キャンプ未経験だったり、夏のキャンプは初めてだったりすると、どんな準備をしていけばいいのか分からなかったりしますよね。
夏のキャンプ場といえば、まず気になるのが暑さと虫ではないでしょうか。
夜寝るときに、シュラフ(寝袋)は必要なの?
暑さ対策では、どんなことができるの?
虫対策は?
ここでは、こんな疑問の答えをまとめています。
夏キャンプに行く前の参考にどうぞ!
夏キャンプにシュラフは必要?
まず、夜寝るときにシュラフ(寝袋)は必要なのかどうかですが、これは一応持っていったほうがいいです。
キャンプをする場所にもよるでしょうが、キャンプでは何が起こるかわかりません。
なので、どんなに暑くても、備えあれば憂いなしです。
昼間暑くても、夜になって肌寒かったら普通にシュラフを使えばいいですし、暑くても、それはそれで使い道はあります。
体の下に敷くとか、タオルケット代わりにお腹の上にかけるとか、足だけ出して寝るとか・・・。
小さくたためば、枕代わりにもなります。
なので、これからシュラフを用意する予定なら、足を出せるタイプの物が温度調節がしやすくて便利だと思います。
化学繊維でできたシュラフで、-10℃くらいまで対応しているタイプなら、1万円以下の物でも十分でしょう。
安く済ませたいなら、封筒型のシュラフですごく薄いのが1000円台だったりしますね。
万が一、夜中や明け方に寒くなっても、防寒着を着込んで寒さをしのぐことはできますが、防寒着よりもシュラフのほうがコンパクトで軽いですよ。
夏キャンプの暑さ対策は?
夜の寒さが心配でも、夏の昼間のキャンプ場は確実に暑いですよね。
夏キャンプの暑さ対策で一番いいのは、標高の高い所にあるキャンプ場を選ぶことです。
標高が1000メートル以上だったら、ずいぶん快適ですよ。
標高1280メートルにある富士山近くの高原キャンプ場だと、夏の昼間で気温は25℃くらいです。
ただし、そういうキャンプ場に行くなら、夜の寒さ対策もしっかりしていきましょう。
シュラフは持っていかなくてもいいんじゃないの? ということはないです。
標高が高い所のキャンプ場に行く予定ではなくて、確実に暑いだろうなという場合は、暑さ対策が必要になりますね。
と言っても、キャンプ場でできる暑さ対策はそう多くはありません。
基本的には、日陰を作るか、日陰を選ぶかです。
夜になると日は落ちますが、昼間の熱がテント内にこもるので、テントにも直射日光はなるべく当てないほうがいいですよ。
日陰を作って昼間の暑さをしのぐなら、タープを使いましょう。
タープには大きく分けて2種類あります。
ヘキサタープやスクエアタープのように一枚布のタイプと、スクリーンタープという、メッシュ状の壁面があるタイプです。
1枚布のヘキサタープやスクエアタープは、壁面がないので開放的ですし、日陰の面積も広くなります。
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スクリーンタープは、メッシュの壁が蚊帳のように虫の侵入を防いでくれますが、ヘキサタープやスクエアタープに比べると風通しは若干悪くなります。
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しかし、テントよりは涼しいですから、夜中にテントでは暑くて眠れないという場合に、風の通るスクリーンタープで寝るという選択肢もありますね。
日差しをさえぎってくれる物がない場所でしたら、テントの一部をタープの下に入れたり、タープの影になる場所にテントを張るということもできます。
日陰にテントを設営して暑さ対策をするなら、林間サイトを選びましょう。
高原サイトは、広々していて開放感を楽しめる一方、夏の強い日差しをさえぎってくれるものがありません。
他に夏キャンプでできる暑さ対策といえば、打ち水ですね。
古典的な暑さ対策ですが、サイトのまわりに水をまくことで結構涼しくなりますよ。
他の対策としては、扇風機というのもありますね。
普通の小型扇風機でもいいですし、中に氷を入れることで冷たい風が出る扇風機というのもあります。
扇風機はかさばるからちょっと・・・という場合は、うちわですかね。
それ以外では、冷却スプレーとか、アイスノンというのも暑さ対策にいいですよ。
アイスノンは、万が一、火の扱いなどで火傷をしたときの応急処置にも使えます。
夜寝るときの暑さ対策では、背中と地面の間に空間を作るといいでしょう。
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コットやエアーベッドを使うのもいいですし、もっとお手軽に済ませたいなら、ゴザを敷くのもおすすめです。
ゴザでしたら、100円ショップで売っているものでも十分です。
夏キャンプの虫対策は?
夏のキャンプといえば、虫も悩みの種ですよね。
長袖長ズボンを着用して、極力肌を露出しないほうがいいのですが、暑い夏キャンプではそれも難しいでしょう。
夏のキャンプ場で気をつけないといけない虫というと、次のような物がいます。
・蚊
・ヌカカ
・ハエ
・ブユ(ブヨ)
・アブ
・ノミ
・シラミ
・マダニ
・ツツガムシ
こうした害虫には、忌避剤と蚊取り器で対処しましょう。
おすすめの忌避剤としては、アメリカ陸軍がジャングル戦闘のために開発した『ディート』という物があります。
ディートは、蚊やハエのような昆虫だけではなく、ダニやヤマビルにまで効果のある忌避剤です。
ディートを使った製品では、アース製薬のサラテクトや、ジョンソンのスキンガードといったスプレータイプの他、肌に塗るタイプや、ミストタイプもあります。
こうしたスプレー等にプラスして、携帯タイプの蚊取り器も身につければ万全です。
フマキラーどこでもベープとか、アースおそとでノーマットとか、色々ありますよね。
外にいるときの虫対策はこれでいいですが、テント内も対策が必要です。
寝る前にテントに入ったら、モスキートネットを締めて、殺虫スプレーをシュッとやっておきましょう。
他にも、夜の明かりに寄ってくる蛾(ガ)が嫌なら、こんな対策がありますよ。
大きいランタンと小さいランタンを用意していって、大きい方を少し離れた場所に置いておきます。
そちらの大きいランタンを誘蛾灯代わりにしておいて、小さい方をテーブルランタンにするという方法です。
他に盲点となる虫がアリです。
少しでも糖分を含んだ食材の付いた食器や鍋を放置しておくと、たちまちアリだらけになりますよ。
朝見たら、凄いことになっています。
なので、使い終わった食器は、寝る前に洗っておきましょう。
それが無理なら、ビニール袋に入れて、口をしっかり縛っておく対策が必要です。
あとがき
文明の利器に頼れない自然の中では、暑さや虫などが大変ですが、それも夏キャンプの醍醐味ですよね。
とはいえ、サバイバルのようにしんどくなってしまっては、楽しむどころではなくなってしまうでしょう。
万全の準備と対策で、夏のキャンプを楽しみましょう。