5月5日の端午の節句(こどもの日)といったら、『屋根より高い 鯉のぼり~♪』の歌でもおなじみの鯉のぼりの出番ですね。
でも、鯉のぼりを出すのは、端午の節句当日よりもずっと前。
5月に飾るのではないのなら、3月? 4月?
その辺のことって、曖昧でよくわからないんですよね。
ここでは、2018年の今年、鯉のぼりはいつ出すのか、いつまで飾るのか、飾った後、雨の日はどうするのかについてまとめています。
鯉のぼりっていつ出す物なの?
実は、鯉のぼりをいつ出すのかについては、はっきり決まりがあるわけではないんです。
ですから、結論から言ってしまうと、端午の節句(こどもの日)の前の、好きな日に飾ればいいって事になりますね。
いつ出す物なのかについて明確な決まりはないとはいえ、地域ごとになんとなくルールはあるようです。
・3月3日の桃の節句(ひな祭り)が終わったら出す
・春彼岸が開ける時期(3月23日から25日ごろ。年によって違います)に出す
・春分の日(3月20日~21日ごろ)が終わってから出す
早い地域だと、ひな祭りの翌日の3月4日が一番早いんですね。
雛人形と鯉のぼりが両方出ているのはおかしいですから、どんなに早くても、桃の節句以降のようです。
でも、鯉のぼりっていつ出すものなんだろう? う~ん・・・? って悩んでいる方は、こういうルールが特にない地域にお住まいなのでは?
そういうお宅では、4月の上旬から中旬にかけて鯉のぼりを出している事が多いですね。
ですから、こいのぼりをいつ飾るのか分からなくてお悩みでしたら、それくらいの時期に出せばいいと思いますよ。
3月のうちに早めに出すと、ちょっと面倒そうですからね。
一度出したら、しまうまで、ずっとそのままってわけではないですから。
とは言え、4月の上旬から中旬の間のいつでもいいと言われても、なんだかスッキリしない。「この日がいい!」っていう目安はないの? って思われる方もいらっしゃるのでは?
私もそうなんですが、そういうのって、縁起のいい日に飾りたいですものね。
ありますよ。4月のこの日に鯉のぼりを出せば間違いないっていう、そういう縁起の良い日!
それは、大安の日です!
晴天の日で、しかも大安だったら、お子様の健康と健やかな成長を願って鯉のぼりを泳がせるのにうってつけ。
そんな日がめぐってきたら、迷わず鯉のぼりを飾りましょう。
2018年の大安の日は、次のとおりです。
4月13日(金)
4月17日(月)
4月18日(水)
4月30日(月)
4月の下旬までですけど、5日ありますから、その日のうちのいずれかが、いい天気になってくれるといいですね。
鯉のぼりに気持ちよく泳いでもらうために、風も強すぎず、弱すぎないのが理想ですね。
と言っても、大安の日がちょうどよく快晴になってくれるとは限らないでしょう。
そんな場合は、大安にこだわらずに、他の日に鯉のぼりを出しても構いませんよ。
それでも縁起が気になるというのでしたら、鯉のぼりを出す時間帯に気をつけましょう。
六曜の、それぞれの日の運勢はこうなっています。
大安:一日中、吉
先勝:午前中は吉 午後は凶
先負:午前中は凶 午後は吉
赤口:正午ごろ吉
友引:朝夕は吉
仏滅:一日中、凶
仏滅の日を避けて、時間帯に気をつければ、必ずしも大安でなくてもいいですね。
ちなみに私は、先勝の日の午前中に宝くじを買って、ナンバーズ3でストレートに当選したことがあります。
鯉のぼりをいつ出すのかをいちいち気にするのが面倒なら、「何月何日に出す!」って、マイルールを決めておくのもいいですね。
例えば、5月5日の一か月前の、4月5日とかでもいいでしょう。
鯉のぼりはいつまで飾るの?
