暑い季節になると、冷蔵庫で冷やした麦茶を家族みんなで飲みますよね。
切らさないようにこまめに作っているけど、夏の間ずっと使っている麦茶のポットに、何やら白い斑点のような汚れが…。
そんなことがあったら、これってカビなんじゃないかと心配になってしまいます。
ここでは、カビかも…と不安になってしまう麦茶ポットの白い斑点汚れの正体と、その落とし方について紹介しますので、是非参考にして下さい。
麦茶ポットの白い斑点汚れの正体とその落とし方
しばらく使っている麦茶用のプラスチックポットをよく見てみると、小さな白い斑点のような汚れが点々と付いていることがあります。
麦茶を新しく作るたびにポットはきちんと洗っているのに、なぜなんでしょうか。
もしかしたらカビではないかと心配になってしまいますよね。
お子さんのいるご家庭では、特に不安になってしまうでしょう。
でも、こまめにポットを洗っているのなら、まずそれはカビではありません。
あの白い斑点汚れは、水の中のカルシウムが凝縮してこびりついたものです。
そのままにしておいても害はありませんが、どうしても落としたいというのであれば、ポットの耐熱温度を上回らない程度のお湯を入れて、クエン酸を加えてみてください。
クエン酸の濃度は5%くらいにします。
2時間から3時間そのままにしてから、軽くこすれば綺麗に落ちますよ。
クエン酸以外の方法でしたら、台所用の漂白剤に一晩付けてから普通に洗っても綺麗に落ちます。
漂白剤を使う方法の場合、つけ置きの時間が短いと白い斑点汚れが落ちませんので気をつけて下さい。
綺麗にしてから、また白い斑点汚れが麦茶ポットにつくのを防ぐには、ブラシなどを使ってまんべんなく洗ったあと、ポットの内側に水滴が長い時間残らないようにすることです。
拭き取るか、水切りカゴに伏せておくかして早く乾かしましょう。
仕上げのすすぎに熱めのお湯を使えば、水は早く蒸発しますよ。その場合は、ポットの耐熱温度ややけどに注意して下さい。
麦茶のポットに本当にカビが生えてしまうかも…
多くの場合、麦茶ポットの白い斑点汚れの正体はカビではなく、水の中に含まれるカルシウムですが、本当にカビが生えてしまっている場合もあります。
新たに麦茶を作るたびにポットを洗っているのなら、そうそうカビが生えることはないでしょう。
でも、麦茶が少なくなるたびにポットに水を注ぎ足したりして、あまりポットを洗っていない場合、その汚れはカビかもしれません。
麦茶は緑茶や烏龍茶とは異なり、多量のでんぷん質が水の中に溶け出しています。
そのため麦茶は傷みやすいので、冷蔵庫に入れているからといって過信してはいけません。
命に関わるものではありませんが、お腹を壊してしまうかもしれませんので、水の注ぎ足しはせずに、その都度ポットは洗うようにしましょう。
もしかしたらカビかも…と思ったら、漂白剤でしっかりつけ置き洗いです。
麦茶のポットの臭いが落ちないときはこの方法で
どんなに洗っても、麦茶のポットについた臭いが落ちないというお悩みもあるかもしれませんね。
麦茶用のポットに麦茶以外の、ウメサワーなどを入れていて、洗っても臭いが落ちない、なんてことがあったら困りますよね。
麦茶ポットにこびりついてしまった臭いも、台所用の漂白剤でつけ置き洗いをすればほとんど気にならないくらい落ちますよ。
注意点としては、ポット本体や蓋のプラスチック部分の臭いは落ちやすいのですが、ゴムの部分の臭いは落ちにくいので、ゴム部分は一晩つけ置きして下さい。
それで臭いはほとんど気にならなくなると思います。
まとめ
夏の暑い季節には家族みんなが毎日飲む麦茶ですが、もしかしたらカビが混じった麦茶を飲んでいたのかも…と思ったら不安になってしまいますよね。
汚れと一緒にそんな不安も洗い流して、いい夏をお過ごしください。