鏡開きの日になったら飾っていた鏡餅を割って食べますけど、真空パックの鏡餅って食べ方がよくわからないですよね。
容器の中に切り餅が入っているタイプだったら、普通のお餅のように食べればいいんですけど、鏡餅の形のお餅が入っているタイプだったら、どう食べればいいのでしょうか?
ここでは、そんな困りごとの答えをまとめています。
オススメの調理法のレシピも紹介しますよ。
それと、切り方以前に、実は鏡餅を切るのってNGなので、縁起を気にする人は気をつけましょう。
真空パック鏡餅の食べ方 鏡餅そのままの形をしているのってどう食べればいいの?
鏡餅の形をしたプラスチック(?)の容器から中のお餅を出したはいいけど、「これってどう食べればいいんだろう??」と困ってしまうんですよね。
そのまま包丁で切るには硬いし、そのまま煮たり焼いたりして食べるには形や大きさがアレだし・・・。
一昔前までの、真空パックに入っていない、お餅そのものだった鏡餅の場合は、木槌で叩き割るなどして小さくして食べていたそうですけど、それも大変ですよね。
そもそも、叩き割るのって、お餅が乾燥していないと無理みたいですから、真空の鏡餅だとそれもできないですね。
でも大丈夫、もっと簡単な食べ方がありますよ!
そのままレンジでチンして柔らかくして、食べやすい大きさに千切ればいいんです。
この食べ方って、私が以前買った真空パックの鏡餅の容器に書いてあったんですけど、その鏡餅の場合は、容器に入れたままレンジにかけて大丈夫な物だったんですね。
パック鏡餅によっては、容器から出すときにはお湯につけてくださいと書いてある物もあるようですから、説明書きに従いましょう。
容器に入れたままレンジにかけて大丈夫な真空パック鏡餅でしたら、そのままチンして柔らかくして、後は食べやすい大きさに手で千切ればいいだけです。
お餅を千切るときは、火傷をしないように手を水に濡らしながら作業をします。
熱いお餅が手に張り付いたら深い火傷をしてしまうので、気をつけてくださいね。
(おすすめの食べ方は後で紹介しますね)
まずは、お湯につけるなどして容器から出す必要がある場合は、取り出したお餅を水で濡らした陶器の器などにいれて、レンジで温めて柔らかくしましょう。
容器を水で濡らしておかないと、お餅がベットリと器にこびりついて、後で落とすのが大変ですからね。
それから、手で千切って食べやすい大きさにすればOKです。
大きくて、そのままレンジで加熱していたら膨らんだお餅が電子レンジの天井に張り付いてしまいそうなら、一度レンジから出して、膨らんだところだけちぎって、残りをまたレンジに入れるという作業を繰り返してください。
このときも、火傷をしないように手水をつけながら作業しましょう。
鏡餅で真空パックの物の切り方が気になるあなたは要注意! そもそも切るのは間違い!?
いちいちレンジで温めて千切るのは面倒くさいし、包丁で切り分けたほうが簡単なんじゃないの? と思った方もいるのでは?
確かに、真空パックの鏡餅は、昔の鏡餅のようにハンマーなどで叩き割るのは、お餅が乾燥していないから無理みたいですけど、包丁で切り分けるのは可能です。
実際、そうしている人も結構いますし。
でも、鏡餅を包丁で切るのってNGなんですよ。
なぜかと言うと、神様が宿るとされる鏡餅に包丁を入れるというのは、切腹を連想させるということで、昔の武家では縁起が悪いとされていたからです。
その風習が今も伝わり、鏡餅は包丁で切らずに、木槌などで叩いて小さくするか、手で割るなどするのが正しい作法とされているのです。
どうです? それでも包丁で切ります?
今は、そういう風習は気にせずに包丁で切っている人も多いみたいですけど、旦那さんとかお義父さん、お義母さんなどがそういうのを気にする人だったらやめておいたほうがいいかもしれませんね。
真空パックの鏡餅の切り方!
包丁で切ってしまうのでしたら、切り方は、真空パックから出した鏡餅をまな板に乗せて、包丁を当て、手頃な大きさに切るだけです。
固くて切れないなら、包丁の背を金づちなどで叩いて切りましょう。
流し台の上よりも、床の上に新聞紙か清潔な紙、タオルなどを敷いて、その上にまな板を置いて作業したほうがやりやすいでしょう。
床の上のほうが力を入れやすいと思いますよ。
真空パックの鏡餅のおすすめレシピは?
真空パックの鏡餅を小さくできたら、後は美味しく頂くだけです。
軽く丸めて、あんこ、きな粉、大根おろしなどをつけて頂くのも、簡単で美味しい食べ方ですよ。
他にも、お汁粉・ぜんざいなどにして食べてもいいんですけど、おかきっていうのもオススメです!
焼いたり、油で揚げたりしないでいいので、簡単ヘルシーです。
では、真空パック鏡餅で作るおかきのレシピを紹介します。
材料(鏡餅が160gの場合)
お餅:厚さ1センチ、縦横2センチくらいの大きさにカットしてください
醤油:大さじ1
めんつゆ:大さじ1
作り方
・カットした鏡餅をザルか紙などの上に並べて、天気のいい日に、日なたに一日干して乾燥させます。
・電子レンジで加熱します。
ターンテーブルにオーブンシートを敷いて、その上に干して乾燥させたお餅を並べましょう。
一度に全て並べようとすると、お餅同士の間隔が詰まってしまいますから、半分ずつに分けて、間隔を開けるようにします。
500wのレンジでしたら3~4分加熱します。600wなどでしたらそれより短めに。
・お餅の表面が硬くなったらレンジから出しましょう。
醤油とめんつゆを合わせたものをハケなどでおもちに塗ります。
・残りのお餅もレンジで加熱して、タレを塗ったら完成です。
簡単にできて、カリカリで美味しいですよ。
ぜひお試しを。
まとめ
真空の鏡餅の食べ方でしたら、レンジで温めて柔らかくして、手で手頃な大きさにちぎるといいですよ。
お餅を千切る際には、火傷をしないように手を水で濡らしながら作業してくださいね。
千切るのではなく、そのまま包丁で切ってもいいのですけど、包丁で鏡餅を切るのは本来タブーとされていることですから、縁起が気になるか、縁起を気にする人が家族にいるなら、やめておいたほうがいいでしょう。
真空パック鏡餅のレシピでしたら、レンジでできるおかきがおすすめですよ。