鯉のぼりって、いつ出す物なのかはっきり決まっていないのと同様に、いつまで飾るのかについても、特に決まりはないんです。
雛人形だと、早くしまわないと結婚が遅れると言われていますが、鯉のぼりは別に、しまうのが遅れたからって、婚期が遅れるとか彼女ができないとかっていう話はないですね。
だからと言って、いつまでも飾りっぱなしにしていていいものでもありませんから、5月5日の端午の節句が終わったら、すぐに片付けたほうがいいですね。
鯉のぼりをしまう日も縁起を担ぐのでしたら、やっぱり大安の日がいいですね。
2018年の5月の大安の日はこうなっています。
5月12日(土)
5月16日(水)
5月22日(火)
5月28日(月)
こどもの日が終わってから結構日が経ってしまいますから、いつまで飾るかに関しては、大安を気にしなくてもいいと思いますけどね。
鯉のぼりを下ろしたら、キレイに洗濯して汚れや湿気を落としてからしまいましょう。
ずっと雨風にさらされていた鯉のぼりです。そうすることで、来年も気持ちよく飾ることができますよ。
鯉のぼりって雨の日は片付けたほうがいいの?
鯉のぼりというのは、一度出したら、しまうまでずっと出しっぱなしというわけではありません。
雨にさらっしぱなしにしておいたら傷んでしまいますし、雨に濡れたり紫外線にさらされたりを繰り返していたら劣化も早く進んでしまいます。
ポリエステル製やナイロン製の鯉のぼりでしたら、雨にぬれても色落ちは心配ないのですが、ポリエステル製の物だと、濡れたまま生地が重なっていると色移りすることがあります。
ですから、雨の日には、鯉のぼりはしまったほうがいいですね。
また、風の強い日も、鯉のぼりは片付けたほうがいいです。
鯉のぼりが強風でバタバタはためくのはうるさいですし、ポールの先端についている『矢車』も、風が強いと結構な音がします。
住宅事情によっては近所迷惑になってしまいますから、風が強い日は鯉のぼりを下ろして、矢車も取り外すか、回らないようにヒモで固定するかしておきましょう。
夜の間も、鯉のぼりはしまっておいたほうがいいですね。
夜の間に雨が降り出したり、風が強くなったりすることもあるでしょうから。
そもそも、鯉のぼりを飾る意味というのは、お天道さまに男の子がいることを知らせるためのものなのだそうです。
なので、太陽の出ていない夜中に鯉のぼりを出していても意味はないんです。
いちいちしまうのは面倒くさいですけど、洗濯物を取り込むようなものだと思えば、そんなにおっくうではないのでは?
それに、朝起きたら雨が降っていて、出しっぱなしの鯉のぼりがビショビショだった・・・ってなってたら嫌ですよね。
夜中に風が出てきて、鯉のぼりがバサバサ、矢車がカラカラ・・・「うるせー!!」ってなっても、自分もご近所も嫌ですし。
いちいち鯉のぼりを外して片付けるのが面倒でしたら、こんな方法もあります。
縮められるポールでしたら縮めて、鯉のぼりも下ろします。
下ろした鯉のぼりを袋に入れて、袋を縛っておけば完了です。
縄などで、袋をぐるぐる巻きにしておけば、風でバタバタしてしまうこともないですよ。
こうしておけば、雨で濡れてしまうこともありません。
矢車も、取り外すか、ヒモで固定するかしておきましょう。
まとめ
鯉のぼりをいつ出すのかも、いつまで飾るのかも、特に決まりはありません。
4月の上旬から中旬にかけて飾っているお宅が多いですよ。
4月の、大安で天気のいい日に飾るのもいいですね。
鯉のぼりは、雨の日や風の強い日には片付けたほうがいいです。
傷みますし、風の強い日は、住宅事情によっては騒音が気になるからです。
夜も、しまっておいたほうがいいですね。