柏祭りは毎年7月の下旬に、2日間にわたって開催されるお祭りです。
千葉県屈指の大きな街で行われるこのお祭りには約70万人もの人が集まり、大いに賑わいます。
色々と見どころのある柏祭りですが、特に気になるのは、ねぶたという方も多いのではないでしょうか。
どうして千葉県のお祭りにねぶたが登場するのでしょう?
柏祭りにねぶたが登場するようになった由来は?
柏祭りにねぶたが登場するようになったのは、柏市と青森県の柏村(現在は、つがる市になっています)に交流があったことに由来します。
その交流から、柏祭りにねぶたが登場するようになったのですが、当初は1回限りの予定だったそうです。
しかし、継続を求める要望が多く、その声に応える形で柏ねぶたは毎年開催されるようになりました。
初めての柏ねぶたが1994年ですから、20年ほどの歴史があるんですね。
現在柏ねぶたには、「安倍晴明」「平将門」「津軽為信」の3基のねぶたが登場します。
これらのねぶたは、本家青森のねぶたに比べると2~3メートルほど小ぶりです。
柏祭りのねぶたが小さくなってしまうのは、開催場所が片側一車線の狭い道なので、どうしても制約を受けてしまうからなんですね。
しかし、柏のねぶたは、青森のねぶたを作成している千葉作龍という方の手による作品なので、決して見劣りするということはありません。
それに、狭いからねぶたを間近で見られるというメリットもありますし、柏駅から伸びている2階デッキから、ねぶたを見下ろすこともできます。
柏祭りの屋台はどこに出るの?時間は?
お祭りといえば屋台も楽しみたいですよね。
当然、柏祭りにも屋台はたくさん出ます。
開催場所のすぐ近くにある柏駅には西口と東口がありますが、その両方の道路沿いにたくさん出店されますよ。
広い通りにはもちろん、脇に入った狭い道にも地元の料理屋さんが出店(でみせ)を出していたりします。
駅を出てすぐのところですから、特に迷うようなことはないと思います。
屋台が出店している時間は、大体の所が、昼の1時から夜の8時くらいまでですね。
夕方から始める屋台もあります。
ちなみに、柏駅周辺にはコンビニだけではなく、高島屋やマルイ、ビックカメラなどの大型店舗がひしめいていますので、トイレに困ることはないでしょうからご安心を。
柏祭りはここが見どころ!
柏祭りのメイン会場は柏駅の西口なんですが、西口から伸びているメインストリートは国道6号線のすぐ近くなので、そんなに長くなくて、祭りの会場としてはそれほど広くありません。
でも、西口にはバスターミナルがあるということで、こちらがメイン会場になっているんですね。
祭りの間、駅前通りは歩行者天国になって、人がびっしりです。
昼に見に行った時には、バスターミナルに設けられた会場で高校の吹奏楽部の演奏とともにダンスなどをやっていました。
その頃、東口のステージのほうは、ヒップホップの人たちがステージに上がっていたんですが、西口に比べると若干盛り上がりに欠けてましたね。
東口の駅前通りのほうに行ってみると、妖怪ウォッチの仮装をした人たちがパレードをしていました。キャラに扮した車も登場して、こちらは子供たちに人気です。
東口のほうが広く、色んなお店や商店街があるので賑やかですよ。
西口に戻ってみると、先程の高校吹奏楽部の演奏とともに小学生たちが踊ってました。こちらも人が集まって、結構な賑わいです。
その後、ご当地アイドルがステージに登場し、ピンで踊りを披露してくれたのですが、さっきの子供たちの踊りから一気に盛り下がってしまって、色んな意味で面白かったです^^;
通りでは、極真空手の人たちがブロックやバットを叩き割るパフォーマンスを披露してくれて、こちらは多くの観客を集め、盛り上がっていました。
…と、柏祭りの昼の光景をサラッと紹介しましたが、これはほんの一部です。
夜のねぶただけではなく、昼間も色んな催しがあって楽しめましたよ。
まとめ
柏祭りのねぶたは青森のものに比べると小ぶりながら、間近で見たり、2階デッキから見下ろしたりできて、また違った楽しみ方ができます。
祭りの期間中は色んなイベントが催され、屋台も多く出て賑わいますので、当日は柏に足を運んで見てはいかがでしょうか。