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夏に気になること

除湿機のおすすめ 洗濯物の乾燥に使うなら 電気代はどのくらい?

投稿日:2016年5月17日 更新日:

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梅雨の季節や雨の日に洗濯物を部屋干しした時、留守がちでなかなか洗濯物を外に干せない時、なかなか乾かなくて、洗濯物が臭くなってしまったりして困るんですよね。

そんな悩みを解決するために、除湿機を使って部屋干しの洗濯物を乾かすという方法がありますが、果たしてどんな除湿機を選べばよいのでしょうか。

 

実は、除湿機には2つのタイプがあって、それぞれ湿気を取る方法が異なり、使い勝手も大きく違っているんです。

ここでは、洗濯物の部屋干しに使う場合の除湿機の選び方を紹介しますので、参考にして下さい。

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除湿機のおすすめ 洗濯物を部屋干しで乾かすのに使うなら?

洗濯物の部屋干しで乾きを早くするために除湿機を購入したい場合、まずは、除湿機にも大きく分けて2つのタイプがあることを知っておく必要があります。

 

まず1つ目のタイプは、『ゼオライト式(デシカント式)』です。

これは、ゼオライトという吸湿剤で室内の湿気を取り込んで、そのゼオライトに温風を当てて水として排出することで除湿するタイプになります。

室内の湿気を吸った吸湿剤が湿ったままだと、それ以上湿気を吸えないので、温風で乾かしているというわけです。

 

2つ目のタイプは、『コンプレッサー式』です。

コンプレッサー式は、取り込んだ室内の湿った空気を冷やすことで、結露させて湿気を取り除くという方式の除湿機です。

 

 

これら2つのタイプの除湿機のうち、洗濯物の部屋干しに使うのならどちらがいいのかという事になりますが、これは断然、ゼオライト式(デシカント式)がおすすめです。

 

と言いますのは、コンプレッサー式のほうは、空気を冷やすことで除湿するという方式の性質上、室温が15度以下だと上手く機能してくれないんですね。十分な性能を発揮するには、20度くらいの室温が必要です。

梅雨の時期や夏場だけの使用なら問題はさほどないのかもしれませんが、どうせなら年間を通じて使えたほうがいいですよね。

 

それに、コンプレッサー式のほうには音の問題もあります。

コンプレッサー式はエアコンの仕組みと同じであるため、エアコンの室外機を部屋の中で運転しているのと同じような状態になるのです。

そのため、作動音が結構する上に、除湿機も大型で重くなってしまいます。

作動音は、エアコンの室外機や冷蔵庫の音に似た、唸るような音です。これは結構気になってしまいます。

 

洗濯物の部屋干しに使うのでしたら、なるべく静かで、使いたい時に持ち運びやすいコンパクトな物のほうがいいですよね。

そうなると、ゼオライト式(デシカント式)のほうが向いているというわけです。

 

とは言え、ゼオライト式(デシカント式)にはデメリットがないというわけではありません。

ゼオライト式(デシカント式)のほうのデメリットを挙げますと、まず、コンプレッサー式よりも電気代がかかってしまうということがあります。

温風で吸湿剤を乾かす方式なので、コンプレッサー式よりも消費電力が多くなってしまうんですね。

 

また、吸湿剤を乾かした熱を室内に放出するため、部屋の温度が結構上がります。ですから、夏場に部屋で使う場合には難があります。

コンプレッサー式も熱を室内に放出するのですが、ゼオライト式(デシカント式)のほうが室温の上昇がより大きいです。

 

ですが、ゼオライト式(デシカント式)なら梅雨時や夏場だけではなく、冬にも部屋干しの乾燥に使えますし、洗濯物を乾かすだけでなく、冬の結露対策にも活用できます。

 

というわけで、洗濯物の部屋干しに除湿機を使いたいというのであれば、ゼオライト式(デシカント式)をおすすめしますが、夏しか使わない、多少うるさくても構わない、大きくて重くても別にいい、というのであれば、電気代の安いコンプレッサー式のほうがよいでしょう。

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除湿機で洗濯物を乾かすのって乾燥機を使うのよりもいいの?

洗濯物を外に干さずに屋内で乾かしたい場合、乾燥機を使うという選択肢もありますが、除湿機を使うのとどっちがいいのだろうかという疑問も出てきますよね。

全自動洗濯乾燥機にも、2種類の方式があります。

 

1つは、『ヒートポンプ式全自動洗濯乾燥機』です。

これはざっくり言うと、洗濯機の中にエアコンがあって、除湿をしながらその乾いた風を当てて洗濯物を乾かしているといった方式です。

 

もう1つは、『ヒーター式全自動洗濯乾燥機』です。

こちらは、電気で温風を起こすことで洗濯物を乾かす方式です。例えるならドライヤーの温風を当てて乾かすようなものですね。

 

 

この2つの違いを比較するとこうなります。

ヒートポンプ式

乾燥にかかる時間:2時間半
ランニングコスト:およそ21円

ヒーター式

乾燥にかかる時間:3時間~
ランニングコスト:およそ88円

 

ヒーター式は電気代がかなり高くなってしまいます。

ヒートポンプ式のほうは、電気代が安い上に、乾燥時にヒーター式のように冷却水を使う必要がないので、水道代も安く抑えられます。

ですから、洗濯物を外には干さないので洗濯乾燥機を使いたいというのであれば、ヒートポンプ式の物がいいですね。

 

とは言え、ヒートポンプ式の全自動洗濯乾燥機は価格が高い上、かなりの大きさですから、手軽に導入できるものではありません。

 

そういう場合には除湿機がおすすめというわけです。

除湿機を使う場合、洗濯物の乾燥には乾燥機よりも時間がかかってしまいますが、価格がずっと安いですし、ランニングコストも洗濯乾燥機に比べればかなり低いです。

 

除湿機で洗濯物を乾かす場合の電気代はどのくらい?

除湿機を使って部屋干しの洗濯物気を乾かそうとする場合、気になるのはやっぱり電気代ではないでしょうか。

 

コンプレッサー式の除湿機の場合ですと、1時間使って2.3~6円くらいです。

1回に10時間も使わないでしょうから、さほどかかりませんね。

 

ゼオライト式(デシカント式)だと、コンプレッサー式の2~3倍の電気代がかかります。

ヒーターを使う方式のため、ゼオライト式(デシカント式)だと消費電力が大きくなってしまうんですね。

 

まとめ

除湿機にはコンプレッサー式とゼオライト式(デシカント式)の2つの方式があり、それぞれメリットとデメリットがあります。

コンプレッサー式は、温度が低いと除湿能力が落ちるが電気代は安い。そして、大きくて音がうるさい。

ゼオライト式(デシカント式)は、温度が低い冬場でも使えるが電気代は高め。コンパクトで音も静かめ。

ご自分の使用目的や条件に照らしあわせて、除湿機を選んで下さいね。

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