七五三にはスタジオに行って子供の写真撮影をしたり、神社に行ってご祈祷をしたりしますけど、初めてだとわからないことだらけ。
神社に祈祷料として渡す玉串料もその1つですよね。
玉串料ってどんな袋に入れればいいのでしょうか?
入れるのは新札じゃないとダメなの?
玉串料の袋の書き方は?
ここでは、これらの情報についてまとめていますので、参考にしてください。
七五三の玉串料はどんな袋に入れればいいの?
まず、玉串料を入れる袋ですけど、七五三のお参りが初めてだと、封筒に入れるんだっけ? 玉串料専用ののし袋が売ってるの? って全然わからないですよね。
七五三の玉串料を入れるのし袋には、水引が蝶結び(花結び)になっている物を選びましょう。
祝儀袋 初穂料
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水引というのは、袋に巻いてある紐ですね。七五三では、この水引の色が紅白の物を使用します。
水引が印刷されている封筒もありますが、そちらでも構いません。
のし袋ではなく普通の封筒を使うのでしたら、白い封筒にしましょう。
でも、封筒を使う場合、水引が印刷された物を使用している人も多いですよ。
この水引が蝶結びではなく、「切り結び(固結び)」や「鮑結び(あわびむすび/あわじむすび)」になっている物もあるので間違えないようにしてくださいね。
固く結んである切り結びは結婚式、お見舞い、弔事用で、複雑に結んである鮑結びは長寿祝いや新築祝いなどで使われます。
▲これが「切り結び(固結び)」です。
▲こちらが「鮑結び」(あわびむすび/あわじむすび)です。
七五三に使われるのし袋を売っている場所はいろいろありますよ。
<のし袋を売っているところ>
コンビニ
100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥなど)
文房具店
スーパー
ホームセンター
百貨店
七五三の玉串料は新札のほうがいいの?
七五三ののし袋に入れる玉串料ですが、こういう場合にいれるお金って新札じゃないとダメなのかな? って気になりますよね。
でも、必ずしも新札(ピン札)ではないといけない、ということはないんですよ。
もちろん、新札であるに越したことはないのですが、少しくらい折り目がついていたりしても問題はありません。
折り目やヨレはしっかり伸ばしてのし袋に入れましょう。
アイロンを低温で当てると、シワがキレイに取れますよ。
さすがに、ボロボロのお札や破れているお札は避けたほうがいいでしょうけどね。
新札ならもちろん、キレイにシワを伸ばしたお札をのし袋に入れても、お子さんの健やかな成長をお願いする気持ちはしっかり込められるでしょう。
お札をのし袋の中袋、または封筒に入れる際は、封筒の表と、お札の表(肖像がある側)をそろえて、お札の肖像が上(封筒の口の方)になるように入れましょう。
七五三の玉串料の袋の書き方は?
七五三の玉串料を入れるのし袋の書き方についても紹介しておきますね。
のし袋、封筒の表側の書き方
まずは、のし袋、封筒の表側です。
蝶結びの水引の上に「御初穂料」もしくは「初穂料」と書き、水引の下にはお子さんの名前をフルネームで書きます。
地域によっては、お子さんの名前の左に年齢を書き添える所もあるようですね。
玉串料じゃないの? と思われるかもしれませんが、初穂料(もしくは御初穂料)のほうが無難だと思いますよ。
玉串料と初穂料の違い
・玉串料
各種の祝い(七五三、お宮参り)、結婚式、各祈祷、厄払い、慰霊祭、葬儀などの謝礼を神社に収める際に使われる表書きです。
・初穂料
各種の祝い(七五三、お宮参り)、結婚式、各祈祷、厄払い、地鎮祭などの謝礼として金銭を渡す際に使われる表書きです。
※玉串料も初穂料も、七五三で使っても間違いはないのですが、玉串料というのは神道でのお葬式や慰霊祭で使われる事が多いので、七五三にはそぐわないと考えている人も少なくないようです。
のし袋を使うのでしたら、中袋に必要事項を書きますので、のし袋の裏側には何も書かなくて大丈夫ですよ。
封筒を使用するのでしたら、中袋の裏側の書き方を参考にしてください。
中袋の書き方
表には入れるお金の金額を記入します。
一万円でしたら、「金 壱萬円」ですね。
金額の表記は、難しい方の漢数字を使いましょう。
「一」=「壱」
「二」=「弐」
「三」=「参」
「十」=「拾」
(四~九は普通の漢字で構いません)
「千円」=「阡円(阡圓)」
「万円」=「萬円」
中袋の裏側には、住所、お子さんの氏名を書きます。
【注意!】のし袋に入っている中袋でしたら表に金額を書いているので、裏にまで金額を書く必要はありません。住所とお子さんの氏名だけでOKです。封筒を使う場合のみ、裏側に住所とお子さんの氏名に加え、金額も書いてください!
袋の口を糊付けする必要はありませんよ。
初穂料を収める際に、袋から出してお金を渡す所もあります。
まとめ
七五三の玉串料に使うのし袋は、水引が蝶結び(花結び)になっている物を選びましょう。
水引が印刷のものでも構いません。
封筒を使用するのでしたら、白いものを選びます。
のし袋に入れるお札は、必ずしも新札でなくても大丈夫です。
少しのシワでしたら、アイロンを使うなどしてシワを取るといいですよ。
でも、ボロボロだったり、破れがあったりするお札は避けたほうがいいですね。
のし袋の表には、「初穂料」もしくは、「御初穂料」と書きましょう。
玉串料でも間違いではないのですが、玉串料というのは神道でのお葬式や慰霊祭でも使われるので、避けたほうが無難だと思います。