雨の日だと赤ちゃんがよく寝るなあって思うことありませんか？
雨だから赤ちゃん連れでの外出はおっくうだし、おとなしく寝ててくれるのはありがたいですけど、どうしてなのでしょうか？
逆に、雨なのに赤ちゃんが寝ないこともあるのはどうして？
ここでは、そんな疑問の答えなどをまとめています。
雨の日に赤ちゃんがよく寝るのはどうして？
雨の日って、大人は気分が落ち込み気味になったり、低気圧のせいか体調を崩したりしますけど、なぜか赤ちゃんはスヤスヤよく寝るんですよね。
晴れの日だったら30分くらい、下手したら10分くらいで目を覚ましてしまったりするのに、雨の日だと2時間、3時間くらいぐっすりです。
特に、梅雨時だったりすると雨が多くてお出かけも大変ですから、静かに寝ててくれるのは助かります。
でも、大人にとっては雨って気分のいい日ではないのに、どうして赤ちゃんは気持ちよさそうによく寝るんでしょうね？
その理由については諸説あります。
考えられる理由その１ 気圧が下がるから
雨の日は、低気圧のせいで、当然気圧も下がっています。
気圧が下がると空気中の酸素濃度も下がるので、そのせいで脳にまわる酸素も少なくなるのです。
脳にまわる酸素が少なるなるから、赤ちゃんは眠くなってよく寝るのではないかという説です。
ちなみに、雨の日にだるくなったり頭痛がしたりする大人の症状も、低気圧が原因の場合があるんですよ。
考えられる理由その２ 雨の音がお母さんのお腹の中の音に似ているから
大人になってしまうともう分かりませんけど、赤ちゃんはまだ、胎内にいたころの音を覚えているのかもしれませんね。
もちろん、赤ちゃんに聞いたわけではありませんから、この説が正しいのかどうかは不明ですけど、説得力のある一説ですよね。
じゃあ、晴れている日でも、雨の降る音をプレーヤーで赤ちゃんに聴かせたらよく寝るのでしょうか？
興味のある人は、実験してみてはどうでしょうか。
考えられる理由その３ 雨の日は薄暗いから
暗くなると眠くなるっていうのは、大人でもそうですよね。
現代社会のライフスタイルにまだ順応していない赤ちゃんは、暗くなったら眠るものという本能の影響を強く受けているのかもしれません。
これも、晴れた日でも、カーテンを閉めるとかして部屋を暗くしたらどうなんでしょうね？
考えられる理由その４ 雨の日はやることがないと本能的にわかっているから
大昔の人類は、昼間に狩りをして暮らしていましたけど、雨の日は獲物も活動しませんから、狩りができませんでしたよね。
だから、やることがない雨の日は、赤ちゃんの場合、本能的に眠くなるのではないかという説です。
現代人でも、雨の休日はあまり出かける気分になれなくて、何をするのもおっくうになったりしますよね。
そんなときに、赤ちゃんだったら眠くなるのではないかという説も説得力があります。
だとすると赤ちゃんは、今日は雨の日だって、どうやって感じ取っているのでしょうか？
雨音？ 気圧の変化？ 明るさ？ それとも気温や湿度？
雨の日に赤ちゃんがよく寝る理由としては、以上に挙げた説があります。
どれも、あくまでも仮説であって、正確な理由はまだわかっていないようです。
雨の日は猫もよく寝るけどどうして？
猫は元々よく寝る生き物ですけど、雨の日だといつにも増して眠っています。
猫が雨の日によく寝る理由を見てみれば、赤ちゃんがよく寝るワケもわかるかもしれません。
実は、雨の日に猫がよく寝るワケとして考えられている理由も、人間の赤ちゃんの場合とほとんど同じなんです。
・気圧が下がるせいで酸欠になるから
・雨の日は暗いから
・雨の日は狩りができないから
こちらも、あくまでも仮説ですけど、人間も元々は動物だったんだなと感じさせられます。
特に猫の場合、「猫が顔を洗うと雨になる」と言われるくらい、雨に敏感ですよね。
ちなみに、雨が降りそうになると猫が顔を洗うのは、低気圧が近づくと湿度が高くなり、それによってヒゲがムズムズしたり重くなったりするからだと言われています。
私としては、雨の日に赤ちゃんがよく寝る理由としては、低気圧説が当たりなのかなと思います。
（あくまで、専門家ではない一個人の考えですけど）
実際、低気圧で雨の日には、大人でも体調に影響を受ける人が少なくないですから。
雨の日なのに赤ちゃんが寝ない場合もあるのはなぜ？
一方、雨の日でも赤ちゃんが寝ないっていうこともあるんですよね。
低気圧だか暗いだかのせいで眠くなるんじゃないの？ と思ったのに、これはどうしてなのでしょうか？
赤ちゃんが寝ない理由も見てみましょう。
・お腹が減ったり、のどが渇いたりしているから
・暑いから
・汗をかいて気持ち悪いから
・体がかゆいから
・おむつが湿っていて気持ち悪いから
・のどの痛みや鼻水などの具合の悪い所があるから
・音や光がうっとうしいから
・昼間に興奮するようなことがあったから
・起きるのが遅かったり、昼間に寝過ぎたりして眠くないから
・生活リズムが崩れているから
・大人の都合で無理に寝かせようとしているから
・眠いということを訴えているから
雨の日でも、こういった理由があったら、赤ちゃんもぐっすりよく寝るなんてできなさそうですよね。
眠いということを訴えて泣くというのは、ちょっと意味不明ですけど（笑）
雨の日なのに赤ちゃんが寝てくれない理由としては、これら以外にも、ストレスもあります。
梅雨時など、雨が何日も続いてお出かけできない日が重なると、赤ちゃんでもストレスがたまってしまいます。
特に、月齢3ヶ月～4ヶ月くらいの赤ちゃんですと、お出かけして気分転換することでよく寝るようになることが多いようですよ。
赤ちゃんが寝てくれずにぐずったりするなら、雨の日でも行きやすい、ショッピングモールとか児童館などに行ってみてはどうでしょうか。
まとめ
雨の日に赤ちゃんがよく寝る理由としては、いくつかの説があり、はっきりしたことはまだわかっていません。
・低気圧のせいで脳にまわる血液が少なくなり、酸素濃度も少なくなるから
・雨の音がお母さんのお腹の中の音に似ているから
・雨の日は薄暗いから
・雨の日はやることがないと本能的にわかっているから
天気は雨なのに赤ちゃんが寝てくれない場合は、外出できない日が続いていることによるストレスが原因かもしれません。
心あたりがあるのでしたら、気分転換に親子でお出かけしてみてはどうでしょうか。
