カブトムシの喧嘩って、オス同士があの立派なツノを突き合わせて戦うイメージが強いですけど、実際には雌同士でも喧嘩をしちゃうんですよね。
飼っているカブトムシのメス同士がケンカをしてしまう場合には、どうすればいいのでしょうか?
足を怪我してるのは喧嘩のせい?
土に潜ったまま出てこない場合は?
ここでは、こんな疑問の答えをまとめています。
※カブトムシのオス同士の喧嘩については、こちらの記事を参考にしてください。
カブトムシの雌同士が喧嘩する場合どうすればいいの?
カブトムシって喧嘩をするのは雄同士だけかと思いきや、雌同士でも盛大に喧嘩をしてしまう場合も……。
頭をぶつけ合って体当りしたり、相手を投げ飛ばしたりする、予想外の派手な喧嘩だったりします。
雌同士で喧嘩をしてしまう理由は単純明快。餌の取り合いです。
ですから、複数の雌を一緒に飼う場合は、餌を複数入れておくようにしましょう。
2匹だったら2個以上を入れるようにします。4~5個入れておけば安心です。
取り合いで喧嘩にならないように、餌はできるだけ離して置いておくようにします。
また、喧嘩でひっくり返っても起き上がれるように登り木も入れておくといいですよ。
メス同士の喧嘩は、オス同士の場合とは違って死んでしまう可能性は低いですが、配慮してあげましょう。
カブトムシが足を怪我しているけど これって喧嘩のせい?
カブトムシのツメが取れてしまっている事ってありますよね。
それって喧嘩をしたせいで足を怪我したんじゃないかと気になりますが、そういった怪我は必ずしも喧嘩によるものだけではないんです。
カブトムシの足の先にあるツメは、正式には「符節(ふせつ)」と言います。
ふせつは、喧嘩で取れてしまったりもするのですが、実は、老化現象で取れてしまうこともあるのです。
老化による場合は、取れずにずっと上を向いたままになるケースもあります。
カブトムシってシワとかたるみとかないから、老化なんかとは無縁なのかと思ったら、そんなことはないんですね^^;
カブトムシの雌が土に潜ったまま出てこないのはどうして?
カブトムシの雌が土に潜ったまま全然出てこないってこともありますよね。
カブトムシというのは夜行性で、日中は土の中にいて、日暮れから夜にかけて活動を始めます。
うちの子が小学生の頃に飼っていたカブトムシも、昼間はずっと土の中にいて、夜の8時位からハッスルしてましたね。
お腹が空いているときには昼間でも出てきて、セリーを食べていたようです。
通常は夜には活動するカブトムシですが、雌が夜でも土の中から出てこないという場合には、産卵の準備に入っている可能性があります。
産卵をするときには、雌のお尻の辺りが割れて白い泡のようなものが出てきて、しばらくするとその泡のようなものが消えて卵が見えてくるんです。
通常であれば土の中に産卵しますが、たまに、餌を食べながら産んでしまう場合も……^^;
卵を産んでいたら、すぐに成虫とは分けて別の容器に入れるようにして下さい。
卵だけですから、小さい容器でも大丈夫です。
土の中に産卵した場合は、ケースの底の所の土が硬くなっているでしょうから、その辺りの土をそっと掘って探しましょう。
土がパチンコ球くらいの大きさの玉になっていて、その中に産み付けられている場合もありますね。
別容器に移すときには、適度に湿らせたマットに卵を入れるようにします。
1~2週間で小さな幼虫になりますよ。
※カブトムシのオス同士の喧嘩については、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
カブトムシの雌同士が喧嘩をしてしまうのは、餌の取り合いが原因です。
喧嘩をしないように、餌は複数入れておくようにしましょう。
雌が2匹なら2個以上、4~5個くらいを離して入れるようにします。
足のツメ(ふせつ)が取れてしまっている事もありますが、それは喧嘩による怪我だけではなく、老化によってもなってしまう現象です。
取れずにずっと上を向いたままになってしまう場合もあります。
夜行性で夜に活動するカブトムシですが、雌が夜になっても土から出てこない場合、産卵の準備に入っている可能性があります。
卵を産んだらすぐに成虫とは分けて、別の容器に移しましょう。