雨の日や梅雨の時期、台風の到来でお天気が崩れると、なぜだかすごく眠くなって辛いという症状に悩んでいる人って意外と多いんですよね。
雨や台風で眠くなってしまうのは低気圧が原因ですけど、それってなぜなのでしょうか?
その理由と対策を知って、低気圧が来ると眠いという厄介な症状を克服しましょう。
眠気だけではなく、頭痛も起こってしまうという方も多いかと思います。その理由も紹介しますので、参考にして下さい。
低気圧が来ると眠いという症状はこれが理由だった!
お天気はどうにもならないのに、雨が降るたびに眠くなってしまうのは困りますよね。
どうして低気圧が来ると眠くなってしまうのでしょうか。
問題を解決するためには、まず原因を知る必要がありますから、眠くなってしまう理由をこれから紹介しますね。
低気圧が来ている時には、上昇気流によって私たちのまわりの酸素が少なくなっています。
この、酸素が少なくなるという状態が問題なんです。
空気中の酸素の濃度が低くなると、当然私たちの体の中の酸素の量も少なくなりますよね。
血液中の酸素濃度も低くなりますが、そうなると、血管が拡張して体はリラックスモードになるんです。
この時、交感神経が緊張している状態(血管が収縮している状態)から、副交感神経が活発になっている状態(血管が拡張している状態)に自律神経の状態も変化します。
交感神経が活発なときには、私たちの体は臨戦モード。目もしゃきっと覚めて頑張れる状態です。
それに対し、副交感神経が活発になっているときは、体はリラックスモード。本来、夜寝る前などの体を休めるときに副交感神経は活発になるんです。
これから仕事があるというときに、副交感神経が働いて眠くなってしまうのは困りますよね。
また、雨の日や台風が来ているときというのは、日差しが全然ないというのも原因です。
私たちの体は、薄暗いと『メラトニン』と呼ばれる、俗に言う睡眠ホルモンが分泌されるようにできています。
睡眠ホルモンという名の通り、このホルモンが分泌されると眠くなってしまうのです。
朝起きて日の光を浴びることでメラトニンの分泌は抑えられるのですが、雨の日は朝日を浴びることができません。
そのために、スッキリ目が覚めるということができなくなってしまうんですね。
では、低気圧で眠くなってしまう悩みを解消するにはどうすればいいのでしょうか?
休みの日なら寝てスッキリすればいいでしょうけど、仕事中に眠気に襲われるのはものすごく困りますよね。
次の章で対策を紹介します。
低気圧で眠い場合にできる対策はこれ!
低気圧が来ているときには、酸素濃度が低くなっているため、私たちの体の中の酸素も少なくなっているというのは、先ほど説明したとおりです。
ですから、まずは体の酸素不足を解消するという対策をとってみましょう。
体の酸素不足を解消するには、何と言っても深呼吸です。
特に、脳が酸素不足になっていますから、深呼吸でしっかり酸素を取り込んでみて下さい。
この時、大きく伸びをしたりして体を動かすのも効果的です。
仕事中ですと、ちょっとやりにくいかもしれませんが、トイレに行った時など、隙を見てちょくちょくやってみましょう。
できれば窓の外の外気に触れて、外の空気を吸えるといいですね。
トイレで深呼吸というのもちょっと嫌ですし(笑)
外の空気に触れることで、交感神経を刺激して活発にする効果も期待できますよ。
酸素をたくさん取り込むのなら、スポーツや登山の時などに使う酸素スプレーも効果が期待できますね。
個人差はあるでしょうが、そういった物を利用してみても効果があるかもしれません。
また、交感神経を刺激して活発にするのには、食べ物も効果的です。
交感神経に効果のある食べ物には色々あるのですが、特にオススメなのがカレーです。
(個人的に一番好きな食べ物がカレーだからというのもありますが^^;)
カレーに含まれるスパイスには交感神経を活発にする効果があるので、副交感神経が優位になっていることで引き起こされている眠気の改善が期待できるんですよ。
雨のせいで今日は眠くてしんどいという日には、眠気対策にお昼ごはんをカレーにしてみてはいかがでしょうか?
他にも効果のある食べ物については、こちらのページで紹介していますので、合わせて参考にどうぞ。
低気圧が来ると眠いだけではなく頭痛まで起こるのはどうして?
低気圧が引き起こす体の不調は眠気だけではありません。中には頭痛まで起こってしまっている人もいらっしゃいますよね。
頭痛もまた、低気圧による酸素不足によって引き起こされています。
酸素濃度の低下による血管の拡張と、それによる血流の増加が頭痛の原因です。
詳しい理由と対策方法について別ページで紹介していますので、眠くなるだけではなく、頭痛も起こってしまうという方は参考にして下さい。
そちらのページで、気圧の変化が予測できるスマホアプリも紹介しています。低気圧による体調の悪化に悩んでいる場合に便利ですからオススメですよ。
まとめ
低気圧で眠いというのは、大気中の酸素濃度の低下によって体の中の酸素も少なくなってしまうことが原因です。
それによって副交感神経が活発になってしまい、眠気を誘発しているんですね。
仕事の合間に深呼吸をしたり、体を動かしたりして、体の酸素不足を解消してみてください。
また、交感神経を活発にする効果のあるカレーなどの食べ物を食べるというのも、眠気の解消に効果を期待できます。
お天気の変化と上手に付き合って、うまく雨の日を乗り切りましょう。