厳しい暑さで夏バテしてしまうのは人間だけではありません。犬だって夏バテしてしまうことがあります。
特に、食欲がなくなって、ドッグフードを全然食べてくれなくなったりしたら心配ですよね。
ここでは、犬の夏バテの症状と対策、食欲がなくなってドッグフードを食べてくれなくなった時のための食事の工夫について紹介します。
犬の夏バテの症状は?こんな状態だったら気をつけて!
犬の夏バテの症状にはこんなものがあります。
・食欲がなくなり、ドッグフードを食べない
・散歩に行きたがらない
・動きがノロノロとだるそうで、呼んでも来なかったりする
・軟便や下痢
・嘔吐する
これらが犬の夏バテの症状ですが、犬も人間同様、夏バテをすると特に食欲がなくなる事が多いです。
暑い時期にドッグフードを食べなくなったら、まず疑われるのは夏バテですね。
もちろん、夏バテ以外の可能性もありますから、よく観察してあげて下さい。
では、夏バテで食欲がなくなって、犬がドッグフードを食べなくなった場合、食事はどうすればいいのでしょうか。
犬が夏バテでドッグフードを食べない!食事はどうすればいいの?
夏バテで犬が食欲をなくしてエサの食べが悪くなると、次の日までエサがほとんど残っていたりするんですよね。
そんな時の犬の食事はどうすればいいのか、心配ですし、困ってしまうでしょう。
そんな場合に、実際に試してみて効果のあった方法を紹介しますね。
食事を冷やして与えてみる
いつものドッグフード(カリカリのタイプ)を冷蔵庫で冷やして、それに茹でた鶏肉を冷やしたものを混ぜて与えると、とてもよく食べました。
鶏肉は、脂肪の少ないささみがいいですよ。
鶏肉以外でも、缶詰のドッグフードもいいでしょう。
冷やしたスイカもよく食べました。
犬は汗をかけませんから、口からしか涼を取ることができません。
暑い時に、犬が口を開けてハアハアしてるのは、そのためですものね。
ですから、冷たいものを与えるといいみたいです。
冷たいと食べない子もいるようですけど、一度試してみてください。
犬用の栄養補助食品を与えてみる
スタミノンという、チューブ入りの犬用栄養補助食品があります。
これには犬の食欲を増進してくれる効果もあるらしくて、このスタミノンに缶詰のドッグフードをかけて与えたら喜んで食べました。
スタミノンは、犬専門店や楽天等のネットショップで購入できます。
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ドライの子犬用ドッグフードを与える
子犬用のドッグフードは少量でも栄養価が高いですから、夏バテで食欲がなくなってエサの食べが悪くなった犬には、子犬でなくてもピッタリです。
これは、犬の食欲を回復させる方法とはちょっと違いますが、色々試しても食事をあまり食べてくれないという場合に試してみてください。
夏バテで食欲のなくなる犬は多いですから、普段よりも食べる量がちょっと減っているだけでしたら、そこまで心配する必要はありません。
全然食べないという場合には、これまでに挙げた方法を試してみてください。
好物を与えるのもいいですけど、好きな物しか食べなくなる甘えグセがつくこともありますので、気をつけましょう。
手から食べさせるというのも、同様に甘えの日常化に気をつける必要があります。
犬が夏バテしないようにするにはどんな対策をすればいいの?
犬が夏バテで食欲をなくした場合、与えるエサに工夫をするのも有効ですけど、そもそもの夏バテになった原因を解消しないと、根本的な解決にはなりません。
しっかり対策して、犬の夏バテ防止に気をつけてあげましょう。
そのための、犬の夏バテ対策を紹介しますね。
水分はしっかり与える
汗をかかない犬でも、夏は水をたくさん飲みますから、綺麗な水を切らさないで、いつでも飲めるようにしてあげましょう。
水分不足は、夏バテだけではなく、脱水症や膀胱炎、尿路結石症の原因にもなります。
散歩は涼しい時間帯に
日中は日差しがキツイだけではなく、アスファルトの照り返しもかなりのものです。
犬は人間よりも小さい分、体が地面に近いですから、地面からの照り返しの熱にも気をつけてあげる必要があります。
散歩は、朝や夕方の涼しい時間帯にするようにしましょう。
夕方でも、アスファルトの熱がかなり残っている場合もありますから、実際に手で触ってみて確認して下さい。
できるだけ涼しく
犬を外で飼っているなら、日陰を作ってあげましょう。水浴びをしても犬が涼めますね。
特に暑い日には、玄関に入れて冷房で涼を取らせてあげて下さい。
また、毛の長い犬でしたら、毛を短くカットしてあげるのもいいでしょう。
もし、犬の息が荒くなったり、白目の部分が赤くなっていたりしたら、熱中症かもしれません。
心配な状態でしたら、すぐに獣医さんに見てもらって下さいね。
気温差に気をつける
外の暑さから守ってあげようとして、犬をずっと冷房の効いた部屋に置いておくのもかえって良くありません。
暑さだけではなく、気温の急激な変化にも犬は弱いのです。
室内外の大きな温度差で夏バテしてしまうのは、人間も犬も同じですね。
当然、冷房の効きすぎもよくありません。
まとめ
犬の夏バテの症状には以下の様なものがあります。
・食欲がなくなり、ドッグフードを食べない
・散歩に行きたがらない
・動きがノロノロとだるそうで、呼んでも来なかったりする
・軟便や下痢
・嘔吐する
こうした夏バテを予防するには、
・水分はしっかり与える
・散歩は涼しい時間帯に
・できるだけ涼しく
・気温差に気をつける
という対策をとってあげて下さい。
食欲がなくなってドッグフードをあまり食べないという場合には、食事を冷やして与えてみたり、犬用の栄養補助食品にドッグフードを混ぜて与えたりしてみてください。
それでも食べが悪いという場合には、栄養価が高い子犬用ドッグフードを与えるという手もあります。
ここ数年は特に夏の暑さが厳しくなっていますから、犬の夏バテには気をつけてあげて下さいね。