ダイソーに印鑑は売ってる？100均のでも銀行で使える？悪用が心配なので使用には注意！

ダイソーで売っている全ての印鑑の苗字一覧も完全網羅しています！

色んな物が100円均一で売られていて、中には『これも100円！？』とびっくりするような商品もあったりするダイソーですが、印鑑は売ってるんでしょうか？

 

印鑑も100円で買えたら安くていいですけど、そういう印鑑を銀行印として使っても大丈夫なのか、悪用される危険はないのか…といった、過去に実際にあった不正払い戻し事件の情報も合わせて紹介します。

ダイソーなどで安価なハンコを購入したいとお思いの方は参考にして下さい。

まずは、ダイソーに印鑑はあるのかといいますと…

ダイソーに印鑑は売ってるの？ 自分の苗字のハンコはある？印鑑一覧も完全網羅しています！

ダイソーにも印鑑は売っているのかですが、売っていますよ。

いわゆるシャチハタのような朱肉を使わないタイプと、朱肉を付けるタイプの三文判の両方があります。

 

他のお店と同様に、あのくるくる回せる印鑑ケースに入って売られています。実際にダイソーに行って調査してきましたが、品ぞろえは思いのほか充実していました。

大抵の苗字でしたらダイソーのような100均・100円ショップにも判子があるでしょう。

 

ただし、ダイソーの品ぞろえは店舗によって異なります。大型店でしたら大抵のお店でハンコも取り扱っているでしょうけど、小型店、標準店（中型店）のダイソーだと扱っていないお店も多いです。

ハンコの棚は場所を取りますから、売り場面積の狭い店舗ではなかなか扱えないのでしょう。

心配でしたら、お店に行く前に、印鑑を扱っているか電話で問い合わせてみたほうがいいですね。

 

 

ちなみに、ハンコだけではなく、朱肉や印鑑ケースなどの関連商品もダイソーに売っていますよ。

 

しかし、ダイソーで印鑑を売ってることがわかっても、自分の名前のハンコがあるのかどうかが気になる人も多いかと思います。

100円ショップだと、文房具店やホームセンターなど他のお店と比べて品ぞろえが悪いのではないかという心配もありますよね。

 

そこで、実際にダイソーに行って全ての苗字の印鑑を調査してきました！

調べてみたら、ダイソーのハンコの品ぞろえは以外なほど充実していましたよ。

 

よく聞くメジャーな名前の印鑑はもちろん、こんな苗字があるの！？ と驚くような姓のハンコまでダイソーに売っていました。

例えば、「道の味」「見学」「砂糖」などですね。

砂糖さんは、全国に30人くらいしかいないそうですよ。

 

それほど珍しい名字の印鑑が売っているほどですから、よほどレアな姓でなければ、ダイソーにもあなたの名前の印鑑を売っている可能性が高いと思います。

 

こちらのリンク先の記事でダイソーの印鑑一覧を紹介していますので、自分の苗字のハンコがあるか調べたいのでしたら探してみてください。

⇒ 『ダイソー印鑑の種類と一覧を完全網羅！』

 

自分の苗字が珍しいという場合だけではなく、さいとうさんだったら「斎藤」「齊藤」「齋藤」、わたなべさんだったら「渡邊」や「渡邉」、おざわさんだったら「小澤」の漢字を使ったハンコはあるのかなどというのも気になるところでしょう。

その点についても、ダイソーは意外に品数豊富でしたよ。

ちなみに、特に珍しい苗字というと、こういうものがあるそうです。これらの判子はさすがにどこのダイソーにもないかもしれませんね。

 

しかし、全国的には珍しい苗字でも、その地域には多い姓の場合、その土地のダイソーでは印鑑を扱っていたりするようですよ。

 

例えば、ちょっと珍しい名字の多い沖縄のダイソーでは、こんな姓の判子を売っています。

沖縄出身の芸能人や沖縄県知事などの名前で知った名字もチラホラと見られますね。

喜友名さんは「きゆな」、我如古さんは「がねこ」、嘉手苅さんは「かでかる」、山入端さんは「やまのは」、屋比久さんは「やびく」と読むそうです。

 

 

ちなみに、印鑑ケースもダイソーに売っています。プラスチック製で、朱肉やブラシの付いたものもありました。

実際にダイソーの大型店舗に行って見てきましたよ。

 

100均の印鑑って銀行でも使えるの？

ダイソーなどの100均で買った印鑑は、銀行でも使えるのでしょうか？

結論から言いますと、使えます。

 

