お茶やコーヒーなどを飲むのに使っているコップって、毎回きれいに洗っていても、どうしても茶渋が付いてしまうんですよね。
茶渋が一度付いてしまうと、普通に洗ってもなかなか落ちません。
湯のみやティーカップなどのコップの茶渋の取り方って、皆さんどうしていますか?
実は、とっても簡単でおすすめな裏技があるんですよ!
茶渋の取り方 コップならこの方法で簡単!
普通、コップに付いた茶渋の取り方って、食器用の漂白剤を使いますよね
茶渋で汚れたコップを水につけて、そこに漂白剤を適量入れて30分ほど置いておきます。
それでも茶渋は落ちますけど、結構面倒くさいです。
ここで紹介する方法は、それよりもずっと簡単お手軽なんですよ。
普段の食器洗いのついでにできますし、漂白剤も使いませんし、時間もかかりません。
使う物は次の2つです。
・ゴム手袋
・歯磨き粉
食器洗いに使うゴム手袋は、袖が長いロングゴム手袋がおすすめです。
洗い物をしているときに、水や洗剤が中に入ってこないんですよ。
ロングゴム手袋って、今、主婦に人気のアイテムですから、もう既に使っているという方も多いかもしれませんね。
ダイソーやセリアのような100円ショップにも売っています。
もちろん、普通のゴム手袋でも差し支えありません。
歯磨き粉は、普段歯磨きに使っている物で大丈夫ですよ。
特別な物でなくても構いません。
ただし、研磨剤が入っていることが必要です。
中には研磨剤が入っていない歯磨き粉もありますから、そこだけ注意して下さい。
ゴム手袋と歯磨き粉を使った茶渋の取り方
ゴム手袋の指先に歯磨き粉をつけて、茶渋の付いたコップをその指でゴシゴシ洗うだけ!
後は水で洗い流せば終了です。
それだけで、頑固な茶渋汚れも簡単に落とせるんですよ。
時間は、30秒もかかりません。
漂白剤に30分つけ置きする方法に比べたら、はるかに簡単ですよね。
どうしてこの裏技でコップの茶渋を簡単に落とせるのかというと、歯磨き粉の中に含まれる研磨剤が効果を発揮するというのが理由の一つ。
そして、ゴム手袋がコップの表面と歯磨き粉を密着させるので、茶渋をより落としやすくなるというのが、もう一つの理由です。
だから、研磨剤の入った歯磨き粉だけではなく、ゴム手袋も使ってほしいいんです。
とっても簡単に試せる裏技ですので、コップの茶渋を落としたいけど、つけ置きは面倒くさいな……というときには、ぜひ試してみて下さい。
茶渋は落とさないほうがいい?
白いコップの内側に茶渋がこびりついていると、見た目からして汚いですけど、茶渋は落とさないほうがいいっていう考えの人もいるんですよね。
茶渋がついていたほうがお茶が美味しくなるとか、茶渋がついていたほうが価値が出るとか・・・。
それって本当なんでしょうか?
確かに、萩焼や出石焼のような焼き物だったら、茶渋が付くことでより魅力が増します。
出石焼ですと、器の凹んだ部分に茶渋が残ることで、よりキレイに見えるように作られているようです。
出石焼など以外でも、中国茶器なんかも茶渋は落とさないほうがいいみたいですね。
でもそれって、それなりに価値のある茶器の場合に限られますよね。
普通のコップだったら、茶渋がついていても味わいが出たりはしないで、単に見た目が汚いだけでしょう。
茶渋がついた湯のみや急須のほうが、お茶がまろやかになるっていう説はどうなんでしょうね。
その真偽ついては、科学的に証明されているわけではありませんから、なんとも言えません。
急須は、中が水垢でヌルヌルしていたら菌が発生しそうですから、茶渋を落とさないにしても洗っておいたほうがよさそうですよね。
普通のコップも、茶渋が気になるようなら落としてしまっていいと思いますよ。
茶渋には細菌がいるって本当?
茶渋というのは、タンニンという渋み成分が付着することによって生じる汚れです。
湯のみやティーカップなどのコップに付くと茶渋になり、歯に付くと黄ばみになります。
そんな茶渋って、そのまま放置しておくと菌の温床になるのでしょうか?
何年か前に、ある食器用洗剤のCMではこんな事を言っていました。
「その麦茶の渋、このコーヒー渋、実はその渋には菌がいるの!」
え? じゃあやっぱり、茶渋には菌がいるの? と思いきや、その洗剤を販売しているメーカーのサイトにはこんな記述もあったんです。
「全ての飲料の汚れで菌が発生するわけではありません」
「お子さまの水筒につく麦茶渋や、タンブラーやマグカップにつくコーヒー渋には菌がいることも・・・」
あくまでも、菌がいる『かもしれない』というだけで、茶渋などには絶対に菌が発生するというわけではないみたいですね。
もちろん、コップや水筒などをろくに洗わずにヌルヌルしていたりしたら細菌が発生するでしょうけど、普通に洗って乾かしている分には、茶渋があっても問題ないようです。
そもそも、茶渋の原因は渋み成分であるタンニンの付着であって、茶渋自体が菌というわけではないですものね。
まとめ
コップの茶渋の取り方でしたら、ゴム手袋と歯磨き粉を使った裏技が簡単でオススメです!
ゴム手袋の指先に歯磨き粉をつけて、茶渋汚れをゴシゴシこするだけ。
漂白剤につけ置きする方法だと時間がかかりますけど、この方法だったら、洗い物のついでにサッとできてしまいます。
ただし、歯磨き粉は研磨剤入りの物でないと効果がありませんから、そこだけ注意してくださいね。