夏になると、花火大会や七夕まつりなどに行くときに浴衣を着ることもありますよね。
でも、下駄って普段履き慣れないですから、歩いているうちに鼻緒に当たる所が痛くなってしまうことも……。
足袋を履けば楽でしょうけど、浴衣に足袋っておかしいのでしょうか?
足袋を履くなら、色は何色がいいの?
ここでは、こんな疑問を持っている女性に向けての答えをまとめています。
浴衣を着て足袋を履くっておかしいの?
夏の花火大会だけではなく、七夕まつりなど、季節のイベントで浴衣を着る機会も多い時期ですね。
でも、素足に下駄だと、足が痛くなるんですよね……。
近所の夏祭りなどに、浴衣でちょっと行くくらいなら大丈夫ですけど、電車で行くような場所で開催される花火大会などだと、かなり歩きますし、立ちっぱなしの時間も長いですし。
そんな場合には、足袋を履いていけば足がずっと楽になりますが、浴衣に足袋っておかしいんじゃないかな……? ってちょっと不安になるものです。
これはですね、別に変じゃないですよ。
確かに、浴衣で足袋を履くというのは一般的ではありません。
多くの人が浴衣には素足に下駄という出で立ちですし、そういう装いが涼しげで夏らしいといえます。
しかし、日舞をやっている人とか、役者さんとか、女将さんなどは、浴衣に足袋を合わせています。
浴衣を着る時は素足に下駄という装いは、若々しくて魅力的ですが、足袋を合わせた装いもまた、それとは違った美しさがあるものです。
浴衣で足袋を履くのはおかしいというのは、単なる決めつけ、思い込みであると言えますね。
ですから、「花火大会などに浴衣で行きたいけど、下駄の鼻緒の所が痛くなるし、できれば足袋を履きたいな」という場合は、気にせず足袋を履いて大丈夫です。
足袋を履けば足が痛くなりにくいだけではなく、足の日焼け予防にもなります。
昼間から浴衣姿で出歩くなら、それもメリットになりますね。
ただし、足袋を履くのでしたら、下駄よりも草履のほうがいいですよ。
その理由については、次の章で詳しく紹介しますね。
浴衣に足袋なら草履のほうが下駄よりもオススメ!
浴衣で足袋を履くこと自体には問題はないのですが、足袋に下駄を合わせるのは、ちょっといただけないですね。
浴衣で履くような下駄に足袋って合いませんから、それだと浮いてしまうでしょう。
それも、「浴衣で足袋っておかしいんじゃないかな?」と不安になってしまう原因なんですよね。
ですので、浴衣で足袋を履く場合は、下駄ではなく、草履のほうがいいですよ。
踊りなどで足袋を履く場合も、大抵は草履を合わせています。
ちなみに、下駄と草履の違いは、次のようになっています。
材質
下駄:木でできています
草履:い草 藁 竹 ゴム ビニール コルク
底部の形状
下駄:2本の歯が付いています
草履:平らです
草履を持っていないのでしたら、これを機会に新調してみてはどうでしょうか。
足袋の色も、浴衣や草履の色柄に合わせたものにするといいですね。
浴衣に合わせる足袋の色は何がいいの?
足袋といえば白が定番ですが、足袋の色は白だけではありません。
女性だったら白もいいですけど、持っている浴衣の色に合わせてコーディネートしましょう。
白以外の足袋にすると、スマートな印象にもなりますよ。
と言っても、足袋の色はそれほどバリエーションが豊富というわけではないです。
黒、灰色、水色などだとシックな装いになると思います。
または、レースの足袋というのも、モダンな印象になるのでオススメですよ。
足袋だけではなく、つけ襟も合わせれば、普段の浴衣のイメージがガラリと変わります。
浴衣って洋服みたいに何着も持つものではありませんから、こういった小物で着こなしを変えるのも楽しいですよ。
これを機会に、ぜひ浴衣の新しい装いを試してみて下さい。
まとめ
浴衣で足袋を履くというのは、確かに一般的ではないかもしれませんが、おかしいという事はありません。
ですから、心配せずに、浴衣に足袋を合わせて大丈夫です。
ただ、浴衣で足袋を履く場合は、下駄だと違和感がありますから、草履にしたほうがいいですよ。
足袋の色も、浴衣や草履に合わせてコーディネートしましょう。
女性でしたら、定番の白い足袋もいいですが、黒や灰色や水色ならシックな装いになりますし、レースの足袋というのもモダンです。
足袋だけではなく、つけ襟も合わせると、浴衣のイメージがガラリと変わりますよ。