ニキビって、何としてでも治したいお肌の悩みですよね。
ニキビに効くと噂の薬にも色々ありますが、そのうちの一つにオロナインがあります。
でも、オロナインを使うとニキビが悪化するとか、ステロイドが入ってるからよくないとかの噂もあって、なんだか不安。
実は、オロナインが効くニキビと、効かなくてかえって悪化させてしまうニキビというのがあるんです!
ニキビの赤み跡を消すのにオロナインが効くのかどうかの情報も合わせて、参考にして下さい。
オロナインでニキビが悪化するって本当!?
オロナインはニキビに効くという噂がある一方で、オロナインでニキビは悪化するから使わないほうがいいという噂もあって、どっちを信じていいのが不安になってしまいますよね。
実は、一口にニキビといってもいくつか種類があって、種類の違いによってオロナインが効いたり、効かなくてかえって悪化させてしまったりすることがあるんですね。
だから、ある人のニキビはオロナインで治ったのに、他の人のニキビは悪化してしまうという事が起こるんです。
ニキビには、赤ニキビ、白ニキビ、黒ニキビの3種類がありますが、この中でオロナインが効くのは赤ニキビです。
白ニキビと黒ニキビにオロナインを使うと、かえって悪化させてしまいます。
赤ニキビの原因は、毛穴が詰まってしまい、俗にニキビ菌と呼ばれる『アクネ菌』が増殖して、毛穴の中で炎症が起こっていることです。
オロナインには殺菌作用がありますから、こうした症状の赤ニキビには効果があるわけです。
一方、白ニキビと黒ニキビは、汚れや皮脂が毛穴に詰まっているだけで、中で炎症は起こっていません。
その状態のニキビにオロナインを塗っても、炎症を鎮める効果は意味がないですし、毛穴を塞いでしまうだけなので、かえって悪化させてしまうのです。
白ニキビや黒ニキビは、ターンオーバーの乱れで毛穴の近くの角質が厚くなって、毛穴が塞がってしまうことが原因で起こります。
オロナインをニキビに使うのは、赤ニキビの場合のみにしましょう。
その時、オロナインを塗った上から絆創膏を貼るのはNGです。
絆創膏を貼ると、蒸れることでアクネ菌が繁殖してしまうので気をつけてくださいね。
オロナインにはステロイドが入ってる?
オロナインはニキビに使わないほうがいい、かえって悪化してしまうという噂の中には、オロナインにはステロイド(副腎皮質ホルモン)が入ってるから良くないというものがあります。
オロナインH軟膏の『H』はステロイドの事だなどと言われていますね。
果たしてこの噂は本当なのでしょうか?
実は、オロナインの主成分は『グルクロン酸クロルヘキシジン』という消毒薬で、ステロイド(副腎皮質ホルモン)は入っていません。
グルクロン酸クロルヘキシジンは別名『ヒビテン』とも言うので、オロナインH軟膏の『H』はヒビテンの頭文字から来ているようです。
オロナインにステロイドが入ってるという噂は、オイラックスH軟膏と混同されていることからも来ているのかもしれませんね。
大塚製薬のオロナイン公式サイトにも、
Q
オロナインH軟膏に副腎皮質ホルモン
(ステロイド)は含有されていますか?A
副腎皮質ホルモン(ステロイド)は含有しておりません。
と書かれています。
赤ニキビにオロナインを使う場合も、ステロイドを心配しなくていいようですね。
ニキビの赤み跡を消すのにオロナインは効くの?
赤ニキビになら効果を期待できるオロナインですが、ニキビの赤み跡を消すのにも効果があるのでしょうか。
赤みのニキビ跡って、ずっと残ってしまって嫌ですよね。
残念ながら、オロナインはニキビの赤み跡には効果がありません。
オロナインには殺菌効果と保湿の効果がありますが、これは皮膚の表面にしか効きません。
ニキビの赤み跡は皮膚内部の肌トラブルなので、肌表面にしか効果のないオロナインを塗っても消すことはできないのです。
ニキビの赤み跡を消すのなら、肌のターンオーバーを促進させることが重要です。
そのためには、ビタミンCをしっかり摂ることが効果的ですし、言うまでもなく、肌を清潔に保つことも大切です。
それと、肌の保湿もしっかりするようにしましょう。
まとめ
オロナインが効くニキビは、アクネ菌が繁殖することで起こる赤ニキビです。
白ニキビや黒ニキビにオロナインを使うと、かえって悪化させてしまうので気をつけてくださいね。
オロナインにはステロイドは使われていませんので、その点は心配しなくても大丈夫です。
赤ニキビには効果期待できるオロナインですが、赤み跡を消す効果はありません。
ニキビの赤み跡を消すには、ビタミンCをしっかり摂って肌のターンオーバーを促進させましょう。