、選ぶのに迷ってしまうんですよね。
加湿器には方式の異なる4つのタイプがあります。
・スチーム式
・気化式
・超音波式
・ハイブリット式(スチーム式と気化式を合わせたもの)
それぞれメリットとデメリットがあるのですが、赤ちゃんのために使うのならどれがオススメなのでしょうか?
まずは、それぞれの長所と短所を紹介しますね。
スチーム式 ~赤ちゃんにオススメの加湿器は?~
<長所>
・水が加熱殺菌されるので、蒸気にカビや雑菌が含まれる心配がない
・フィルターを使っていないので、掃除の手間はそれほどかからない
(電気ポットのように内部に水垢はつきますので、掃除が不要というわけではありません)
・加湿力が高い
<短所>
・噴き出し口が高温になるので、赤ちゃんや小さい子供のいる家庭では心配
・電気代が高い
気化式 ~赤ちゃんにオススメの加湿器は?~
<長所>
・噴き出す空気は高温にならないので、赤ちゃんが触れても安心
・電気代が安い
・加湿器自体も安い
<短所>
・フィルターに雑菌が繁殖しやすく、こまめな内部掃除が必要
(フィルターは1シーズンで交換が必要になると思って下さい)
・加湿力は低い
超音波式 ~赤ちゃんにオススメの加湿器は?~
<長所>
・電気代が安い
・加湿器自体も安い
・噴き出すのは蒸気ではなく、超音波で作られた霧なので熱くない
<短所>
・水が傷みやすく、噴き出す霧にカビや雑菌が含まれてまき散らされやすい
・こまめな内部掃除が必要
ハイブリット式 ~赤ちゃんにオススメの加湿器は?~
<長所>
・電気代がスチーム式よりも安い
・スチーム式に比べて、噴き出す蒸気は熱くない
<短所>
・構造が複雑なため加湿器自体が高い
・フィルター部分の水が傷んで雑菌によるニオイが発生しやすい。こまめな内部掃除が必要
以上、それぞれの加湿器のタイプの長所と短所を見ていただきました。
この中ではどれがオススメかですが、まず避けてほしいのは超音波式です。
超音波式の加湿器は、内部にカビや雑菌が発生しやすく、衛生面、健康面でいいとはいえません。
超音波式の加湿器は、タンク内の水を気化させたり沸騰させたりするのではなく、そのまま超音波で霧状にして噴出しています。
ですから、内部に発生したカビや雑菌が、そのまま霧の中に含まれてしまうのです。
赤ちゃんの健康のために加湿器を使っても、カビや雑菌が含まれた湿気を吸わせてしまっては本末転倒ですよね。
ですので、超音波式の加湿器は避けましょう。
大人だけの家庭でも、超音波式は避けたいところですので。
となると、スチーム式か気化式かハイブリット式かということになりますね。
スチーム式は衛生面では優れているのですが、赤ちゃんが触れてしまうとやけどの危険があるというのが不安です。
でも、フィルターのこまめな掃除や交換のような手間はかかりません。
気化式は熱くならないので、安全面では安心ですが、フィルター掃除の手間が面倒。
ハイブリット式もフィルター掃除に手間がかかる上、値段が高い。
それぞれ一長一短あるので、オススメはコレに決まり! と言えないですね。
安全を取るか、手間を取るかの選択になると思います。
他にも、空気清浄機型の加湿器(加湿空気清浄機)もあって、これは気化式の加湿機能が搭載されています。
気化式の加湿器同様、掃除の手間はかかりますが、空気清浄機も赤ちゃんのために用意したいと思っているのでしたら、加湿空気清浄機を選択肢に加えるのもいいですね。
加湿空気清浄機でしたら、空気もきれいになって一石二鳥ですし。
空気清浄機も赤ちゃんに必要なの?
そもそも、空気清浄機って赤ちゃんに必要なのでしょうか?
これに関しては、子育てしている家庭でも意見が分かれるんですよね。
実際に空気清浄機を使ってみるとホコリがたくさん取れて、
「今までこんな部屋で生活してたのか・・・」
と、目には見えない部屋の空気の汚さにゾッとする。
特に、赤ちゃんは床に近いところで生活しているのだから、空気清浄機は必要というのが肯定派の意見です。
逆に否定派は、あんまり清潔にしすぎると、赤ちゃんに抵抗力がつかずにアトピーやアレルギーの原因になる可能性があるから必要じゃないと言っています。
私もあんまり潔癖になるのはよくないと思いますので、赤ちゃんに空気清浄機は絶対必要というわけではないと考えてます。
普通にしっかり掃除と換気をしていれば、空気清浄機はなくてもいいだろうという方針です。
家族に喘息や花粉症の人がいるなら空気清浄機があったほうがいいですけどね。
加湿器や空気清浄機を赤ちゃんのために購入したいと考えているなら、先程も触れましたが、両方の機能が合わさった加湿空気清浄機がいいですね。
2台買う必要がないですし。
空気清浄機があると、梅雨や猛暑といった換気ができない時期にも役に立ちますよね。
まとめ
赤ちゃんのためには加湿器はあったほうがいいでしょう。
部屋の温度は50~60%くらいになるようにしましょう。
加湿器を選ぶ際は、衛生面で難のある超音波式は避けたほうがいいですよ。
空気清浄機は、赤ちゃんに絶対必要というわけではないと思いますが、購入するのでしたら、加湿器と空気清浄機の機能が合わさった加湿空気清浄機がお得ですね。
ただ、加湿空気清浄機は気化式の加湿方式を取っているので、掃除の手間はかかります。