ですが、100均の判子を銀行で使うことはおすすめしません！

 

あのような既成品の印鑑ですと、同じ印影の物が全国に無数に存在し、容易に入手できてしまいます。

預金を第三者に不正に引き出されてしまうリスクを避けるためにも、銀行印にはきちんとした物を使ったほうがよいでしょう。

印影も複雑ではないので、プロの手にかかれば偽造も容易です。

 

印影さえ一致していれば、本人確認もせずに預金は払い戻されてしまいます。

過去には、ピッキング盗難で盗まれた通帳と、犯人が偽造した印鑑で200万円の預金が不正に払い戻されたという事件もありました。

 

被害にあった人は、窃盗犯に払い戻された200万円の払い戻しを銀行に請求しましたが銀行側は応じなかったため、裁判を起こしたそうです。

 

裁判では、銀行側は印鑑照合の注意義務を十分に果たしていたといえるかをめぐって意見が分かれました。

一審では注意義務を果たしていたとされ、被害者の請求は棄却されました。

 

しかし、二審では、印章の偽造技術が進歩している現在では、印影の重ね合わせなどだけでは十分に注意義務が果たされていたとは言えないとされ、銀行側の過失が認められて、被害にあった人の払い戻し請求が認められたそうです。

 

ダイソーの物に限らず、安価な値段の三文判は偽造しやすいですから、銀行印に使うのは危険です。

 

また、100均の商品ですから、やっぱり品質も値段相応です。

欠けやすかったり、変形しやすかったりするかもしれないという点からも、望ましくはないですね。

銀行印にするなら、手作りの印鑑や、手彫りの印鑑などがいいでしょう。

 

こちらのような印鑑は、花柄の透かし彫りが施されており、偽造は非常に難しくなっていますので銀行印にオススメですよ。

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ついでのお話ですが、通帳と印鑑は別々に保管しておくことも、不正な引き出しを防ぐために重要です。

また、ダミーとして、実際には銀行印にしていないダイソーのハンコを通帳と一緒に置いておくという手もありますね。

 

【銀行印については、こちらの記事も参考にどうぞ】

 

 

100均の印鑑は悪用される恐れがある！？

100円ショップの印鑑は、同じ名前でも一つ一つ印影が違うということはありません。

同じメーカーの製品であれば、どれも同じです。

 

これは100均に限らず、既成品の印鑑でしたらどれもそうです。

ですから、100均などの印鑑を実印に登録したりすると非常に危険です。

 

同じ印影の印鑑が容易に入手できますから、それで保証人の契約書に捺印をされたり、ローン契約などをされたりしたら、とんでもない事態になります。

 

実際には、そのような印鑑は実印として登録はできないとは思いますが、念のためお気をつけ下さい。

そうした重要な印鑑の場合、書体を篆書体（てんしょたい）のような複雑なものにすれば偽造も難しくなります。

 

100均の印鑑は、宅配や書留の受け取りなどに使う認印としての使用に留めるべきですね。

 

余談ですが、銀行印と実印は別のものにするべきです。

万が一、銀行で捺印した書類から実印が偽造されたら大変な事になるからです。

この場合も、先ほど述べましたことと同様に、保証人などの契約を勝手にされる危険があります。

 

【ダイソーには他にどんな種類の印鑑が売っているのか、こちらの記事も参考にどうぞ】

 

【この記事では、印鑑と判子を同じ意味で使用しましたけど、厳密にはこれら２つの言葉の意味は異なるんですよ】

 

まとめ

ダイソーなどの100均のお店にも印鑑は売られていますが、「齋藤」「渡邊」などの難しい字の名前のものは置いていない店舗がほとんどのようです。

（追記：「渡邊」の印鑑は、ダイソーにも存在することを確認しました。どこのダイソーでも扱っているわけではないのかもしれませんが、渡邊さんは、ダイソーでご自分の印鑑を探してみてはいかがでしょうか）

（追記：「齋藤」さんのハンコもダイソーに売っていることを確認しました！）

 

ダイソーには、シャチハタのような朱肉の不要なタイプの印鑑と、朱肉をつけるタイプの印鑑の両方が品数豊富に置かれていますから、よほど珍しい苗字でないかぎり、自分の姓のハンコを購入することができるでしょう。

 

ただし、ダイソーなどの100均の印鑑は、同じ名字ですと印影がどれも同じですから、銀行印や実印としての使用は危険ですのでお気をつけ下さい。

安価な三文判は印影が複雑ではないので偽造されやすいというリスクもあります。