秋から冬にかけては、おでんが特に美味しい季節。
別に春や夏に食べてもいいですけど、やっぱり寒い時期に食べるおでんが一番おいしいですよね。
でも、自宅で作るとなると、大根の下ゆでがちょっと面倒。
あの面倒くさい下ゆでを時間短縮できると楽なんですけどね。
おでんに入れる大根の下ゆで時間を短縮する方法は、いくつかあります。
ここでは、それをザーッと紹介しますね。
特にイチオシの裏技は、冷凍です!
おでんの大根は下ゆでに時間がかかって面倒!
おでんに入れる大根って、普通に下ゆでするなら、水から茹でて、沸騰してから中火で20分から25分くらい火を加えないといけないんですよね。
大根を切ったり、皮をむいたりする時間も合わせれば、30分かそれ以上の時間がかかってしまいます。
・・・面倒くさいですよねぇ。
大根は、下ゆですることでアクが取れて、あの独特の苦味もなくなりますし、味が染み込みやすくなりますから、美味しいおでんを作るためには、この工程は欠かせないんですけどね。
でも、そんな時間がかかって面倒な、大根の下ゆでを時間短縮する方法はいくつかあります。
次の章から、それをザーッと紹介していきます。
おでんの大根の下ゆで時間短縮方法は?
おでんに入れる大根は、下ゆでする前にちょっとした一手間を加えることで、ゆで時間短縮になるんですよ。
・大根に十字に切込みを入れる
大根の片面に、十字に隠し包丁を入れておくことで、味が染み込みやすくなり、下ゆで時間短縮になります。
切り込みの深さは、1センチくらいです。
・大根の皮を厚めにむいておく
皮を厚めにむいておけば、火の通りがよくなります。
そのため、味が染み込むのに時間がかからなくなるんですよ。
食べたときの食感もよくなるので、おすすめです。
それと、これは時間短縮とは関係ないんですが、角を取る面取りをしておけば煮崩れしにくくなりますよ。
・米のとぎ汁を使って下ゆでする
水ではなく、お米のとぎ汁を使って下ゆですることで、大根に味が染み込みやすくなり、時間短縮になるんです。
どうして米のとぎ汁がいいのかというと、お米の中に含まれるでんぷんと、大根に含まれる『ジアスターゼ』という物質が反応し、糖(甘味成分)になるからなんですね。
大根がその糖を吸収することで、美味しさもアップするというわけです。
米のとぎ汁を使うと、アクやえぐみ、ニオイも取れやすくなりますから、どうせ大根を下ゆでするんだったら、とぎ汁を使ったほうがいいですよね。
とぎ汁がないのでしたら、大さじ1杯くらいのお米をお茶パックに入れて代わりに使ってもいいですし、小さじ1杯程度の小麦粉や片栗粉を入れて茹でてもOKですよ。
・圧力鍋を使って下ゆでする
圧力鍋をお持ちでしたら、それを使えば時間短縮になります。
<手順>
厚さ3センチくらいに切った大根を入れます。
鍋の3分の1くらいまで水を入れます。
お米のとぎ汁も投入して、火加減は強火で茹でます。
しばらくすると、ピンから蒸気が出ますので、そうしたら弱火にして1分加圧しましょう。
時間が経ったら、火を止めて、ピンが下がるまで7分くらい蒸らせば終了です。
圧力鍋を使えば、おでん大根の下ゆでも、かなりの時間短縮になりますね。
・電子レンジを使う
圧力鍋より、こっちのほうがお手軽で手っ取り早いかも。
<手順>
耐熱皿に切った大根を並べて、1センチくらいの深さに水を入れます。
ひとつまみほどのお米をまんべんなくお皿の中に入れます。
お皿にラップをかけて、レンジで加熱しましょう。加熱時間は、600wで10分です。
加熱が終了したら、大根を洗ってお米の汁を落としましょう。
以上、おでんの大根の下ゆで時間短縮方法を紹介しましたが、実はもっと簡単でおすすめな裏技があるんですよ!
それを次の章で紹介しますね。
おでんの大根は冷凍すれば時間短縮になる!
おすすめの裏技というのは、以前、NHKのあさイチで紹介されていた方法です。
方法は至って簡単。
切った大根を冷凍しておくだけ!
厚さ3センチに切った大根をフリーザーパックに入れて空気を抜き、冷凍室に6時間ほど入れておきます。
(最低でも6時間ということです、数日入れっぱなしでも大丈夫ですよ)
凍った大根は、そのままおでんの中に入れてしまってOK!
下ゆでは不要です。
沸騰してから中火で35分くらい煮込みましょう。
下ゆでしなくてもいいというこの裏技が、究極の時間短縮ではないでしょうか。
どうして冷凍するだけで下ゆで不要になるのかというと、大根は冷凍することで、細胞壁にヒビが入るからなんです。
細胞壁にヒビが入ることで、煮込んだときに味が染み込みやすくなるんですね。
あさイチでは、味を染み込ませて、おでんを更に美味しくする方法も紹介されていました。
その方法は、冷凍大根などの具材を入れて35分くらい煮込んだ後、鍋を新聞紙3枚とバスタオル2枚で包んで2時間放置するだけ!
おでんなどの煮物は、熱が冷めていくときに味が染み込んでいきますから、こうして保温しながらゆっくり冷ましていくことで、より美味しくなるのだそうですよ。
大根の下ゆでが不要になった分、料理が楽になりますから、この方法で一手間かけて、おでんをさらに美味しくしてみてはどうでしょうか?
新聞紙やタオルで包んで置いておくだけですから、別に大変ではないですよね。
まとめ
おでんの大根の下ゆで時間短縮方法にはいろいろありますが、冷凍するという裏技が一番お手軽でおすすめです。
NHKのあさイチという番組で紹介されていた方法なのですが、切った大根をフリーザーパックに入れて6時間くらい冷凍庫に置いておくだけですから簡単ですよ。
凍った大根をそのままおでん汁の中に入れてしまってOK。下ゆでは不要なんです。
是非一度、試してみて下さい。