良くないと言われている有名な食べ合わせに『うなぎと梅干し』というのがありますけど、あれって本当なんでしょうか?
特に、土用の丑の日の時期が近づいてくると気になる人も結構いらっしゃるかもしれませんね。
梅干し以外にも、スイカや牛乳なんていうのも、うなぎと一緒に食べると良くないと言われているようですが、その真偽について紹介します。
食べ合わせの疑問 うなぎと梅干しって一緒に食べるのはダメ?
うなぎと梅干しを一緒に食べるとお腹を壊すと言われていますが、あれって本当なんでしょうか?
結論から言いますと、これはどうも迷信みたいですね。
医学的にも、うなぎと梅干しと一緒に食べるとよくないという根拠はないようです。
ではどうしてこのようなことが言われるようになったのかというと、これには諸説あるみたいですね。
【説その1】食べ過ぎを戒めるため
梅干しを食べると口の中がすっきりするので、脂っこいうなぎでもついつい食べ過ぎてしまうから、だそうです。
【説その2】うなぎの栄養が消されてしまうと思われたから
梅干しの、脂っこい食べ物でもすっきりさせてしまう性質が、うなぎの栄養も消してしまうのではないかと思われたのではないか、という説です。
【説その3】食中毒を予防するため
万が一うなぎが腐っていたらうなぎは酸っぱい味がするでしょうが、梅干しを食べていたらその酸味を感じることができません。そのため、うなぎと梅干しを一緒に食べると、食中毒でお腹をこわすと言われるようになったのではないか、という説です。
【説その4】どっちも頭に「う」がつくから
今では土用の丑の日に食べるものといったらうなぎですが、元々は、うなぎにかぎらず、頭に「う」のつく食べ物を食べると夏バテしないと言われていたそうです。
江戸時代に平賀源内が、うなぎが売れなくて困っていたうなぎ屋のために、『土用丑の日、うなぎの日』というキャッチコピーを考案して、これ以来、土用の丑の日といったらうなぎになったんですね。
それ以前には、頭に「う」がつくものとして、うどん、梅干し、瓜、きゅうり(ウリ科のため)などが食べられていました。
うなぎも梅干しも頭に「う」がつくものですから、両方食べると刺激が強すぎてよくないと思われたのではないか、という説です。
由来については、どれもそれなりに説得力のある説で、これと断定することはできませんが、いずれにせよ、うなぎと梅干しを一緒に食べることをためらう必要はないようですね。
まあ、うなぎを食べている時に梅干しも食べたいとはあまり思いませんけど。
それに、梅干しを食べると食が進むといっても、うなぎなんてそんなにたくさんは食べられませんからね。高いし^^;
食べ合わせの疑問 うなぎとスイカは?
うなぎと梅干しだけではなく、うなぎとスイカという食べ合わせもよくないと言われていますね。
これについては、「スイカと天ぷら」と間違われているのではないのかと意見も多いようで、実際にうなぎとスイカを一緒に食べるとよくないと言われてきたのかは少々微妙です。
しかし、これにはそれなりに信ぴょう性のある説があるようです。
てんぷらやうなぎのような油の多い物と、水分の多いスイカを一緒に食べると、スイカの水分で胃液が薄まって消化不良を起こしてしまうというのがそれです。
単なる迷信だろうと言う人も多いようですが、これには結構説得力がありますよね。
食べ合わせの疑問 うなぎと牛乳っていうのもあるの?
あまり聞いたことはないですけど、うなぎと牛乳っていうのも言われているみたいですね。
これはちょっと、信ぴょう性ないですね^^;
と言いますのは、うちの子が小学生や中学生の時の給食でうなぎが出た時にも、飲み物は牛乳でしたから。
もし、うなぎと牛乳が食べ合わせでよくないんだったら、大騒ぎになってるはずですよね(笑)
それに、牛乳ってそれだけでお腹を壊しちゃう人も結構いますものね。
まとめ
うなぎとの食べ合わせがよくないと言われているものって、どれも迷信のようですけど、スイカと一緒に食べると水分で胃液が薄まって消化に良くないという説は結構説得力がありますね。
どちらにしても、そんなにたくさん食べなければ、一緒に食べても問題なさそうですけどね。